フライゴン育成論

フライゴンの育成論。

フライゴンの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

フライゴンの基本データ

全国 No.330 フライゴン
フライゴン 分類 : せいれいポケモン
タイプ : じめん / ドラゴン
高さ : 2.0 m
重さ : 82.0 kg
種族値 タイプ相性
HP 80
攻撃 100
防御 80
特攻 80
特防 80
素早さ 100
×4
×2
×1/2 炎 毒 岩
×1/4
無効
特性
ふゆう じめんタイプのわざを受けない。
隠れ特性 (夢特性)
ふゆう じめんタイプのわざを受けない。

フライゴンのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 フライゴンを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

フライゴンの特徴

【良いところ】

  • ドラゴン技のメインウェポンは高火力です。物理では「げきりん」(威力120) 、特殊では「りゅうせいぐん」(威力140) があります。
  • かげろうだけあって、虫タイプ技「とんぼがえり」を習得できます。「りゅうせいぐん」を撃った後に「とんぼがえり」で逃げると、相手がポケモンを交換してきた場合、相手の交換先のポケモンを見てからこちらも交代できるので強いです。
  • タスキ潰しの先制技である「でんこうせっか」をタマゴ技で習得できます。
  • 同タイプのガブリアスと何かと比べられがちですが、「でんこうせっか」「とんぼがえり」「じわれ」等、ガブリアスに使えない技を覚えます。「りゅうせいぐん」+「とんぼがえり」のコンボもガブリアスには使えません。
  • 鋼タイプのポケモンとほぼ弱点を補い合っています。フライゴンに効果抜群の氷技、ドラゴン技は鋼タイプに効果半減、鋼タイプに効果抜群の炎技はフライゴンに効果半減、地面技はフライゴンに無効です。ジバコイルやドータクンと組んでみましょう。

【悪いところ】

  • 攻撃・特攻ともに、種族値がそれほど高くありません。「りゅうせいぐん」等の技の威力の高さに頼っても、アタッカーとして火力不足に感じるときがあります。とくに特攻種族値の低さは目立ちます。特攻特化フライゴンの「だいちのちから」で耐久無振りサンダースが中乱数1 (個体値はVを仮定) 。確1にできません。タイプ一致で弱点をついてもこんな感じです。。
  • フライゴン、ガブリアス、ボーマンダは互いにドラゴン技で相手の弱点を突くことができるので、タイマン戦では素早さが高い方が勝ちます。3匹の素早さ種族値は、フライゴン100、ガブリアス102、ボーマンダ100なので、これらのドラゴンのタイマン戦ではガブリアスが有利となります。フライゴンが「こだわりスカーフ」持ちなら、最速ガブリアスを抜くことができますが、ガブリアスの方も「こだわりスカーフ」持ちだとフライゴンで抜けるとは限りません。
  • 強ポケモンとして対戦でもメジャーな600族ドラゴン (ガブリアス、ボーマンダ、カイリュー) たちが全員氷技に4倍弱点を持つので、ドラゴン対策として氷技を入れているポケモンが多いです。フライゴンも氷に4倍弱点を持つので不利な状況となります。フライゴンが悪いのではないのですが・・・

じしんorだいちのちから?

物理地面技メインウェポンである「じしん」と特殊地面技メインウェポンである「だいちのちから」、どちらがよいのでしょうか?

地面タイプで弱点を突ける中でもメジャータイプである炎、電気、鋼タイプのポケモンの種族値について、
  炎、電気タイプは防御<特防
  鋼タイプは防御>特防
であるポケモンが多いため、メインウェポンの地面技で倒すべき相手として、炎、電気タイプのポケモンを重視するなら「じしん」、鋼タイプのポケモンを重視するなら「だいちのちから」とすると良さそうです。
例)
  • 特攻特化フライゴンの「だいちのちから」で耐久無振りサンダース中乱数1。
  • 攻撃無振りフライゴンの「じしん」で耐久無振りサンダース確1。
(個体値はVを仮定)

ただ、鋼タイプのポケモンは「だいもんじ」でも弱点をつくことができ、炎技の「だいもんじ」なら「ふゆう」ドータクンやエアームドにも当たるので、地面技は「じしん」にしてサブウェポンに「だいもんじ」を添えた方が使いやすい気がします。

フライゴンの型

【二刀流型】

性格 :
むじゃきorうっかりや
努力値:
特攻252、素早さ252、HP6
持ち物:
きあいのタスキorいのちのたま等火力UP系
メイン:
りゅうせいぐん、じしん
サブ技:
だいもんじ、とんぼがえり、でんこうせっか
補助技:
じわれ

