グライオン育成論

グライオンの育成論。ポケモンブラック・ホワイト対応版。

グライオンの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

★第4世代 › グライオン育成論

グライオンの基本データ

全国 No.472 グライオン
グライオン 分類 : キバさそりポケモン
タイプ : じめん / ひこう
高さ : 2.0 m
重さ : 42.5 kg
種族値 タイプ相性
HP 75
攻撃 95
防御 125
特攻 45
特防 75
素早さ 95
×4
×2
×1/2 格 毒 虫
×1/4
無効 電 地
特性
かいりきバサミ 相手のわざや特性で攻撃のランクを下げられない。
すながくれ 天気がすなあらしのとき、回避率が1.25倍になる。
すなあらしによるダメージを受けない。
手持ちの先頭にいると、天気がすなあらしのときに野生ポケモンが出現しにくくなる。
隠れ特性 (夢特性)
ポイズンヒール どく状態になると、毎ターン最大HPの1/8だけ回復する。

グライオンのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 グライオンを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

グライオンの特徴

【良いところ】

  • 物理耐久が高く、地面・格闘技に耐性があります。これらのタイプ相手に繰り出せます。
    地面・格闘相手に繰り出せる飛行タイプとしてはボーマンダやギャラドスが挙げられますが、グライオンは彼らと異なり岩技で弱点を突かれません。地面・格闘相手に所持率が高い「ストーンエッジ」に強く、テラキオンへの繰り出しにも期待できます。
  • 使い勝手がよい再生回復「はねやすめ」を覚えます。特性「すながくれ」のグライオンを砂パに入れれば「はねやすめ」連打で相手の技が外れるまで強引に粘る戦法ができます。砂嵐はダメージソースにもなるため、砂パとの相性がよいです。砂パのバンギラスやエンペルトが格闘に弱いことも砂パと好相性な理由です。

【悪いところ】

  • 火力がなく、ラティオスやボーマンダなどの強力な特殊エースを呼び寄せやすいです。グライオンの「とんぼがえり」「はたきおとす」で後続の負担を減らしたり、砂パに入れて相手に定数ダメージを蓄積させるなどの工夫が欲しいところです。
  • 氷技に4倍弱点を持ち、格闘タイプの「れいとうパンチ」が痛いです。氷技はボーマンダなどのドラゴンを釘づけするものですが、グライオンも範囲に入ります。特にカイリキーやズルズキンなどの3色パンチを使える格闘に注意 (カイリキーは「ばくれつパンチ」も嫌ですが) 。

グライオンの型

【すながくれ型】

特性 :
すながくれ
性格 :
わんぱく
努力値:
HP252 防御調整 残り素早さ
持ち物:
たべのこし or ヤチェのみ
確定技:
じしん / つばめがえし / はねやすめ
選択肢:
とんぼがえり / はたきおとす / じならし /
ストーンエッジ / ハサミギロチン / ちょうはつ

前世代からあった地面・格闘流し型です。メジャーなテラキオン・ヘラクロスを特に意識します。

◆特性について

砂嵐下で強力な特性「すながくれ」がオススメです。攻撃力が高い相手に対し、最悪「はねやすめ」連打で攻撃が外れるまで粘れます。

◆性格・努力値について

仮想敵のヘラクロスやカイリキーだけでなく、BWで登場したテラキオンにも対応させます。
繰り出しのためにHPに振りますが、岩技も受けるためわんぱくにして防御を調整します。調整先はテラキオン@いのちのたま の「ストーンエッジ」2発耐えが最低ラインです。
残りは素早さに振ります。テラキオンを重視して調整すると素早さに割ける努力値が減りますが、カイリキーくらいは抜けます。

◆持ち物について

  • たべのこし :
    再生回復の「はねやすめ」と相性が良いです。
  • ヤチェのみ :
    「れいとうパンチ」を持つ格闘に繰り出すときの保険です。

◆技について

  • じしん :
    テラキオンなどの仮想敵への遂行技です。
  • つばめがえし :
    ヘラクロスへの遂行技です。他の格闘タイプは「じしん」で足りることもありますが、ヘラクロスには地面技の効きが悪いです。
    これがなくともヘラクロスは流れることが多いですが、様子見で居座ってくる相手に遂行できます。
  • はねやすめ :
    便利な再生回復技です。連打して居座ることも可能。
  • とんぼがえり :
    相手の交代読みで使い、交代先を見てからこちらも交代できます。相手の強力なエースを呼び寄せてしまいやすいグライオンと相性がよいです。
  • はたきおとす :
    グライオンにはアタッカーが繰り出されやすいので相性がよいです。相手の火力UPアイテムを落とします。
  • じならし :
    テラキオンの素早さを下げて確実に流します。
  • ストーンエッジ :
    ボーマンダやギャラドスへの牽制技です。火力が微妙なので、「とんぼがえり」や味方の「ステルスロック」で対策した方が汎用性があります。
  • ハサミギロチン :
    交代読みで使うのが基本ですが、「のろい」などで居座る相手にも強いです。試行回数の期待値はパーティにもよります。
  • ちょうはつ :
    シャワーズの「あくび」やハッサムの「つるぎのまい」「どくどく」などを封じます。

【ポイズンヒール型】

性格 :
ようき
努力値:
HP調整 素早さ252 残り防御
持ち物:
どくどくだま
確定技:
みがわり / まもる
選択肢:
ハサミギロチン / いばる / ちょうはつ / じしん

砂パに入れて特性「ポイズンヒール」の無限まもみがをする型です。ダメージソースは砂嵐ですが、隙を見て「ハサミギロチン」で圧力もかけられます。

◆性格・努力値について

HPを調整します。
HP÷4 (切り捨て) >HP÷8 (切り捨て) ×2
(「みがわり」分のHP>「ポイズンヒール」で回復できるHP2ターン分)
という状態のとき、切り捨て計算によりHPが減っていき、無限まもみがでなくなってしまいます。これの防止でHPを8n+l (l=1,2,3) に調整します。l=0でもHPは減っていきませんが、HPが4の倍数となると「みがわり」を出せる回数が減るのでオススメできません。
素早さは、抜ける相手を増やせるようき最速がベースです。残りは格闘や地面への繰り出しも考えて防御に振ります。

◆持ち物について

  • どくどくだま :
    「ポイズンヒール」を発動させる「どくどくだま」です。ついでに状態異常撒きにも強くなります。

◆技について

  • みがわり :
    「まもる」と組み合わせたまもみがコンボです。まもみが連打により砂嵐ダメージだけで相手を倒せます。
  • まもる :
    「みがわり」と合わせたまもみがコンボです。
  • ハサミギロチン :
    隙を見て使います。相手の素早さがグライオンよりも遅く、ターン終了時に「みがわり」が残っていれば使う暇があります。「ほえる」「ふきとばし」読みでも1回使えます。
  • いばる :
    いばみがと合わせて更なるダメージに期待。
  • ちょうはつ :
    再生回復を持つ相手に効果的。砂嵐ダメージを回復されてしまうのを防ぎます。相手の「ちょうはつ」防止にも。
  • じしん :
    砂嵐ダメージが入らない岩・鋼タイプに効果抜群です。

役割関係

【グライオンを繰り出せるポケモン】

【グライオンに繰り出されるポケモン】


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