グレイシア育成論
グレイシアの育成論。ポケモンブラック・ホワイト対応版。
グレイシアの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
グレイシアの基本データ
全国 No.471 グレイシア | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 炎 格 岩 鋼 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 氷 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | |||||||||||||||||||||
無効 | |||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
ゆきがくれ | 天気があられのとき、回避率が1.25倍になる。 あられによるダメージを受けない。 手持ちの先頭にいると、天気があられのときに野生ポケモンが出現しにくくなる。 |
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隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
アイスボディ | 天気があられのとき、毎ターン最大HPの1/16だけ回復する。 あられによるダメージを受けない。 |
グレイシアのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 グレイシアを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
グレイシアの特徴
【良いところ】
- 特攻種族値が高く、タイプ一致の氷技が強力。特殊エースとして期待したいところです。
素早さが低いため一発受けてから反撃することになりがちですが、そこそこの耐久を持つので一発は攻撃を耐えやすいです。
【悪いところ】
- タイプ耐性がほぼなく、耐性を生かした交代出しのチャンスがありません。
バトルに出しにくいため止まりにくくしたいところですが、素早さが低いため全抜きは厳しいです。
バトル序盤~中盤に特定の相手に繰り出すことも難しく、終盤の全抜きエースにもなれません。安定した活躍を見込みにくいポケモンです。 - 氷タイプのため、鋼相手を中心に様々なポケモンを呼び寄せます。グレイシアは覚える攻撃技が少なく、交代読みで使えるのが「めざめるパワー」くらいなのが問題です。高い特攻を持つとはいえ、相手の交代先にダメージを稼ぎにくいのは特殊エースとして致命的。BW環境からは、ウルガモスやシャンデラといった強力な炎タイプを呼び寄せてしまうのも逆風です。
- BW世代では、夢特性で「アイスボディ」を獲得しました。天気が霰なら、「たべのこし」と合わせて1ターンで最大HPの1/8だけ回復できます。1ターンおきに「まもる」を使うと実質最大HPの1/4だけ回復できることになり、まもみが (まもる+みがわり) 連打で居座る戦法ができます。「みがわり」を張ることさえ成功すれば、相手はグレイシアに攻撃できずに霰のダメージで倒れます。
特性「アイスボディ」を持つポケモンには、他にトドゼルガやバイバニラがいます。トドゼルガは水タイプ複合と高耐久からグレイシアよりも繰り出しやすく、無限まもみがの起点を作りやすいポケモンです。バイバニラは単氷タイプで繰り出しにくいポケモンですが、グレイシアよりも素早さが高いため無限まもみがをスタートしやすいです。また、トドゼルガやバイバニラは「ぜったいれいど」を覚えるため、無限まもみが中に手が空いたら一撃必殺技を行動に挟めます。
グレイシアは上記の無限まもみが使いと比べてコンボの始めやすさで劣り、コンボと相性がいい「ぜったいれいど」も覚えません。「アイスボディ」で無限まもみがに特化するなら、トドゼルガやバイバニラの方が向いています。 - 氷タイプなのでドラゴンに強いイメージがありますが、ドラゴン技に耐性がないため後出しから勝てるわけではありません。グレイシアの死に出しからならドラゴンと対峙できますが、相手は警戒して逃げるためドラゴンは狩れません。
※後出しから勝てるわけではないため、グレイシアに限らず氷タイプを入れただけでドラゴン対策にはなりません。火力と攻撃範囲に優れたドラゴンの対策は- ドラゴンとタイマンで勝てる&ドラゴンを呼び寄せないポケモンでパーティを組むこと
- ドラゴン技を半減できる鋼タイプをパーティに入れること
グレイシアの型
【特殊エース型】
