【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】
日時: 2016/08/30 00:12:21
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

 こんにちは!
 初めまして。teneと申します。

 今回は拙著「トシキとチャリと地下通路」を投稿させて頂きます。



 この作品は、フォルダを漁ってたら出てきた
「ロケット団が地下通路を占拠する」
 という(大分前の)プロットを書き上げたものです。

 投稿は初めてということもあり、大分どきどきしています。
 お楽しみ頂ければ幸いです!
メンテ
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Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.1 )
日時: 2016/08/30 00:13:06
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

   ★トシキとチャリと地下通路★
                     tene



 〜 タマムシシティ 〜

 新しい服。新しい靴。
 新しいリュックには、"トシキ"の刺繍が入っている。
 そして、新品の自転車は、タマムシの知り合いに借りたものだ。

「う〜ん、新しい旅立ちに、絶好の朝ですねぇ……
 いざ出発です。目指すは、ポケモンタワー!」

 そう言うと僕は、自転車に乗り駆けてゆく。
 そう。
 颯爽と言う言葉が似合うほどに凛々しく、僕は坂道を下ってゆく!





     ・ ・ ・ ・
 ……初めての自転車に乗って。






 け、結構スピード出ますね。



 大丈夫かなぁ……
 僕、運動神経ありませんからね……

 ま、まあ、今のところきちんと乗れているみたいだし。
 100万円の自転車だって言ってたし。
 問題ないでしょう。

 多分……。





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Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.2 )
日時: 2016/08/30 00:14:09
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

 〜 シオンタウン西 地下通路 〜

「くそぉぉぉ!」

 少年が吼えている。
 彼の手元にはボロボロになったモンスターボールが握られている。
 その中には、立った今戻されたばかりの、瀕死のコラッタ。

 少年とコラッタは、もう3年もの間パートナーだったのだが……



「弱っちいポケモンだったが、こいつも貰っていくとするか」

 その友情も、彼のほかのパートナーだった他のポケモンたちと同じように、
 黒ずくめの集団によって引き裂かれようとしていた……!


 バトルに負けた少年は、他のポケモンは全て奪われてしまっていたのだ。



「や、やめてくれ、そいつだけは……!」

 少年は守るように、モンスターボールを抱え込んだ。
 コラッタはありふれたポケモンだが、彼にとっては
 一番最初にゲットした、かけがえの無い仲間だ。









 しかし。






 黒ずくめの3人はゆっくりと少年を取り囲んだ。
 そう、ほかのポケモンたちと同じく、最後の一匹を奪い取るために。
「へっ、俺達を甘くみるとこうなるんだぜ、ボウズ」



 彼らの胸には、大きな”R”のマークが刻まれている。






 彼らはロケット団。ポケモンを盗み、盗んだポケモンに悪事を働かせる、悪名高い連中だ。
 相手が子供だろうが容赦はしない。

「思い知ったろう。この地下通路は、今日から我々のものなんだよ!」

 ロケット団の1人が高笑う。



 地下通路の入り口には、大人たちが何も言えずに一連のやり取りを見ていた。
 ロケット団には、大人であろうと、たやすく歯向かえるものではない。
 彼らはこの少年が、無謀にも立ち向かっていく姿を、ただただ遠巻きに見ていることしかできなかった。





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Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.3 )
日時: 2016/08/30 00:14:47
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

 この町はシオンタウンという。

 西側をゲート、南側を桟橋で繋がれてはいるものの、
 町の北側には険しい岩山があり、西ゲートも限られた人間しか通行できない。
 また桟橋の向こうには暫く町らしい町は無く、修行者や暴走族であふれかえって無法地帯と化している。

 そんなこの町に作られた地下通路は、彼らにとって重要なライフラインだった。
 ロケット団はそこに目をつけ、占領し通行料を搾取しはじめたのだった。



 少年は、そんなロケット団の横暴を許すことができず、
 大人たちに止められても、ただ一人、勇敢に立ち向かったのだった。

 そして……









「ボウヤ、お母さんに教わらなかったのかい? 無帽と勇敢は違うってね!」


 ゲシッ!!!
「うっ!!」

 鈍い音を立てて、蹴りが少年の腹に入る。
 あまりの痛みに、今まで必死にモンスターボールを守ってきた両手が緩んだ。



 コロン


 呆気なく、彼の最後の友人は、ボールごと手元から転げ落ちた。
メンテ
Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.4 )
日時: 2016/08/30 00:15:49
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

「コラッタねぇ。お金にはならないけど……ま、
 新しい薬の実験には使えるでしょ。アーハハハッ!!!」

 無慈悲な笑い声が地下通路に響く。











 この後、コラッタの身に起こるであろう悲劇。
 そんな考えたくもないシーンが、少年の頭をよぎった。

「や……めろ……」



 だめだ。
 どんなに力を入れても、もう立ち上がることができない。

 あんな……
 あんな奴らに、僕のコラッタたちが……







 ……だれか
 ……だれでもいい

 ……あいつらを……ロケット団を……







 あいつらをやっつけてくれ………………!!!!!!















