ヒードラン育成論
ヒードランの育成論。
ヒードランの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
ヒードランの基本データ
全国 No.485 ヒードラン | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | 地 | |||||||||||||||||||
×2 | 水 格 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 無 飛 超 霊 竜 悪 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | 草 氷 虫 鋼 | ||||||||||||||||||||
無効 | 毒 | ||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
もらいび | ほのおタイプのわざを受けると無効化し、ほのおタイプのわざの威力が1.5倍になる。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
ほのおのからだ | 直接技を受けたとき、30%の確率で相手をやけど状態にする。 手持ちにいると、通常の半分の孵化歩数でタマゴが孵化する。 |
ヒードランのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ヒードランを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
ヒードランの特徴
【良いところ】
- 特攻種族値が130と高いです。「こだわりメガネ」+「オーバーヒート」は半減されても強力です。炎タイプはボーマンダを呼び寄せてしまうことが難点ですが、ヒードランは火力があるため半減炎技でもボーマンダの体力を十分に削ることができます。「めざめるパワー氷」などピンポイントの牽制技を必ずしも撃つ必要はありません。
- エスパー技に耐性があります。鋼タイプでありながら「だいもんじ」で弱点を突かれないため、「サイコキネシス」+「だいもんじ」という技構成になりがちなアグノムに安定して交代出しすることができます。
- 特性「もらいび」により炎技に対して無償降臨ができます。「にほんばれ」を使うファイヤー・ウインディなどの炎タイプに強いです。水タイプで「にほんばれ」ファイヤーに対抗しようとすると相手の「ソーラービーム」で弱点を突かれますが、ヒードランには「ソーラービーム」もほとんど効きません。
- 鋼タイプなので様々な耐性が多いです。
メタグロスの「コメットパンチ」「しねんのずつき」やハッサムの「とんぼがえり」読みでの交代出しができます。折角の炎タイプなので、素早さはメタグロスを抜けるように調整しておきましょう。
その他では、草・氷タイプに1/4耐性を持つためこれらの技に特に強いです。ユキノオーなどに交代出しができます。
【悪いところ】
- 特攻種族値の高さとタイプ一致の「オーバーヒート」「だいもんじ」から特殊エースとして期待できますが、準伝説の特殊エースではラティオスがいます。ラティオスはヒードランと同じく特攻130族であり、タイプ一致の「りゅうせいぐん」を使うことができます。ドラゴン技の「りゅうせいぐん」は炎技の「オーバーヒート」よりも半減されにくく、より多くの相手に等倍で通しやすい技です。つまりはラティオスの方が火力を出しやすいということです。
ラティオスは素の素早さも高く、序盤の「りゅうせいぐん」の強さだけでなくバトル終盤の「りゅうのはどう」での抜き性能も評価されています。ヒードランは素早さが低いため、素の素早さでの終盤の活躍にはあまり期待できません。 - ドラゴン技に耐性があります。ラティオスの「りゅうせいぐん」読みでの交代出しができます。
「こだわりスカーフ」を持たせて素早さを逆転した上で、ボーマンダの「りゅうせいぐん」読みで出ることもできます。素早さを逆転させることによりボーマンダの先手「じしん」で倒されることを防ぎます。しかしコチラがドラゴンの弱点を突ける技は「りゅうのはどう」「めざめるパワー氷」とタイプ不一致で威力が低めです。相手ドラゴンがコチラの「こだわりスカーフ」を警戒して逃げたターンに「めざめるパワー氷」を撃つと、ほぼノーダメージでの交代を相手に許してしまうことになります。かといって交代読み炎技を撃ったターンに相手が居座ると半減されてしまいます。