- 特性 :
- ゆきがくれ or アイスボディ
- 性格 :
- ひかえめ
- 努力値:
- ①特攻252 素早さ調整 残りHP
- 持ち物:
- たべのこし or つららのプレート
- 確定技:
- れいとうビーム or ふぶき / めざめるパワー
- 選択肢:
- みがわり / あくび / まもる / こおりのつぶて / ミラーコート
高い特攻を生かした特殊エース型。グレイシアの特性、「ふぶき」の火力、霰ダメージの蓄積を考えると霰状態で使いたくなります。実際にはユキノオーと組ませると弱点が被りすぎてバランスが悪くなり、技「あられ」で霰を降らせるのはターンのムダなので難しいところです。
◆特性について
特性はどちらも霰前提。ユキノオーと同時使用しないなら関係ありません。
「ゆきがくれ」なら相手の攻撃が外れやすくなり、本来不利な相手に運良く勝てることがあります。「みがわり」と絡めることもできます。
「アイスボディ」なら「たべのこし」と合わせて回復量を稼げ、「みがわり」を張れる回数も増えます。無限まもみが (まもる+みがわり) もできますが、この戦法に特化するならトドゼルガやバイバニラの劣化です。バイバニラより高い物理耐久を生かす手もありますが、まもみがのために耐久調整するならトドゼルガの方が向いています。グレイシアを使うなら高い特攻を生かすことを優先し、まもみがはオマケ程度に考えた方がいいでしょう。
◆性格・努力値について
①特攻・HP振りがベースです。鈍足エースなので一発耐えてから反撃せざるをえないことも多いですが、HPに振るだけで大抵の不一致弱点技を耐えます。ドラゴン@いのちのたま の「だいもんじ」など、火力UPアイテムを持つ相手には注意。
素早さの調整先は無振りメタグロス抜きなどが挙げられますが、実際のメタグロスは素早さ調整をかけるため抜けません。無振りメタグロス抜き調整は、同速やバンギラスを抜きやすくするものです。同速で最メジャーのハッサムやバンギラスも素早さ調整をかけていると抜けるとは限らず、グレイシアが不利です。素早さ調整をしても抜ける相手が不明確なため、素早さは諦めてHPベースに振った方が汎用性は高まります。
◆持ち物について
- たべのこし :
「ゆきがくれ」「アイスボディ」と相性がいい「みがわり」を出せる回数が増えます。「アイスボディ」なら無限まもみがもムリではありません。 - つららのプレート :
メインウェポンの氷技を強める無難アイテム。「たべのこし」が他のポケモンと重複してしまうときに。
◆技について
- れいとうビーム :
メインウェポン。霰を使わないならこちら。 - ふぶき :
メインウェポン。霰前提ならこちら。グレイシアに加えてユキノオーが必要なのでバランスが悪いですが、火力は高いです。 - めざめるパワー :
炎タイプ⇒氷技に耐性がある鋼タイプへの牽制技。特にハッサムの4倍弱点を突けます。
地面タイプ⇒鋼タイプへの牽制技。エンペルトやヒードランに効果抜群で、炎タイプの弱点も突けます。ハッサムが狙えなくなることと、鋼ポケモン@ふうせん の無償光臨に注意。
格闘タイプ⇒鋼タイプへの牽制技。苦手なバンギラスの4倍弱点も突けますが、メジャーな鋼であるハッサムやメタグロスの弱点は突けません。 - みがわり :
交代読みで使い、交代先の相手を見てから行動を選択できます。「ゆきがくれ」「アイスボディ」との相性もよいです。 - あくび :
交代読みで様々な相手を牽制できますが、「とんぼがえり」で逃げるハッサムへの効果は薄いです。
牽制できる範囲は広いですが、繰り出しにくいエースのグレイシアが「あくび」だけ使って引っ込む流れは効率が悪いので注意。本来、繰り出しやすいが火力に欠けるポケモンに向いた技です。 - まもる :
特性が「アイスボディ」なら、「みがわり」と組み合わせてまもみができます。
ハッサムに交代読み「あくび」を当て、「とんぼがえり」を「まもる」と相手が眠る効果も。 - こおりのつぶて :
ガブリアスやボーマンダの4倍弱点を突けます。体力が減ったドラゴンとのタイマンに。 - ミラーコート :
決まれば強力ですが、グレイシアが呼び寄せるのは主に鋼や炎といったタイプの相手。鋼技は物理攻撃が多く、炎技は耐えられないので使えるチャンスが少ないです。
役割関係
【グレイシアを繰り出せるポケモン】
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【グレイシアに繰り出されるポケモン】
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