 ……………………ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド………………………………



 地下通路の奥の扉の、そのまた向うから音がする。

「?」


 怪しく思ったロケット団の三人が、扉に駆け寄った次の瞬間
 扉を突き破って彼はやってきた!





















 ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!

















「だっ、誰か〜〜〜〜〜!!!! 止めてくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!」
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Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.5 )
日時: 2016/08/30 00:16:35
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

 オレの目の前に現れたのは、壊れた扉と一緒になって
 自転車で突撃してくる青年だった!

 そして彼はそのまま



 ズシャァァァァァァ!!!!!!



 扉に近づいていたロケット団をなぎ倒し!
 変形した前輪は天井へとはじけ飛び!!


 フレームだけになった自転車とともに、オレの目の前でようやく止まったのだった。







「ふう、助かりました。自転車がこんなに危ない乗り物だったなんて」



 ……いや、ふつうは誰が乗ってもそうはならない。
 明らかに致命的なまでに運動神経無いんだな、コイツ……









 でも、そのおかげで。
 今ロケット団は、自転車だったものと絡まり、転がっている。

 その人は続ける。



「君、大丈夫ですか? このモンスターボールは、君のですか?」

 彼が指を指したのは、奪われたはずのコラッタのモンスターボール!!
 はは……帰ってきた…… オレの大事な……親……友……

 よ、よかった。
 もう二度と、会えないかと思った、オレのコラッタ。

 そんな安心感が、オレの中で、一気にはじけ飛んだ。




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Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.6 )
日時: 2016/08/30 00:18:30
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6




「だ、大丈夫ですか!!??」
 目の前の少年がバタリと倒れこんだ。

 よほどひどい目にあっていたのだろうか、衣服もボロボロになっている。
 けれども、彼は安心したような声で一言、つぶやいた。

「はは、ざまあみろ……」
 それだけ言うと緩んだのか、少年は一気に気絶してしまった。






「よわりましたね……」
 状況はあまり呑み込めないが、目の前で人が気絶してしまった!



 あ、あれ?
 これってもしかして僕のせい!?
 少年を気絶させてしまった!!??
 傷害罪!!!???



 僕があたふたしていると、自転車に絡まっていたうちの一人が
 のそのその起き上がってきたのだった。





メンテ
Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.7 )
日時: 2016/08/30 00:18:48
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

「て、テメェ!
 俺たちをフッ飛ばすとはいい度胸じゃねぇか。
 俺たちが誰だかわかってるのか!!??」
 黒ずくめは、胸のRマークを強調してせまってくる。

「     」







 ……分からない。
 誰でしたっけ???



 まあ、しかし。

 その形相。その黒ずくめの服。言葉遣い。
 誰かは知らないが察しはつく。



「事情はよくわかりませんが、悪いのはあなたたちでしょう!!! きっと!!」



 自信はないが、多分間違いないでしょう。
 間違いは恥ずかしいから、否定しないで頂きたい!



「俺様たちはなぁ! 泣く子も黙るロケット団だ!」
「ロケット団!?」



 ・・・・・・・・










 し、知らない。
 最近新聞読んでないからなぁ……

 でも、ここは知っているフリで誤魔化そう!!

「いい大人が寄ってたかって、こんな子供を虐めてなにが楽しいんですか!」
「そいつは、俺たちが地下通路を占拠したのが、気に食わないんだとよ!
 あまりに言うことを聞かないから、体で覚えてもらったのさ」



 ……なんという分かりやすい悪党でしょう。
 そして、手の骨をボキボキと鳴らしながら悪党は続ける。

「オメェも、俺たちに突っ込んでくるとはいい度胸だな……
 覚悟は……できてるんだろうなぁ?」

 悪党がうなりを上げるとともにモンスターボールを開く!






メンテ
Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.8 )
日時: 2016/08/30 00:20:08
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

 現れたのは!
 鋭い目つきと、鋭い爪。
 強靭な腕と尻尾を持ち!
 その尻尾の先には、轟々と炎が猛っている!!

 そのポケモンは……リザード!!

