ボーマンダ育成論

ボーマンダの育成論。

ボーマンダの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

★メガボーマンダの育成法はメガボーマンダ育成論の方を参照。

ボーマンダの基本データ

全国 No.373 ボーマンダ
ボーマンダ 分類 : ドラゴンポケモン
タイプ : ドラゴン / ひこう
高さ : 1.5m
重さ : 102.6 kg
種族値 タイプ相性
HP 95
攻撃 135
防御 80
特攻 110
特防 80
素早さ 100
×4
×2 岩 竜
×1/2 炎 水 格 虫
×1/4
無効
特性
いかく バトルに出たとき、相手の攻撃のランクを1段階下げる。
手持ちの先頭にいると、レベルの低い野生ポケモンが出現しにくくなる。
隠れ特性 (夢特性)
じしんかじょう 相手を倒すたびに攻撃のランクが1段階ずつ上がる。

ボーマンダのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ボーマンダを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

ボーマンダの特徴

【良いところ】

  • 半減されにくいドラゴン技をタイプ一致で使うことができます。メタグロスやドータクンなど鋼タイプには半減されてしまいますが、「だいもんじ」で彼らの弱点をつくことができるため彼らを呼び寄せません。
  • 攻撃・特攻・素早さが高いです。エースとして期待できます。
    ボーマンダの攻撃の中で最高火力となるものが特攻振りの「りゅうせいぐん」となるので、コレを軸として考えます。攻撃も無振りでも高く、「いのちのたま」「りゅうのキバ」を持たせて「ドラゴンダイブ」と併用することにより誰にも真似できない動きが可能となります。
    相手がボーマンダと対峙していて
    コチラの先制「りゅうせいぐん」で1発圏内である場合
    または
    対峙しているのが「りゅうせいぐん」で削られたら困るポケモンである場合
    相手は「りゅうせいぐん」読みで交代してくると考えられます。「りゅうせいぐん」は1回しのげば特攻が下がってしまい、ボーマンダは引かざるをえないからです。
    このように相手の交代が分かるため、交代読み「ドラゴンダイブ」を撃つことにより、交代際「ドラゴンダイブ」+先制「りゅうせいぐん」で押し切り、相手を倒すことができます。「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」を受けられるポケモンはクレセリア程度であり、ほぼいません。2つの技を連続して撃つことに高めの素早さが役立っています。
    「りゅうせいぐん」は撃った後の特攻ダウンがあるためコチラは交代する必要があり、相手を倒しきれなかった場合隙が大きい技です。ボーマンダは交代読みの「ドラゴンダイブ」と合わせて相手を押し切ることができ、「りゅうせいぐん」の隙を減らすことができます。
  • 「ドラゴンダイブ」は命中率が75とかなり不安定な技で、よく外れます。しかしボーマンダのメイン技はあくまでも「りゅうせいぐん」であり、相手が交代してこないと読むときは「りゅうせいぐん」を撃ちます。交代読みでしか撃たない「ドラゴンダイブ」は外れても (読み外して相手が居座らない限り) そのターンに相手の反撃を受けることがないのでノーリスクで撃てます。よって命中率はあまり気になりません。あまりに外れすぎると、そのうち相手のポケモンを流しきれなくなって負けますが・・
  • ボーマンダが相手にかける負担は大きいものですが、タイプ耐性を生かした交代出しもできるポケモンです。バトルに出るチャンスを自分でつくることができます。出していけるのは主に地面・格闘技読みとなります。
    地面技に対しては無償降臨することができます。ラグラージなどの「じしん」読みでの交代出しができ、相手の交代を読んで「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」の動きができます。
    格闘技にも耐性があり、「いかく」と合わせれば耐久無振りでもヘラクロスの「インファイト」読みでの交代出しができます。虫技にも耐性があるので「メガホーン」を撃たれても大丈夫。しかしヘラクロスはボーマンダ・ギャラドスを警戒しているため、一貫性の高い「ストーンエッジ」を撃たれやすい点には注意です。
  • このように、ボーマンダは「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」により理論上は受け不可能なエースとなることができます。他のポケモンとは違い、1匹で対策することができません。ボーマンダを対策するただ一つの手は、相手のボーマンダに繰り出されないようにすることです。繰り出されないようにすることを釘づけといいます。
    具体的には、パーティの全てのポケモンが
    1 タイプ一致技でボーマンダのHPを半分以上削ることができる (これで1回しか繰り出されない)
    2 タイプ一致ではないがボーマンダの弱点をつける氷技・岩技を覚えている
    3 「ひかりのかべ」など補助技を使った対抗手段がある
    のいずれかを満たすようなパーティ構成とするということです。
    1に当てはまるのはメタグロスやバンギラスなどです。彼らはタイプ一致技が等倍以上で通るため、元からボーマンダを呼び寄せにくいです。※
    2に当てはまるのはタイプ一致技がボーマンダに効果いまひとつなポケモンです。ラグラージやヘラクロスなどが例となります。それぞれ「じしん」「インファイト」読みでボーマンダが降臨してくるため、「れいとうビーム」「ストーンエッジ」を交代読みで撃てるように装備しておきます。
    3に当てはまるのは、火力がなく「れいとうビーム」も「ストーンエッジ」も覚えられないようなポケモンです。具体的にはドータクンがコレに当てはまります。自力でボーマンダにダメージを与えられないので後続に任せる必要がありますが、後続の負担を減らすために交代読みで「ひかりのかべ」を張ります。
    パーティ単位でのこれだけの対策を相手に要求するポケモンです。現在はボーマンダの釘づけがキビシイので本来の「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」で押し切る動きができなくなっています。そのためある意味使いにくく、ボーマンダは弱いという錯覚を起こしてしまうかもしれません。ですがそうではなく、ボーマンダが強いので対策されつくした結果、釘づけがキビシイという環境をつくりあげてしまったということです。パーティ構成をするときに強い影響力のあるポケモンです。
    ※炎技は半減ですが、火力UPアイテムを持ったファイヤーなども地味にコレに当てはまっています。
  • 1匹で対策しきれないポケモンの例としてゴウカザルが挙げられることがあります。特殊寄り二刀型のゴウカザル対策として有名なギャラドスやドククラゲ、ヤドキングでも「かみなりパンチ」を持った物理寄りの型は対応しきれません。しかしゴウカザルは、型がわかれば1匹でなんとかできるポケモンは存在します。ゴウカザルの安定した対策がないというのは、あくまでも相手の型が分からないうちだけです。
    対してボーマンダの「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」は、型が分かっていても1匹で対策できません。パーティ単位で釘づけにする必要があります。

