ヌオー育成論

ヌオーの育成論。

ヌオーの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

ヌオーの基本データ

全国 No.195 ヌオー
ヌオー 分類 : みずうおポケモン
タイプ : みず / じめん
高さ : 1.4 m
重さ : 75.0 kg
種族値 タイプ相性
HP 95
攻撃 85
防御 85
特攻 65
特防 65
素早さ 35
×4
×2
×1/2 炎 毒 岩 鋼
×1/4
無効
特性
しめりけ バトルに出ている間、全てのポケモンが「だいばくはつ」「じばく」を使えなくなり、特性「ゆうばく」を無効化する。
ちょすい みずタイプのわざを受けると無効化し、自分の最大HPの1/4だけ回復する。
隠れ特性 (夢特性)
てんねん 相手のランク補正の効果を無視する。

ヌオーのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ヌオーを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

ヌオーの特徴

【良いところ】

  • 特性「ちょすい」により水技読みでの無償降臨ができます。
    スイクン・シャワーズ・ミロカロスなど火力が半端な水タイプだけでなく、特殊エースであるスターミーもギリギリ抑えることができます。また水技無効・岩技半減であることから、「たきのぼり」+「ストーンエッジ」という技構成になりがちなギャラドスやカブトプスを止めやすいです。同タイプのラグラージでは対策しにくい「りゅうのまい」ギャラドスも、「アンコール」で技を縛って止めることができます。

【悪いところ】

  • 電気技が無効なので、サンダース・ライコウ・サンダーなどの「10まんボルト」読みでの無償降臨ができます。電気タイプはサブ技に恵まれないため「めざめるパワー」を持ちますが、攻撃範囲を考えるとタイプはほぼ氷or草のいずれかとなります。どちらも電気技が効かない地面タイプの対策ですが、ガブリアスを意識した氷とラグラージ・ドサイドンを意識した草の選択です。相手の「めざめるパワー」が氷ならコチラの弱点を突けないため問題ないですが、草の場合は4倍弱点を突かれます。そのため電気相手に対しては安定感がなく、ヌオー1匹に任せきることは不安です。
  • 同タイプにはラグラージがいますが、全ての種族値においてラグラージ>ヌオーです。差別化点は特性「ちょすい」により水相手に交代出しできることです。
    しかしメジャーな耐久水タイプは、地面相手を仮想敵にしていることもあって防御特化が多いです。ヌオーの「じしん」程度では回復されてしまって相手を流せないのでバトルが硬直状態になります。
    水流しの役割はラグラージとの差別化のために諦めるわけにはいかないので、「アンコール」「あくび」「のろい」などの補助技を使って相手を流す必要があります。
  • 岩技に耐性があります。バンギラスやプテラの「ストーンエッジ」読みでの交代出しができます。
    しかし素早さが遅いためドサイドンへの交代出しが安定しません。素早さ種族値はラグラージ>ドサイドン>ヌオーとなっています。ラグラージは読み外して相手に「じしん」を撃たれても1発耐えて「ハイドロポンプ」を撃つことができますが、ヌオーは「じしん」を撃たれた時点で終わります。
  • 鋼技に耐性があります。メタグロスの「コメットパンチ」読みでの交代出しができます。しかし攻撃特化メタグロス@こだわりハチマキ の「しねんのずつき」は、コチラが防御特化でも中乱数2となり受けられません。
    バンギラス@こだわりハチマキ の「かみくだく」に関しても同様です。
    「こだわりハチマキ」持ちのメタグロスの「しねんのずつき」・バンギラスの「かみくだく」に対して安定しない点はラグラージとの共通点です。これらの技は一貫性が高く相手の初手行動として選択されやすいため、彼らにヌオーを出していくにはキケンが伴います。
  • 色々な相手にタイプ耐性を生かして交代出しできますが、上記のようにそれぞれの相手に対して安定感がありません。電気相手の「めざめるパワー草」やメタグロスの「しねんのずつき」のような相手の技だけに原因があるわけではなく、根本的に種族値が足りていないことにも原因があります。
    広く浅い役割を持ち、それぞれの相手に対して安定しないという点ではラグラージと同じです。
  • メインウェポンは「じしん」となりますが、地面技読みではラティオス・ボーマンダやヘラクロスなど最も強力なエースが出されます。呼び寄せるポケモンが強いので、序盤から「じしん」を撃つのはキケンです。相手のエースに降臨されてしまうと味方の後続の負担が大きいです。
    ラティオスやボーマンダは「あくび」「れいとうパンチ」で牽制できますが、ヘラクロスに対しては特別有効な牽制手段がありません。
    これらのエースを呼び寄せる点ではラグラージと同じですが、あちらの方が攻撃面の種族値が高いため相手に負担をかけやすいです。
  • ラグラージとの差別化点では相手の水対策ができることが挙げられます。しかし水対策ができるポケモンは他にもたくさんいます。スターミーなど水相手に対抗できる水タイプ、サンダース、ユキノオー・ルンパッパなど草タイプ、ハピナス・カビゴンなど広範囲特殊受けなどが水対策を担当できます。火力のないヌオーを使わなくとも、ラグラージ+水対策1匹という組み合わせで使えば守備範囲を変えずに火力を上げることができます。
    どうしてもヌオーがいないと穴が埋まらないというケースでは、パーティのポケモンを数匹変えてあげるとヌオーの必要性がなくなることが多いです・・・