「さあ、さっさとポケモンを出せ! テメェも、メッタンメタンにしてやるぜ!!」
「そういわれても、僕はトレーナーではありません!」



 そう、僕はポケモントレーナーではなかった。
 ……そういう言い方をするとウソになるけれど、
 今、一匹もポケモンを持っていないのは事実だった。




「ほー、そうかい……なら」

 悪党が、悪い笑みをこぼれさせる。







「テメェも、そこのガキも、一緒に火葬してやるよ! 燃えちまいな!!
 リザード、ひのこ!!」

 悪党が指示を出すと、
 リザードもためらいなく、人間に攻撃してくる!!





「くっ!」
 僕は降りかかる火の粉を何とか避け、少年の体をかばう。
「こうなったら、仕方ありませんね。あなたのポケモン、お借りしますよ!」



 僕は少年のモンスターボールを床に投げつける。
 出てきたのはコラッタだ!
 ただ……

「コラァ……」

 コラッタは、今にも倒れそうなほど衰弱していた。
 きっと、さっきロケット団にやられたに違いない。



 でも、いま僕は、このコラッタに頼るしかないんだ。



「コラッタ! 君のご主人を守るために、少しだけ君の力を貸してくれ!!!」
メンテ
Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.9 )
日時: 2016/08/30 00:21:49
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

 必死に叫ぶ僕。
 コラッタにもその気持ちが分かったのだろう。
 辛そうだが、必死に立ち上がり、リザードを見据える!!










ロケット団員  リザード  LV26
トシキ     コラッタ  LV18




「ヒャッハー! その死にぞこないでこの俺様と戦おうってのか!? おもしれえ!!
 てめぇらみんなまとめて灰にしてやる! いけっリザード!!!」

 リザードがうなりをあげて襲い掛かる!
 そして、その鍛えられた右腕を振り上げる。
 切り裂くが来る……!!



「よけろコラッタ! 電光石火だ!」
 コラッタが紙一重のタイミングで、切り裂くをよける!
 リザードの爪は、コラッタのいた床の奥深くまでめり込んでいる……あれをまともに食らったらアウトだ!

「へ……やるじゃねぇか」
 リザードは余裕の表情で爪を引き抜き、コラッタを見据える。
「だが、いつまでよけ続けられるかなぁ?
 見たところ、もう電光石火も使えないんじゃないかぁ〜?」



 ロケット団員が、イヤミな口調で言う。


 でも、あいつの言う通りだ。
 コラッタは技を使えるギリギリの様子だ
 正直、このままじゃきつい……

 せめて、体力さえ回復できれば……





 ……体力回復!?
 そうか、あれを使えば……!!

「コラッタ! ここは地下通路だ!
 アレがあるはずです!!」
メンテ
Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.10 )
日時: 2016/08/30 00:23:06
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

 コラッタが一瞬振り返る。どうやら、僕の意図が伝わったようだ。
「なにもありゃしねぇよ! やれっ、リザード!」
「リザァァァ!!!」
 リザードの尻尾が激しく燃え上がる!


 だが僕はひるまずに叫ぶ!
「コラッタ、最後の体力振り絞れ! もう一度だけ電光石火!!」
「上等だ! リザード!! アイアンクロー!!!」





 コラッタとリザードがぶつかる寸前、またしてもコラッタの姿が消える。
「小僧、最後の技もよけるだけか! 無駄に終わったなぁ!!」
「いや、無駄じゃないですよ! 見つけたんでしょう、コラッタ!」
「コラァ!!」

 そう叫びをあげると、コラッタは僕の手元に帰ってくる。
 その口にくわえられていたのは……




「き、きずぐすりか!」
「そう。こういった暗い場所には、必ずといっていいほどアイテムが落ちています。
 さあ、これで体力回復ですよ、コラッタ!!」

 喋りながら手際よくコラッタを回復する。
 よし、これで戦えます……!
メンテ
Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.11 )
日時: 2016/08/30 00:24:42
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

「行きますよコラッタ! 体当たり!」
「くっ!
 だからって、レベルもパワーもリザードのほうが上だ!
 ナメられてたまるか! 怒れリザード!!」


 ロケット団員が怒鳴った瞬間、リザードの目じりがギュっと釣りあがる。
 コラッタの体当たりを見据え、そして……





 ドゴン!!!



 コラッタの体当たりを、まともに受けた。
「!!??」

 タイミングからして、よけられてもおかしくないタイミングのはず。
 よけなかったのには理由がある……?



 !!

「……まさか!」
「そうさ、これもポケモンの立派なワザ……”いかり”だよ。
 敵の攻撃を受けるたびにパワーを上げる……こんな風にだ!」

 リザードの爪が再び振り下ろされる。
 だが、その迫力は先ほどまでの比じゃない!!



