ヌメルゴン育成論

ヌメルゴンの育成論。ポケモンXY対応版。

ヌメルゴンの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

ヌメルゴンの基本データ

全国 No.706 ヌメルゴン
ヌメルゴン 分類 : ドラゴンポケモン
タイプ : ドラゴン
高さ : 2.0 m
重さ : 150.5 kg
種族値 タイプ相性
HP 90
攻撃 100
防御 70
特攻 110
特防 150
素早さ 80
×4
×2 氷 竜 妖
×1/2 炎 水 草 電
×1/4
無効
特性
そうしょく くさタイプのわざを受けると無効化し、攻撃のランクが1段階上がる。
うるおいボディ 天気が雨のとき、ターン終了時に状態異常が治る。
隠れ特性 (夢特性)
ぬめぬめ 直接技を受けたとき、相手の素早さのランクを1段階下げる。

ヌメルゴンのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ヌメルゴンを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

ヌメルゴンの特徴

【良いところ】

  • ヌメルゴンはポケモンXYの600族です。種族値合計が高く、全体的に高めのステータスを持ちます。
  • ヌメルゴンはドラゴン技以外にも「だいもんじ」「きあいだま」「10まんボルト」など色々な技を覚えることができ、相手のポケモンの弱点をつきやすいです。
  • ヌメルゴンは水、炎、電気といったメジャーなタイプの技に耐性を持ちます。特にウォッシュロトムなどメジャーな水ポケモンに対して交換で出せるのは良い点です。水ポケモンはドラゴン対策の「れいとうビーム」を持っていることが多いですが、ヌメルゴンは特殊耐久が高いのでタイプ不一致の「れいとうビーム」も耐えることができます。

【悪いところ】

  • ヌメルゴンは単ドラゴンタイプのため、複合ドラゴンタイプのラティアスやカイリュー等と比べるとタイプ耐性が少ないです。またポケモンXYではフェアリータイプが新登場したことでドラゴン技が無効化されるようになったのも逆風です。
  • ヌメルゴンは特性「そうしょく」「うるおいボディ」「ぬめぬめ」を持ちます。どれもそれなりに役立ちますが、惜しい点もあります。
    「そうしょく」では草ポケモンの技を無効化できますが、ヌメルゴンはドラゴンタイプなので元から草技を半減でき、あまり意味がありません。「そうしょく」では「キノコのほうし」「ねむりごな」といった粉系の技も防げますが、XY世代では粉系技は「そうしょく」持ちだけでなく、草ポケモン全般が無効化できます。また「そうしょく」の効果で上がるのは攻撃ランクですが、ヌメルゴンは基本的に特殊技を使うので攻撃アップの効果を役立てにくいです。
    「うるおいボディ」は雨下で「ねむる」と組み合わせることで、毎ターンヌメルゴンのHPを全回復することが可能です。しかし天気は雨も含めポケモンXYで弱体化されました。BW2以前では、特性で天気を変えるポケモンが場に出ると天候を上書きされない限りずっとその天候が続きました。一方ポケモンXYでは天候が永続することはなく、5ターンのみで天気が終わります。雨のターンを伸ばす「しめったいわ」を使っても雨状態が続くのは最大8ターンなので、ヌメルゴンの「うるおいボディ」でのんびり回復しながら戦うよりは高火力のポケモンの「ハイドロポンプ」などで押した方が効果的です。雨天候が永続する前提なら強い型だっただけに残念です。
    夢特性「ぬめぬめ」は直接技を受けたとき相手の素早さを下げられる面白い効果の特性ですが、直接技はほとんど物理技です。ヌメルゴンは特殊耐久の方が高く、物理技を何度も受けられる物理耐久を持たないことが残念です。ヌメルゴンは格闘タイプなどのメジャーな物理技にも耐性を持ちません。「ぬめぬめ」で一部の相手の物理技を牽制する効果はありますが、「ぬめぬめ」発動を狙って物理技読みで何度も繰り出すことは厳しいといえます。特性「ぬめぬめ」を選ぶなら、特性の発動前提で使うのではなく、臨機応変に戦うことになります。例えば相手の素早い物理アタッカーが全抜きしようとしたとき、ヌメルゴンを犠牲にして「ぬめぬめ」を発動させれば全抜きを止められることがあります。
  • ヌメルゴンは特殊耐久が高い600族ドラゴンポケモンです。このことから準伝説ポケモンのラティアスと似ています。
    ラティアスは素早さ種族値110とヌメルゴンより素早く、多くのポケモンを抜けるためタイマンにも強いポケモンです。ラティアスは特性もヌメルゴンより優秀で、「ふゆう」により地面技読みでの無償光臨ができ、「まきびし」「どくびし」も効きません。またラティアスはエスパータイプを持つためタイプ耐性がヌメルゴンより多く、格闘技読みでの繰り出しもできます。
    ヌメルゴンはラティアスよりも繰り出しにくく、素早さが低いためタイマンにも弱いことが問題です。ヌメルゴンのラティアスとの差別化点は、炎技を覚えることと、「おいうち」を持つエスパー狩りポケモンに捕まらないことくらいです。特殊耐久が高いバンギラスはヌメルゴンのことも「おいうち」で狙ってきますが、ヌメルゴンが弱点を突かれるわけではありません。