【悪いところ】

  • 現在ボーマンダへの釘づけはキビシイものだと思います。全てのポケモンが氷技か岩技を持っているため、安定して起点にすることができません。
    6匹見せ合い3on3ルールではコチラのボーマンダの存在が相手にバレるため、交代読みで氷技や岩技を撃たれて安定しません。読みが必要です。
    見せ合い無し6on6では、そもそも釘づけのキビシイボーマンダを出していける相手がいるかも分からないため、使うのは結構運ゲです。
    ボーマンダ本来の動き「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」をさせないように相手もパーティを組んでくるので、ボーマンダでできることは
    選出しないこと
    削れた相手を「りゅうせいぐん」で倒すこと
    のみであることも。選出しなくても、いるだけで価値があったりしますが・・・
    削れた相手を倒すことはスターミーなど誰でもできるため、そのためにボーマンダを選択する意味は薄いです。
  • 釘づけが厳しく本来の動きができなくなってしまったボーマンダを何とか使うために、「りゅうのまい」を積む型や「こだわりスカーフ」を持つ型などがあります。特に6on6で使われます。この2つの型にはメリットもありますがデメリットもあります。また、そこまでしてボーマンダを使う必要があるのかという問題もあります。
    「りゅうのまい」型ではバトル終盤の全抜きを期待できます。釘づけがキビシイため終盤まで出て来られなくても、何とか交代読みなどで舞うことができれば高い決定力を持つことができます。ラティオスやスターミーが死に出しで出て来ても突破が可能です。序盤から中盤にかけて活躍すべきボーマンダらしい動きではないこと・そもそも舞えるか定かでないこと・舞ターンにHP満タンの氷技持ちが出てきたりすると止まることが欠点です。決定力を出すために舞う必要があるため隙が大きく、別なポケモンに「いのちのたま」などを持たせて初めから攻撃した方がよいという考え方もあります。またこの型ではドラゴン物理技をメインウェポンとすることになりますが、どれもメインとするには微妙な技です。「げきりん」は操作不能となってしまう・「ドラゴンダイブ」は命中率が低いにも関わらず撃ち合いに使うのはキケンである・「ドラゴンクロー」は威力が低すぎるというデメリットがあります。
    「こだわりスカーフ」型は素早さが上がることにより、一部釘づけを解除することができます。通常ボーマンダはスターミーの「ハイドロポンプ」読みでの後出しはできません。出しても次のターンの先制「れいとうビーム」で倒されてしまいます。しかし「こだわりスカーフ」を持って素早さを逆転させることにより、スターミーやゴウカザルの技をピンポイント読みして後出しすることができるようになります。また相手ハッサムの「とんぼがえり」読みでボーマンダを出し、出てきた相手ガブリアスに先手をとって奇襲することができるためガブリアスの「つるぎのまい」の起点にならずに済みます。素早さによってボーマンダを釘づけにしているポケモンに対抗できるアイテムといえます。しかし、本来受け不可能であるボーマンダが「こだわりスカーフ」で技が縛られることにより簡単に受けられてしまうようになることがデメリットです。また、技が縛られてしまうならラティオスを使った方が突破力も上がります。
  • 岩技が弱点のため「ステルスロック」でHPの1/4が削られます。「ステルスロック」を撒かれると交代出しがつらくなります。