ヌオーの型

【いろいろ流し型】

特性 :
ちょすい
性格 :
わんぱく
努力値:
HP252、防御調整、残り攻撃
持ち物:
オボンのみorたべのこし
確定技:
じしん
選択肢:
れいとうパンチ、ストーンエッジ
補助技:
アンコールorあくびorのろい、じこさいせい

タイプ耐性をいかして様々な相手に交代出しし、相手を流します。

特性について。
同タイプのラグラージやトリトドンとの違いを出すために、水受けができる「ちょすい」で確定です。

性格・努力値について。
物理・特殊相手いずれにも交代出ししていくためHPに振ります。
防御は攻撃特化メタグロスの「こだわりハチマキ」+「じしん」を2発耐える程度に調整しておきます。これによりギャラドスの「りゅうのまい」+「じしん」などの攻撃も2発耐えることができます。

持ち物について。
「オボンのみ」など延命アイテムがオススメです。「じこさいせい」を使うなら相性がよい「たべのこし」でもOK。乱数で落ちるのを防いでくれることがあります。

技について。
「じしん」「選択肢」「選択肢」「選択肢」という技構成とします。
「じしん」はタイプ一致の安定技です。メタグロスやバンギラスの弱点を突くことができます。ラティオスなどに無償降臨されるため序盤から撃つのはキケンです。
残りの技は選択肢となります。
「アンコール」「あくび」「のろい」は相手の水タイプを流すために少なくともひとつは必須です。
「アンコール」ではヌオーに対して居座ってくる相手水タイプの補助技を縛って流すことを狙います。スイクンの「めいそう」やギャラドスの「りゅうのまい」を後攻で縛ります。「アンコール」は素早さが遅いヌオーと本来相性が悪い技です。素早さがヌオー>スイクンならば「めいそう」読みで交代出ししてストレートに「アンコール」できるのですが、そうもいきません。
「あくび」は強制交換力が強い技なので、火力のないヌオーでも相手を流すことができ相性がよいです。相手の交代読みで撃ち、広範囲の牽制をすることもできます。
「のろい」はスイクンなど堅い水タイプを突破するために使う技。「りゅうのまい」を積むギャラドスに対抗することもできます。コレがないとスイクンに素眠りでも回復されてしまうため流せませんし、素眠りに追い込むのすら一苦労です。映画前売り券の配布の色違いスイクンは「ぜったいれいど」を覚えているので悠々と「のろい」を積めません。また積んだターンに特殊エースに交代されるリスクがあり、ラティオスなどに交代されてしまうと積み損となるため注意です。
「れいとうパンチ」はラティオス・ボーマンダや草タイプを牽制でき、サンダーの弱点を突くこともできます。「いかく」を持つボーマンダには「れいとうビーム」の方がダメージが大きいですが、ヌオーは特攻が低いため他の相手に当たったときにダメージが低すぎるというリスクがあります。
「ストーンエッジ」はギャラドスを狙う技です。コレがなくても「アンコール」「じこさいせい」があればギャラドスに突破されにくいですが、相手が「ちょうはつ」を持っていたときに岩技が役立ちます。
「じこさいせい」は便利な再生回復技です。やみくもに回復するのではなく、切り捨てるべきときは回復せずに切り捨てます。スターミーに出すことを考えるなら必要です。コレがないと「れいとうビーム」で3発なので流せません。

役割関係


スポンサーリンク

メインコンテンツ

共通コンテンツ

スポンサーリンク

PR

  • ポケモンスカーレット・バイオレット(SV)攻略 | ポケモン王国攻略館
  • ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー攻略館