ヌメルゴンの型

【基本型】

特性 :
そうしょくorぬめぬめ
性格 :
おだやか or ひかえめ
努力値:
HP調整 防御調整 特攻調整 素早さ調整
持ち物:
たべのこしorとつげきチョッキ
確定技:
りゅうせいぐんorりゅうのはどう
選択肢:
だいもんじorかえんほうしゃ/かみなりor10まんボルトorパワーウィップ/
きあいだま/ヘドロばくだん/じしん

◆型について

  • 炎、水、草、電気タイプといった有利なタイプのポケモンに繰り出すほか、ヌメルゴンの高い特殊耐久から高火力でない特殊アタッカーにも対応できます。

◆特性について

  • 特性を「そうしょく」にすると草技を無効化できるので、「キノコのほうし」「ねむりごな」「しびれごな」「やどりぎのタネ」といった粉系の技読みでヌメルゴンを繰り出せることが強みです。
  • 隠れ特性「ぬめぬめ」は相手の素早い物理エースの素早さを下げることに成功すれば役立つことがあります。「ぬめぬめ」がうまく発動するかは相手の行動にもよります。

◆性格・努力値について

  • HPに振って耐久を確保するか、特殊耐久を「とつげきチョッキ」で補強してひかえめ特攻特化をベースにすることが考えられます。
  • 素早さにあまり振らないとしても、多少振って調整しておくと素早さ同族の無振りフシギバナ、メガフシギバナを抜くことができます。ようき最速キノガッサは性格補正をかけないと抜けないので諦めますが、いじっぱりのキノガッサなら素早さ180振りで抜けます。

◆持ち物について

  • ヌメルゴンが倒れにくくなる「たべのこし」がオススメです。
  • 補助技を使わないため「とつげきチョッキ」で特防をさらに高める手もあります。「とつげきチョッキ」があればタイプ耐性のない特殊技にも繰り出しやすくなります。

◆技について

「りゅうせいぐんorりゅうのはどう」「だいもんじorかえんほうしゃ」「選択肢」「選択肢」という技構成です。

  • 「りゅうせいぐん」「りゅうのはどう」はメインウェポンのドラゴン特殊技で、鋼とフェアリーポケモン以外に大ダメージを与えます。ポケモンXYではどちらも威力が下がり、「りゅうせいぐん」は威力130、「りゅうのはどう」は威力85になりました。「りゅうせいぐん」は撃つと特攻ががくっと下がって火力が減衰していきますが、連続2発までなら「りゅうせいぐん」の方が高威力なのでこちらがオススメです。
  • 「だいもんじ」「かえんほうしゃ」はドラゴン技に耐性を持つ鋼ポケモンへの牽制技です。ヌメルゴンが強い草ポケモンに対しても効果抜群で、ドラゴン技が効かないフェアリーポケモンには等倍ダメージを与えられます。
  • 「かみなり」「10まんボルト」「パワーウィップ」は水ポケモンへの遂行技になります。電気技はリザードンやトゲキッスにも効果抜群です。「パワーウィップ」は物理技で草タイプですが、バンギラスに効果抜群でダメージが入ります。バンギラスは砂嵐の特防アップ効果で特殊耐久が高いので、物理技の方がダメージが入ります。
  • 「きあいだま」はバンギラスの4倍弱点を突けるほか、ヒードランやエンペルトといった炎技が等倍の鋼ポケモンの弱点をつけます。攻撃範囲が狭く命中率も悪いので優先度は低いです。
  • 「ヘドロばくだん」はドラゴン技を無効化してくるフェアリーポケモンの弱点を突ける毒技です。攻撃範囲が狭く、フェアリーポケモンには他の技で等倍ダメージが与えられることもあり優先度は低め。
  • 「じしん」は物理技ですが、ヒードランの4倍弱点を突ける技です。