ボーマンダの型

【二刀流エース型】

性格 :
むじゃき or うっかりや
努力値:
特攻252 素早さ252 HPor攻撃6
持ち物:
いのちのたま or りゅうのキバ
確定技:
りゅうせいぐん / ドラゴンダイブ / だいもんじ
選択肢:
じしん / かわらわり / はねやすめ

ラグラージやヘラクロスのメインウェポン読みで交代出しします。
「りゅうせいぐん」で特攻が下がってしまうため、バトル終盤の全抜きには向きません。序盤~中盤に活躍させることになります。

性格・努力値について。
火力を出すためと、受けを不可能にするために特攻と素早さに振ります。
素早さを上げて撃ち合い重視か、撃ち逃げの火力重視かにより性格が変わります。
撃ち合いに強くしたいならむじゃき最速とします。交代読み「ドラゴンダイブ」の後に先制で「りゅうせいぐん」を撃てる相手も増えます。
火力重視ならうっかりやの特攻特化です。素早さに性格補正をかけなくても最速ヘラクロスには抜かれません。
ヘラクロスの「インファイト」読みで交代出しするので、防御↓ではなく特防↓の性格となっています。

持ち物について。
「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」を強化できる「いのちのたま」「りゅうのキバ」がオススメです。「いのちのたま」にすると反動ダメージが痛く交代出しできる回数は減ってしまいますが、鋼対策の技も強化することができます。交代出しできる回数を減らしたくないときやパーティに「いのちのたま」を持っているポケモンがいるときは「りゅうのキバ」で。

技について。
「りゅうせいぐん」「ドラゴンダイブ」「だいもんじ」「選択肢」という技構成とします。
「りゅうせいぐん」はメインとなる技です。相手が交代してこないと読むときはコレで倒します。また、交代読み「ドラゴンダイブ」で射程を削ってからトドメに使います。
「ドラゴンダイブ」は、「りゅうせいぐん」読みで出てくる相手に交代読みで撃ちます。交代読みでしか使わないので命中率が低いというリスクは抑えられています。「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」の流れは受けを許しません。味方で「ステルスロック」を撒くなら「ドラゴンクロー」に代えることもできますが基本的にはコチラで。「げきりん」に代えるとバトル終盤に交代読み以外でも使うことができ「りゅうせいぐん」と撃つ順序を逆にできる奇襲効果がありますが、この型ではなくなってしまいます。
「だいもんじ」はドラゴン技を半減してくるメタグロスやドータクンなどの鋼タイプに撃ちます。「いのちのたま」持ちならHP振りメタグロスがおよそ1発となります。ヘラクロスや草タイプに交代出ししたときに弱点を突くこともできます。
残りの技は選択肢となります。
「じしん」は、「だいもんじ」で弱点を突けない鋼タイプであるエンペルトやヒードランに効果抜群です。ボスゴドラやドククラゲに撃つこともできます。エンペルトはボーマンダに対抗するために「シュカのみ」を持っていることがある点には注意です。ヒードランは「こだわりスカーフ」に気をつけてください。
「かわらわり」は上記のエンペルト・ヒードラン・ボスゴドラなどの弱点をつけるほか、ハピナスやカビゴンに交代読みで当てることができます。ハピナス・カビゴンに対しては「ドラゴンダイブ」と威力が変わりませんが、命中が100のため技が外れてコチラの戦略が遅れることがありません。またドータクンに交代読み「ひかりのかべ」を使われるとボーマンダは受け不可能なエースではなくなってしまいますが、「かわらわり」は壁を破壊できる点も評価できます。
「はねやすめ」は交代読みで使い長持ちさせます。受けにくさを追求した方がよいので、「じしん」「かわらわり」よりは優先度が低いです。

役割関係

【ボーマンダを繰り出せるポケモン】

【ボーマンダに繰り出されるポケモン】

  • 特になし

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