メタグロス育成論 (第4世代)
メタグロスの育成論。
メタグロスの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
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メタグロスの基本データ
全国 No376 メタグロス | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 炎 地 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 無 草 氷 飛 岩 竜 鋼 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | 超 | ||||||||||||||||||||
無効 | 毒 | ||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
クリアボディ | 相手のわざや特性で能力のランクを下げられない。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
ライトメタル | 自分の重さが半分になる。 |
メタグロスのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 メタグロスを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
メタグロスの特徴
【良いところ】
- 攻撃種族値が135ととても高いです。
タイプ一致のメインウェポンには威力100の「コメットパンチ」と威力80の「しねんのずつき」があり、どちらも強力です。相手は威力の高い「コメットパンチ」を半減できる水、電気タイプに交代してくることが多いので、それを見越して「しねんのずつき」を撃ち、等倍ダメージを与えていく戦い方ができます。 - 特性「クリアボディ」でボーマンダ等の「いかく」、ハピナスの「あまえる」を無効にすることができます。攻撃力を下げられることは、相手に「おにび」を撃たれたとき以外にありません。
- 「だいばくはつ」を習得することができます。メタグロスを受けに来た相手ミロカロスやヤドランを確1で倒すことができます。「こだわりハチマキ」型では使いにくいので注意。
相手の耐久受けをメタグロスで呼びよせた上で爆破しておくことにより、後続のポケモンを動きやすくするサポートが目的です。単に爆破するのではなく、誰が来たら爆破するか?パーティ単位で考える必要があります。
ヤドランやカバルドンを爆破すれば、後続の物理アタッカーが動きやすくなります。
ミロカロスやシャワーズを爆破すれば、後続の雨パが動きやすくなります。
【悪いところ】
- 素早さ種族値は70と高くないため、後攻になることが多く、撃ち合いで競り負けてしまいがちです。メタグロスが有利な相手に出し、相手の交代を読んで「コメットパンチ」などを撃ち、次のターンに逃げるという撃ち逃げ戦法をメインとすることになります。
「こだわりスカーフ」を巻いて低い素早さを補い、ガブリアス・ボーマンダなどに先手をとれるようにした型もあります。相手のドラゴン技読みで出ていき、先制の「れいとうパンチ」を撃つことができます。また素早さが上がることでゲンガーやラティオスにも先手で攻撃できるため、これらの相手が自分から逃げてくれる時に「おいうち」をキメやすいです。しかし「こだわりハチマキ」を持たせることができないため火力が落ちて止まりやすく、もったいない感じです。勝負の流れが速い3on3では使えますが、6on6では「こだわりハチマキ」の方がよいでしょう。 - メインウェポンである「コメットパンチ」の命中率が85と低く安定しません。命中が気になるならメタグロスは使わない方がいいかも。
- 「つるぎのまい」など、攻撃力を上げる積み技を習得できません。そのためスイクンやヤドランなどの物理受けで止まりやすいです。決定力を上げるには、「こだわりハチマキ」を持たせるしかありません。「コメットパンチ」の追加効果で運よく攻撃が上がることはありますが・・・
- 「こだわり○○」型は、「コメットパンチ」を撃ったターンに相手の「じりょく」ジバコイルが出てくると、技が縛られている上に交代できないため何もできずに死亡します。初めから「コメットパンチ」を撃っていくのはギャンブルです。相手のジバコイルを確認するまで「じしん」を撃っておくのもアリです。「コメットパンチ」読みで出てきた相手ジバコイルに効果抜群であり、スイクンやシャワーズにも半減されません。しかし今度は、相手ロトムやサンダーが無償降臨してくるキケンがあります。
