クレッフィ育成論

クレッフィの育成論。ポケモンXY対応版。

クレッフィの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

クレッフィの基本データ

全国 No.707 クレッフィ
クレッフィ 分類 : かぎたばポケモン
タイプ : はがね/フェアリー
高さ : 0.2 m
重さ : 3.0 kg
種族値 タイプ相性
HP 57
攻撃 80
防御 91
特攻 80
特防 87
素早さ 75
×4
×2 炎 地
×1/2 無 草 氷 飛 超 岩 悪 妖
×1/4
無効 毒 竜
特性
いたずらごころ 変化技を先制 (優先度+1) で使える。
隠れ特性 (夢特性)
マジシャン 相手を攻撃したとき、同時に相手の持ち物を奪う。

クレッフィのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 クレッフィを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

クレッフィの特徴

【良いところ】

  • クレッフィは種族値だけ見ると特徴のないポケモンですが、鋼/フェアリーというタイプ構成により合計11個のタイプに耐性を持ちます。特に毒技とドラゴン技はクレッフィに無効。タイプ耐性の多さから、半減技読みでバトルに繰り出しやすいポケモンといえます。
  • クレッフィは特性「いたずらごころ」の効果で、補助技を先制で使えます。バトル先発で出して先制「まきびし」を使ったり、先制「みがわり」により相手の攻撃を防ぐことができます。「いたずらごころ」は素早さが高くなく、多くの補助技を覚えるクレッフィととても相性がいい特性です。

【悪いところ】

  • クレッフィの弱点は炎と地面の2つしかありませんが、炎技と地面技はかなりメジャーなので、そこそこ弱点を突かれやすいポケモンです。クレッフィは耐久が高くないため、弱点を突かれると倒されてしまう危険があります。
    クレッフィが半減できるタイプの技をメインウェポンとするポケモンは、多くの場合炎技や地面技を持ちます。そのためクレッフィを繰り出せる相手は、クレッフィの耐性の数と比べると限られます。
  • クレッフィはフェアリータイプなのでドラゴン技読みでの無償降臨ができますが、ドラゴンポケモンの多くもまた炎技か地面技を覚えています。そのためクレッフィのドラゴンへの繰り出しは安定せず、ドラゴン対策のフェアリーポケモンが欲しいときは別なポケモンを使った方が無難です。

クレッフィの型

【まきびし型】

特性 :
いたずらごころ
性格 :
ずぶといorおだやかorわんぱくorしんちょう
努力値:
HP252 防御調整 特防調整
持ち物:
きあいのタスキorオッカのみorシュカのみorメンタルハーブ
確定技:
まきびし
選択肢:
ふういん/でんじは/どくどく/じゃれつく/マジカルシャイン/ドレインキッス/
ラスターカノン/イカサマ

◆型について

  • バトル先発で繰り出して「まきびし」を使う型。味方の後続アタッカーが相手ポケモンを確定1発で倒しやすくなったり、流されにくくなるためのサポートに徹する型です。
  • 「まきびし」は味方の後続アタッカーが相手ポケモンを倒しやすくなる優れた技ですが、相手に「こうそくスピン」「きりばらい」で撤去される危険があります。クレッフィが倒れるまで「まきびし」を使い続ける方針の場合、クレッフィが倒れた後に相手に撤去されると痛いです。先発で倒れるまで「まきびし」を使い続ける戦法には、「まきびし」が撤去されてクレッフィの分だけポケモン1枠をムダにしてしまうリスクも伴います。
  • クレッフィが2回「まきびし」を撒くまでの間、相手に「みがわり」や攻撃力を上げる積み技を使われると厄介です。相手に使われたくない技がある場合、同じ技をクレッフィに覚えさせて「ふういん」する手がありますが、クレッフィが覚えられない技は封印できません。

◆特性について

  • 先制で「まきびし」などの補助技を使える「いたずらごころ」です。

◆性格・努力値について

  • 攻撃面と素早さに努力値がいらないため、防御面に振ります。防御特化か特防特化が無難ですが、こだわるなら防御と特防に振り分けて調整してもOKです。
  • 性格は防御↑or特防↑のものにします。特殊技を使うならずぶといorおだやか、物理技を使うならわんぱくorしんちょうを選択します。

◆持ち物について

  • 持ち物を「きあいのタスキ」にすればほぼ確定で2回「まきびし」を使うことができます。クレッフィは鋼タイプなので、天気が砂嵐でも「きあいのタスキ」が潰されません。
  • 「オッカのみ」「シュカのみ」は半減実で、それぞれ弱点の炎技と地面技を受けたとき一度だけ等倍ダメージで受けることができます。対象となる弱点技にしか発動しないため「きあいのタスキ」よりも不安定ですが、「きあいのタスキ」は発動せずムダになるパターンも多いため半減実も候補に入ります。
  • 「メンタルハーブ」は相手の「ちょうはつ」対策になりますが、クレッフィが大ダメージを受けたとき一撃で倒されるリスクがあります。