「よけろ、コラッタ!!」
 思わず叫んだ指示に反応して、寸手のところでリザードの爪をよけるコラッタ。
 爪の直撃した地面には、大きな穴が開いている。

「ヒャッハー! そのまま怒り続けろ、リザード!!」
「かわしてください、コラッタ!」

 しかし、リザードの攻撃は激しく、
 コラッタはみるみるうちに体力を消耗してゆく。



 もう電光石化すら出せなくなったコラッタに僕は
「尻尾だ! 尻尾でタイミングを計るんだ!」、
 尻尾でタイミングをとりながら必死に攻撃をよけ続けるコラッタ。





 繰り返すこと十数回。
「テメェ……尻尾ばっかりフラフラさせやがって……ムカつくぜ、なあリザード!」
「リザァ……」

 明らかに先ほどまでよりも、目が血走っている。
 大分キレてる……その迫力がやばい!!



 と、僕がその迫力に気圧された瞬間だった!

「あ、あぶない!!」

 隙をついたリザードの一撃。
 直撃ではないものの、コラッタは再び深手を負ってしまった。
メンテ
Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.12 )
日時: 2016/08/30 00:25:52
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

「さあて……次で決めるぜ、リザード!!」
「リザァァァァアアアアア!!!」
 リザードの尻尾の炎が猛る!!

「コラッタ……わかってますね、もう後がない。
 だけど、ここまでの指示の意味……もう気づいてますね、コラッタ!」
「コラァ!!」

 コラッタは僕を信用してまっすぐに答えてくれた。 これならいける!!



「リザード、決めろ! いかりだっ!!!」
「耐えろコラッタ!!!」
「!?」

 コラッタはせまりくるリザードの爪をよけようともせず、
 その体に深い直撃を負う!

 しかし、しっかりと覚悟していたのだろう。
 この一撃で倒れる事無く、今度はリザードの腕にしがみついた!!



「な、なにぃ!」
「リ、リザァ!!」
 リザードは、予想外の出来事に焦り始めた。



「いかりは確かに、相手の技を受けるたびに威力を上げる恐ろしい技。
 でも、それならば攻撃を仕掛けなければ、ボルテージは上がりきることはない。
 そして……」



 リザードは力任せにコラッタを振り払おうとするが、うまくいかない!

「どうした、リザード! 冷静に振り払え!!」
「無理ですね。いかりで頭に血が上っているうえに
 ”尻尾を振る”を続けることで、さらに冷静さと防御力を奪っておいたのですから」
「ハッ! あの尻尾は、タイミングを計るだけじゃなかったというのか……!!??」
「そういうことです……いけぇコラッタ!! 






   必   殺   ま   え   ば   !!!!!!!!!!!!」







 ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!







メンテ
Re: 【一話完結】★トシキとチャリと地下通路★【短……編……?】 ( No.13 )
日時: 2016/08/30 00:26:50
名前: tene◆G63dxKIUp6o ID:tp/xV8C6

 コラッタの必殺まえばが、冷静さを失ったリザード急所に直撃する!!
 コラッタの必殺の一撃に、防御を失ったリザードが耐えきれるはずもなく!!




 ズゴォォォン!!




 土煙を上げて、リザードがその場に倒れこむ。
 戦闘不能、コラッタの勝ちだ!!!







「やりましたね、コラッタ!」
「コラァ!!」

「さあ、奪ったポケモンを置いて、大人しく消えなさい!!」
「く、くそ! 覚えてろ!!!」

 ……なんてテンプレな悪役なんでしょう、あの人たち。





 ロケット団が去っていくのを見て、反対側の入り口から
 一斉に大人たちが駆け寄ってくる!

「アンタ! どこの誰だかしらないけど、ありがとう!!」
「シオンタウンの恩人だよ!」
「恰好よかったぜ、あんちゃん!!!」

 先ほどの黒ずくめはどうやら、相当な悪党だったようだ。
 おかげで僕は英雄扱いだ。

「みんなで、恩返しをしなくちゃねえ!!」
「そうだよ、あんちゃん! なんでも言ってくれ!!!」
「なんでも、ですか……」

 僕は一瞬考え……





「あの自転車、友人からの借り物なんですよねぇ……」
 スクラップになった自転車を指さして言った。
「あれを、新調してもらえませんか」

 一瞬、大人たちの声が途切れる。

「あの自転車って……いくらだい?」
「えっと……100万円?」
「それはムリ!!!」







 ……ですよね〜〜〜〜〜!!!



                               〜 完 〜
メンテ
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