メタグロスの型
【こだわりハチマキ型】
- 性格 :
- いじっぱり
- 努力値:
- 攻撃252、HP252、素早さ6 or
攻撃252、素早さ調整、残りHP - 持ち物:
- こだわりハチマキ
- メイン:
- コメットパンチ、しねんのずつき
- サブ技:
- かみなりパンチ、じしん、アームハンマー
- 補助技:
- なし
「こだわりハチマキ」を装備した物理エース型です。
素早さが遅いため、相手とタイマンで撃ち合うと死亡します。カビゴンの「おんがえし」ユキノオーの「ウッドハンマー」読みなど、有利な相手に交代出しして1発撃ち、逃げる・・を繰り返して戦います。
性格・努力値について。
いじっぱり攻撃特化とします。
素早さは調整もアリです。調整するなら4振りスイクン抜きですが、あまり素早さに割きすぎると耐久が落ちてしまうため注意が必要です。メタグロスの素早さ個体値がVならば、132だけ振ることで4振りスイクンを抜くことができます。基本的に相手と撃ち合うことはなく、相手が交代してくるターンに撃ち逃げ、というスタイルをとるので素早さは関係ありませんから、HPに全振り推奨です。
持ち物について。
撃ち逃げと相性のよい「こだわりハチマキ」です。鉢巻はメタグロスに物理受けを突破する能力も与えてくれます。
技について。
「コメットパンチ」「しねんのずつき」「かみなりパンチ」「じしんorアームハンマー」
という技構成とします。
「コメットパンチ」はタイプ一致威力100のメインウェポンです。強力な技ですが、タイプ耐性で半減されやすいのが問題であり、ヤドランなど再生回復持ちの物理受けに受けられてしまうと撃った意味がありません。実戦では、ヤドランやスイクンなどに交代読みで別な技を撃っていくorヤドラン、スイクンに有利に交代出しできるポケモンをパーティに組み入れておく などの対策をとる必要があります。
「しねんのずつき」はタイプ一致威力80のメインウェポンです。単純火力は「コメットパンチ」に劣ります。しかし、「コメットパンチ」を半減で受けようと出てきたロトム、サンダーやスイクンなどに等倍ダメージを入れることができ、相手の戦略を崩せるため、むしろこちらをメインとして使っていきたい技です。1発で防御特化ロトムのHPを6~7割ほど削ることができます。
「かみなりパンチ」は上記2つのメインウェポンに耐性のあるヤドラン、エアームドの弱点をつくことができます。ついでにスイクンにも効果抜群です。「こだわりハチマキ」装備で、ヤドラン、エアームドをどちらも高乱数2にすることができます。しかしメタグロスを死に出しする時以外では交代読みで使うしかありません。相手が予想外のポケモンに交代してくると単にダメージが抑えられてしまうため、使いにくいです。
「じしん」「アームハンマー」は選択となります。「コメットパンチ」「しねんのずつき」両方を半減してくる鋼タイプの対策の技です。
「じしん」で狙う相手はメタグロス、エンペルト、ジバコイルです。
特性「ふゆう」ドータクンには無効化されてしまいます。ロトムやサンダーが交代でくると無効となってしまうことにも注意です。
「アームハンマー」で狙う相手は「ふゆう」ドータクン、エンペルト、ジバコイルです。
「ふゆう」ドータクンには等倍ダメージとなりますが、「こだわりハチマキ」装備なら確3で倒せます。もたもたしているうちに「さいみんじゅつ」など補助技を使われると厄介なので、ムリにメタグロスでドータクンの相手はしない方がよいのですが・・
「アームハンマー」もロトムには無効である点に注意ですが、「じしん」よりもスカされにくいことが評価できます。
○参考 拘りメタグロスのコメP&思念の火力
攻撃特化メタグロス@こだわりハチマキ の「コメットパンチ」/「しねんのずつき」で、
- 防御特化ロトムに それぞれ 38.8~45.8%/63~74.5% ダメージ
- HP振りサンダーに それぞれ 41.6~49.2%/67~79.1% ダメージ
- 防御特化スイクンに それぞれ 22.7~27%/36.7~43.9% ダメージ
(ダメージ計算で個体値はVを仮定)
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