めざパの使用法

「めざめるパワー」(めざパ) の使用法について考察。

めざパは本当に役に立つのか?

ぱらりら♪

「めざパ」はサブウェポンの少ないポケモンに通常ありえないタイプの技を与え、彼らの可能性を大きく広げました。また、数々の人々を目覚めさせ、多くのズイタウン爆走族を誕生させました。また、さらに何かが目覚めてしまった方々は、遠く離れた異国のオーレ地方へと旅立ってしまいました。


しかし、「めざパ」は本来はそんなに強い技ではありません。タイプ不一致の威力70止まりの技では、弱点を突いても相手を倒せないことの方が多いです。通常、ポケモンのサブウェポンは、「じしん」「ストーンエッジ」「だいもんじ」などの威力の高い技が採用されることの方が多いです。


「めざパ」は、単に「技が足りないからサブウェポンめざパにしよう~」という考えで入れるものではありません。押し負けてしまいますし、厳選にも時間がかかります。「めざパ」は仮想敵をある程度定めて、(本来不利な) その相手を倒すために入れるものです。


「めざパ」は使い方が難しいので、上級者向けの技だと思います。使いどころを把握している人が使ったとき、初めてその本当の強さを発揮するものだと思います。ここで「めざパ」が役に立つ例をいくつか載せておきます。厳選してから、「やっぱりめざパいらなかった・・・」という悲しいことが無いようにおいのりしています。また、仮想敵のダメージ計算は厳選前にしっかり行っておくようにしましょう。

使用法① 4倍弱点持ちの相手に使う

「めざパ」で4倍弱点を突けるポケモンは結構多いです。

■メジャーなポケモンの例

4倍弱点 ポケモン
氷4倍 ガブリアス、ボーマンダ、フライゴン、カイリュー、グライオン
草4倍 ラグラージ、トリトドン、ヌオー、ドサイドン
炎4倍 ハッサム、フォレトス
格闘4倍 バンギラス、ボスゴドラ
地面4倍 ジバコイル、ボスゴドラ、ヒードラン
飛行4倍 ヘラクロス、キノガッサ
岩4倍 テッカニン、メガヤンマ、リザードン
電気4倍 ギャラドス

この中に自分のパーティの天敵がいるかもしれません。対策として「めざパ」を粘ってみるのも有効だと思います。しかし、相手がダメージ半減実を持っていると、4倍ダメージを与えてさえ倒せないこともあるので注意が必要です。

■失敗例

「いのちのたま」持ちサンダースの「めざパ草」でラグラージを攻撃した場合、ラグラージがHP振りでも超高乱数1です (サンダースは特攻Vで全振り、「めざパ」の威力は70を仮定) 。
しかし、ラグラージが草タイプ半減実「リンドのみ」を持っていると、
 サンダースの「めざめるパワー草」
 ⇒ ラグラージ「リンドのみ」で耐える
 ⇒ ラグラージの「じしん」
 ⇒ サンダース倒れる
となってしまいます。
半減実を持っているときを考慮すると、4倍ダメージに頼りすぎるのは危険。ただ、上の失敗例でも、こちらが「いのちのたま」でなく「きあいのタスキ」なら倒すことができます。「めざめるパワー」を使う側も半減実やタスキで保険をかけておくとよい場合もあります。自分のポケモンの仮想敵に合わせて持ち物を設定しましょう。

使用法② 交代読みで使う

交代読みで「めざパ」を使って相手の弱点を突き、なおかつ自分のポケモンが相手より素早く次ターンで先手で再び「めざパ」を当てることができれば、例え「めざパ」1回では倒せない相手でも無傷で突破できることがあります。ただし、かなり読みが必要となります。6匹見せ合いあり3on3なら、相手のポケモン6匹をよく覚えていればある程度交代読みがしやすくなります。


特に、相手のHP全快の水ポケモンの前にこちらの電気ポケモンを出すことができれば、相手は電気技読みでガブリアスなど地面タイプに交代してくることが多いです。「めざパ氷」によってガブリアスを無傷で倒せれば、残った水ポケモンは電気技で普通に倒せばいいのでかなりラクになります。

使用法③ 積み技 or みがヤタで強行突破

「めいそう」などの積み技や「ヤタピのみ」で相手を強引に倒す作戦です。「めざパ」の威力は最高でも70しかないとはいえ、特攻に1.5倍の補正がかかるのは強いです。下は有名な例です。

「みがわり」+「ヤタピのみ」(みがヤタ) で強行突破

こちらの「みがヤタ」サンダースが、ダグトリオの特性「ありじごく」で逃げられなくなったとします。素早さ種族値はサンダースの方が高いですが、サンダースの技に「10まんボルト」「シャドーボール」しかなければダグトリオに勝つことはできません。たとえ「ヤタピの実」が発動しても、「シャドーボール」ではダグトリオを確1にできないからです。ダグトリオの反撃の「じしん」でサンダース死亡です。しかし、「ヤタピのみ」+「めざパ氷」なら、ダグトリオを確1にすることができます。


(ターン1) サンダースの「みがわり」⇒ ダグトリオの「じしん」⇒「みがわり」壊れる
(ターン2) サンダースの「みがわり」⇒ ダグトリオの「じしん」⇒「みがわり」壊れる
(ターン3) サンダースの「みがわり」(「ヤタピのみ」発動 )
       ⇒ ダグトリオの「じしん」⇒「みがわり」壊れる
(ターン4) サンダースの「めざパ氷」⇒ ダグトリオ倒れる

ツメターイ

このようにすれば、ダグトリオが「じしん」を撃ち続けてくれる限り、サンダースでもダグトリオを倒すことができます。しかし、いつでもこの例のようにうまくいくとは限りません。ターン4にダグトリオが先制技「ふいうち」で攻撃してくるかもしれませんし、ターン4にダグトリオが交代して逃げてしまうかもしれません。ただ、相手に先制技が無かったり、相手が最後の1匹のときは、積み技や 「ヤタピのみ」 は大きな助けとなるでしょう。


ちなみにこの「みがヤタ」の手はダグトリオだけではなく、「ヤタピのみ」無しでは乱数1 or 確2だが「ヤタピのみ」込みなら確1にできる先制技を持たない相手にも使えます (HP振りガブリアス、HP振りカイリューなど) 。


③の場合も、半減実には注意が必要です。

使用法④ 同族・同タイプ対決で使う

同族・同タイプ対決になったとき、「めざパ」で相手の弱点を突いていくだけで有利な展開にできることもあります。もちろん「めざパ」のメインの目的は同タイプ対決ではなく、苦手なポケモンを何とか突破することですが、同タイプ対策に「めざパ」を使っている方も少なからず存在します。


よくある例としては、こちらも相手も重耐久の水タイプだった場合、お互いにダメージよりも回復量の方が多くて泥試合になりがちです。そんな時に「めざパ電気」や「めざパ草」があると相手ポケモンを簡単に倒せることもあります。水タイプで「めざパ電気」を持っておくと電気4倍弱点を持つギャラドス封じにも便利です (要特攻努力値調整) 。ランターンやヌオーには特性「ちょすい」により無効なので辛いですが・・・。


他には、氷タイプが鋼対策に「めざパ炎」や「めざパ格闘」を覚えていれば、氷同士の戦いで有利になれることがあります。

~なんとなくまとめ~

  • 「めざパ」でも倒しきれない敵は多いので、倒し方をいろいろ工夫する。
  • 半減実には注意。




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