【うるおいボディ型】

特性 :
うるおいボディ
性格 :
ずぶとい or ひかえめ
努力値:
HP調整 防御調整 特攻調整 素早さ調整
持ち物:
いのちのたま、りゅうのプレート、たつじんのおび等
確定技:
ねむる/りゅうせいぐんorりゅうのはどう
選択肢:
かみなりor10まんボルトorパワーウイップ/あまごい/
だいもんじorかえんほうしゃ/きあいだま/ヘドロばくだん/じしん

◆型について

  • 天気を雨にしてヌメルゴンの特性「うるおいボディ」を発動させます。「ねむる」で回復したターン終了時に眠りから覚めることができ、毎ターンHPの全回復ができます。
  • ポケモンXYではニョロトノの夢特性「あめふらし」で天気が永続しなくなりました。特性「あめふらし」と技「あまごい」、共に雨は5ターンしか続きません。「しめったいわ」を持たせても8ターンしか続かないので、貴重な雨ターンに「ねむる」で回復しながらのんびりバトルを進めていいのかは疑問が残ります。
  • 天気を雨にする役を誰に任せるかも問題です。ニョロトノに雨にしてもらえば技枠を消費しませんが、ヌメルゴン自身や他のポケモンで「あまごい」を使う場合技枠を1つ消費します。また雨が降っているからといって「ねむる」を使うと、特性「すなおこし」のバンギラスなどに天気を上書きされてヌメルゴンが眠りから覚めなくなる危険もあります。
  • ヌメルゴンは「だいもんじ」「かえんほうしゃ」といった炎技を覚えます。ドラゴン技+炎技はほとんどのポケモンに等倍以上のダメージを入れられるオススメの組み合わせですが、雨状態だと折角の炎技が火力半減のため役立たなくなることがデメリットです。

◆特性について

  • 「うるおいボディ」です。

◆性格・努力値について

  • うるおいボディ型にするなら、「ねむる」を使って居座りを狙いたいところ。ヌメルゴンは特殊耐久が素で高いため、相手は物理アタッカーに交換してきます。その対策として防御特化をベースにした努力値配分にすれば、ヌメルゴンを突破できる相手を減らすことができます。
  • うるおいボディ型でも、素早さに多少振って調整することで素早さ同族の無振りフシギバナ、メガフシギバナを抜くことができます。

◆持ち物について

  • 「いのちのたま」を持たせると、反動ダメージを「ねむる」で回復できます。
  • 「いのちのたま」を他のポケモンが持っている場合、「りゅうのプレート」「たつじんのおび」などで妥協する手も。

◆技について

「ねむる」「りゅうせいぐんorりゅうのはどう」「選択肢」「選択肢」という技構成です。

  • 「ねむる」はHPを全回復できる回復技。「うるおいボディ」発動中ならターン終了時にヌメルゴンが勝手に起きてくれます。
  • 「りゅうせいぐん」「りゅうのはどう」はメインウェポンのドラゴン技です。基本的に「りゅうせいぐん」がオススメですが、「ねむる」で数ターン居座れる状況では特攻が下がらない「りゅうのはどう」の方が安定です。
  • 「かみなり」「10まんボルト」「パワーウィップ」は水ポケモンへの遂行技です。雨状態では相手の水技も強化されるので注意。雨前提なので「かみなり」がオススメですが、ポケモンXYでは「かみなり」「10まんボルト」いずれも威力が下がり、威力差が減ったので安定の「10まんボルト」を選択する手もあります。「パワーウィップ」はバンギラスに効果的ですが、電気技の方が攻撃範囲が広いです。
  • 「あまごい」はヌメルゴン自身で雨を降らせるための技。
  • 「だいもんじ」「かえんほうしゃ」は天気が雨のとき火力が半減し、弱点をついても「かみなり」「10まんボルト」と同威力なので微妙です。炎技に4倍弱点を持つナットレイ、ハッサムには効果的。
  • 「きあいだま」「ヘドロばくだん」「じしん」の選択基準は上記「基本型」と同じです。

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