◆技について

「まきびし」「選択肢」「選択肢」「選択肢」という技構成です。

  • 「まきびし」はまきびし型なので確定です。複数回撒くことができればさらに与えるダメージが増えます。1回で相手の交代時に最大HPの1/8、2回で1/6、3回で1/4だけ削ることができます。
  • 「ふういん」は相手の「まきびし」などを防ぐのに役立つ技。特に6対6戦ではバトル先発で「まきびし」を使ってくる相手が出現するので、そのような相手と対峙したときに使います。
  • 「でんじは」はゲッコウガや「こだわりスカーフ」持ちのポケモンなど、素早さを売りにしたアタッカーに使うと1匹ダメにできます。
  • 「どくどく」は相手の耐久ポケモンの耐久を落とせますが、耐久ポケモンは先発で出てきにくいです。この型はバトル先発で繰り出す前提なので相性は微妙。
  • 「じゃれつく」は威力90のフェアリー物理技。クレッフィが覚えるタイプ一致技の中で一番高火力です。攻撃技を1つ覚えておけば「ちょうはつ」で補助技を封じられたときも一応行動できるようになりますが、低火力で攻撃し続けても相手の積み技などの起点にされやすいので要注意。
  • 「マジカルシャイン」は威力80のフェアリー特殊技です。「じゃれつく」と異なり命中100%なので安定です。
  • 「ドレインキッス」は威力50のフェアリー特殊技。与えたダメージの3/4だけクレッフィのHPを回復できますが、威力が低すぎます。
  • 「ラスターカノン」は威力80の鋼特殊技です。鋼技ではフェアリーポケモンなどの弱点を突けますが、ドラゴンや格闘といった強力なポケモンに効果抜群のフェアリー技の方がオススメです。
  • 「イカサマ」は威力95の悪物理技で、ダメージ計算に相手の攻撃ステータスを使うことが特徴です。クレッフィ自身は攻撃力に期待できませんが、「イカサマ」を使えば攻撃が高い相手と対峙したときは相手を利用できます。ただし威力100もないタイプ不一致技なので、火力はあまり期待できません。

【壁張り型】

特性 :
いたずらごころ
性格 :
ずぶといorおだやかorわんぱくorしんちょう
努力値:
HP252 防御調整 特防調整
持ち物:
ひかりのねんどorたべのこしorきあいのタスキ
確定技:
リフレクターorひかりのかべ
選択肢:
ふういん/でんじは/どくどく/じゃれつく/マジカルシャイン/ドレインキッス/
ラスターカノン/イカサマ

◆型について

  • 「リフレクター」「ひかりのかべ」といった、相手の技のダメージを半減する壁技を使ってサポートする型。壁を張ったら味方のエースポケモンに交代すれば、エースが受けるダメージを減らせます。
  • 壁張り型には以下の2つのパターンがあります。1つはクレッフィの豊富な耐性を生かし、半減技読みでバトルに繰り出して壁を1枚張る型。もう1つは強力なエースの登場前に繰り出し、2種類の壁を両方張ったら倒されてしまう型です。
    後者は3対3の先発で使われることがあり、後続エースのサポートとなります。ただし後続エースの全抜き力が半端だった場合、相手に回復技などで粘られて壁が消えてしまうという危険があります。
  • ちなみに特性「いたずらごころ」で2枚の壁張りができるのはクレッフィだけです。

◆特性について

  • 先制で補助技を使える「いたずらごころ」です。

◆性格・努力値について

  • クレッフィは素の耐久が低めなので、防御か特防いずれかの耐久に特化するのがオススメです。ノーマルや飛行といった物理ポケモンに繰り出すことが多いなら防御特化、エスパーやフェアリーといった特殊ポケモンへの繰り出しを重視するなら特防特化となります。
  • 性格は特殊技を使うならずぶといorおだやか、物理技を使うならわんぱくorしんちょうを選択します。

◆持ち物について

  • 「ひかりのねんど」を持たせると、張った壁が8ターン持続します。壁を2枚張り、直後に全抜きエースを繰り出す場合はこちらです。
  • 「たべのこし」はクレッフィを繰り出せる回数が増えることが期待できます。
  • 「きあいのタスキ」は先発で2枚壁を張るなら候補に入ります。

◆技について

「リフレクターorひかりのかべ」「選択肢」「選択肢」「選択肢」という技構成です。

  • 「リフレクター」「ひかりのかべ」はいずれか片方、または両方を使います。それぞれ5ターンの間、相手から受ける物理技や特殊技のダメージを半分にできます。
  • 選択肢技の選択基準は、上記まきびし型と同じです。