「りゅうせいぐん」をメインに使って戦います。
基本的には、初ターンに「りゅうせいぐん」を撃ち、特攻が2段階下がったら「とんぼがえり」で逃げます。不利な相手と対峙したときは、初ターンから「とんぼがえり」で逃げます。後続に、フライゴンの苦手なタイプの技を受けられるポケモンを持っておきましょう。

性格・努力値などについて
素早さ重視でむじゃき最速とするか、特攻重視でうっかりやにします。
どちらの性格にもメリット・デメリットがあります。
むじゃき最速にすると、素早さ100族未満のポケモン (「こだわりスカーフ」除く) に確実に先手がとれるため、先手で高威力の「りゅうせいぐん」を相手に撃ったり、先手「とんぼがえり」で逃げたりしやすくなります。
うっかりや特攻特化にすると、「りゅうせいぐん」「だいもんじ」の火力は上がりますが、最速90族~に相当する素早さのポケモンたちに抜かれます。

さて、フライゴンは「きあいのタスキ」を持つことにより、相手のガブリアス、ボーマンダの「げきりん」「りゅうせいぐん」をタスキで受けつつこちらの「りゅうせいぐん」で反撃する役割を持つことができます。
性格がむじゃきのとき、耐久無振りガブリアス・HP振りボーマンダは「りゅうせいぐん」で確1にすることができますが、HP振りガブリアスは中乱数1であり、確1にすることができません (個体値はVを仮定) 。
せっかく「りゅうせいぐん」を撃っても、ガブリアスが倒せるとは限らず、次のターンにフライゴンが倒されてしまうかもしれません。
でも、うっかりや特攻特化なら、「りゅうせいぐん」でHP振りガブリアスを確1にすることができます。
対HP振りガブリアスを意識するなら、「きあいのタスキ」持ちでうっかりやがよいと思いますが、ガブリアスは素早さに振って耐久に振っていないことも多いので、むじゃきにしてHP振りガブリアスは諦めるのもアリだと思います。
この辺は好みでという感じです。

HP振りガブリアスにタイマンで勝ちたいけれど、むじゃき最速にしたいと欲張る場合は、「でんこうせっか」を持っておけばOKです。性格がむじゃきでも、「りゅうせいぐん」+「でんこうせっか」のダメージでHP振りガブリアスを確定で倒すことができます。ただ、「でんこうせっか」を入れるには技スペースがきついことも多いので、パーティと相談、という感じです。

パーティに他に「きあいのタスキ」持ちがいるなどの理由で、フライゴンが持てないときはガブリアス、ボーマンダを倒すのは難しくなります。
その時は、「りゅうせいぐん」などの火力を上げてくれる火力UP系アイテムがオススメです。

技について
「りゅうせいぐん」、「とんぼがえり」は必須です。
初ターンの「りゅうせいぐん」で相手に大ダメージを与え、相手のHPが残り少なくなったとします。
この時、フライゴンは特攻が2段階下がった状態なので、相手は火力の下がったフライゴンを別のポケモンで受けるために交換してくることが多いです。
交換先のポケモンに「りゅうせいぐん」をしても、特攻が下がっているのであまりダメージは見込めません。
そこで、初ターンには「りゅうせいぐん」、2ターン目に「とんぼがえり」をすることにより、相手の交換先のポケモンを見てから対処することが可能となります。

「じしん」と「だいもんじ」についてですが、
どちらも「りゅうせいぐん」に耐性のある鋼タイプに効果抜群の技です。
「じしん」は、攻撃無振りとはいえタイプ一致で弱点をつける技ですが、「ふゆう」ドータクンや飛行タイプのエアームドには当たりません。
「だいもんじ」なら、上記2匹にも当たります。
また、鋼タイプは防御>特防となるポケモンが多いので、「じしん」よりも「だいもんじ」のダメージの方が大きいこともあります (対HP振りメタグロスなど) 。

管理人は、「りゅうせいぐん」「とんぼがえり」「じしん」「だいもんじ」で使っていますが、使いやすいと思います。

二刀流型なので、攻撃系の能力を下げたくないため、性格は防御↓の「せっかち」「おっとり」か特防↓の「むじゃき」「うっかりや」となりますが、防御↓にすると相手の先制技にとても弱くなってしまい使いにくいので (先制技は物理技が多い) 、特防↓の性格推奨です。

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