【いばみが型】

特性 :
いたずらごころ
性格 :
ずぶといorおだやかorわんぱくorしんちょう
努力値:
HP4n+1調整 防御調整 特防調整
持ち物:
たべのこし
確定技:
いばる/みがわり
選択肢:
でんじは/メロメロ/どくどく/まもる/いちゃもん/じゃれつく/マジカルシャイン/
ドレインキッス/ラスターカノン/イカサマ

◆型について

  • いばみが型は、「いばる」「みがわり」を使って相手を自滅に追い込む嫌がらせ型です。まずは交代読みで「いばる」を使い、相手を混乱させます。次のターンからは先制で「みがわり」を連打し、相手が混乱で相手自身を攻撃するまで待ちます。「いばる」により相手の攻撃力が上がっているので、相手自身に与えるダメージが大きくなります。「みがわり」が残ったらさらに「いばる」を使って相手の攻撃を上げれば、自滅ダメージを増やすことができます。「でんじは」「メロメロ」と組み合わせると、相手がクレッフィを攻撃できる確率を下げられます。
  • いばみが型は運も絡む型です。相手が混乱で相手自身を攻撃せず、クレッフィの「みがわり」を壊し続けた場合、クレッフィがピンチに陥ります。またクレッフィが「みがわり」を出せない状態のとき相手アタッカーの混乱が解けると、攻撃ランクが上がったアタッカーと対峙することになり危険です。
  • いばみが型は相手ポケモンの攻撃が高く耐久が低いほど効果的な技です。逆に相手ポケモンの攻撃が低く高耐久だと、混乱の自滅ダメージが少なくなるため相手を倒すのが難しくなります。ハピナスのように極端に攻撃が低いポケモンをいばみがで倒すのは厳しいです。
  • クレッフィによく似たいばみが型は、特性「いたずらごころ」のレパルダスでもできます。レパルダスはクレッフィよりも素早さが高いため先制技に強く、タイプ一致の「イカサマ」を使えます。しかしクレッフィはレパルダスよりもタイプ耐性が優秀なため、レパルダスの劣化というわけではありません。
  • いばみが型を使うとバトルが長引く傾向があり、さらに相手はポケモンが自滅していくため、うまく決まれば相手を非常にイライラさせる精神的 (?) 効果がある型です。

◆特性について

  • 先制で補助技を使える「いたずらごころ」です。「いたずらごころ」によりほぼ必ず先制で「みがわり」を使えて安全です。

◆性格・努力値について

  • HPが4の倍数になっていると「みがわり」が3回しか出せなくなってしまうため、4の倍数にならないようにします。4の倍数+1の数字になっているとムダがありません。
  • 攻撃や素早さに努力値を振る意味はほぼないので、繰り出しやすくするため防御面に努力値を振ります。防御特化か特防特化が無難ですが、お好みで調整もできます。
  • 性格は特殊技を使うならずぶといorおだやか、物理技を使うならわんぱくorしんちょうを選択します。

◆持ち物について

  • 「みがわり」を出せる回数が増える「たべのこし」です。

◆技について

「いばる」「みがわり」「選択肢」「選択肢」という技構成です。

  • 「いばる」「みがわり」はセットでいばみがに使います。
  • 「でんじは」は「いばる」と合わせて使い、相手をまひ+こんらん状態にします。麻痺混乱状態での相手の攻撃できる確率は3/8です。まひはこんらんと異なり、相手が交代しても残る点も優秀です。
  • 「メロメロ」は「いばる」と合わせて使い、相手が攻撃できる確率を下げます。混乱メロメロ状態で相手が攻撃できる確率は1/4です。御三家やイーブイズなど一部のポケモンは♂の方が多く、またランドロスなど♂のみ存在するポケモンもいるため、「メロメロ」を使うならクレッフィの性別は♀がオススメです。
  • 「どくどく」は「いばる」と絡めることで、相手のHPをさらに早く減らせます。「もうどく」は相手が交代しても残るのもポイントです。
  • 「まもる」は定期的に使うことで「たべのこし」の回復量を稼げる技です。
  • 「いちゃもん」は相手が同じ技を連続で出せないようにする技。クレッフィは耐性が多く、相手の技のほとんどに耐性を持つこともあるため相性のいい技です。「みがわり」と合わせてうまく使えば、いばみがの起点を作れます。
  • 「じゃれつく」「マジカルシャイン」「ドレインキッス」「ラスターカノン」「イカサマ」は攻撃技です。選択基準は上記まきびし型と同じです。攻撃技を持つことで相手をより早く自滅に追い込むことができます。しかしクレッフィの攻撃は低いため、攻撃技を持ったからといって「ちょうはつ」で止まらなくなるわけではありません。

役割関係

【クレッフィを繰り出せるポケモン】

【クレッフィに繰り出されるポケモン】


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