「こだわりスカーフ」により散り際の「だいばくはつ」が使いやすくなる点は評価できますが・・・ - 「こだわりスカーフ」によりアグノムへの対応がラクになります。
「こだわりスカーフ」持ちの鋼タイプとしてはメタグロスがいます。メタグロスはアグノムの「サイコキネシス」読みで出ることができ、逃げる相手を「おいうち」で狩ることができます。ヒードランはメタグロスと異なり、アグノムの「だいもんじ」を心配する必要はないですが相手を「おいうち」で狩ることはできません。素早さが高く厄介なアグノムを流せるものの、取り逃がして終盤に残してしまうことになります。
ヒードランの型
【特殊型】
- 性格 :
- ひかえめ
- 努力値:
- 特攻252、素早さ調整、残りHP
- 持ち物:
- こだわりメガネなど火力UP系orオボンのみorたべのこし
- 確定技:
- オーバーヒートorだいもんじ、だいばくはつ
- 選択肢:
- ラスターカノン、だいちのちから、りゅうのはどうorめざめるパワー氷、おにび、めざめるパワー電気、みがわり
アグノム、ファイヤーなど有利な相手に交代出しします。
性格・努力値について。
決定力を出すために特攻特化のひかえめとします。
攻撃↓の性格でも「だいもんじ」+「だいばくはつ」でハピナス・カビゴンを倒すことができます。
メタグロスの「コメットパンチ」読みで交代出しができるため、メタグロスを抜けるように素早さ調整しておくと便利です。環境にもよりますが、4振りスイクン~最速バンギラス抜き辺りの調整をかけてください。早めに調整しておくと一々引っ込まなくてすみます。元から繰り出せる相手が少ないため、引くべき相手が減ると便利です。
持ち物について。
これといった確定アイテムはありません。
「こだわりメガネ」は「オーバーヒート」撃ち逃げとの相性が良くオススメですが、「だいばくはつ」を使いにくくなります。
「オボンのみ」は交代出しできる回数が増えますし、小回りが効く無難アイテムです。「みがわり」と相性がよい「たべのこし」でもOK。
技について。
「オーバーヒートorだいもんじ」「だいばくはつ」「選択肢」「選択肢」という技構成とします。
「オーバーヒート」「だいもんじ」はタイプ一致技です。「こだわりメガネ」による撃ち逃げなら「オーバーヒート」が適しています。火力は高く、「こだわりメガネ」+「オーバーヒート」ではHP4振りラティオスが確2、HP振りギャラドスが超高乱数2となります。ピンポイントの牽制技を撃つ必要すらなくなります。
「だいばくはつ」はハピナスやカビゴンを突破して後続の特殊アタッカーを動きやすくする効果があります。適当に爆発するだけでも1対1交換にはなります。
残りの技は選択肢となります。
「ラスターカノン」は炎技に耐性があるバンギラスやドサイドンなど岩タイプの牽制です。炎タイプの弱点は突けなくなりますが、ラティオスやボーマンダにも等倍で通るため「だいちのちから」よりも撃つリスクが少ない技です。炎タイプには耐久が低いものが多いため、メイン炎技でも実は結構削れます。威力は低いが一貫性がある技ということで「こだわりメガネ」装備時の使用がオススメです。
「だいちのちから」はバンギラスやドサイドンなど岩タイプの牽制です。「ラスターカノン」と異なり、炎タイプの弱点を突くことができます。しかし地面技なので、読み外してラティオス・ボーマンダを出されると無償降臨となります。また炎タイプは耐久が低いものが多く、コチラの一致炎技でもある程度削ることができます。ミラーマッチの対策にはなります。
「りゅうのはどう」はラティオスやボーマンダの牽制です。強化アイテムを持っていればボーマンダは炎技で削れるので、ラティオスを意識した技となります。キングドラにも効果抜群です。
「めざめるパワー氷」はボーマンダ・ガブリアスを意識した技です。交代読みで使いますが、読み外して別な相手に当たるとダメージが小さいため注意が必要です。使うなら「みがわり」と組み合わせての使用がオススメです。
「おにび」はバンギラスやドサイドン、カビゴン、ギャラドスなどへの交代読みで撃つことができます。物理相手を呼び寄せやすいヒードランと相性がよい技です。
「めざめるパワー電気」は水タイプに交代読みで当てる技です。ギャラドスを抜けるように調整しておけば先制で4倍弱点を突くこともでき、相手の「りゅうのまい」の起点にされません。またファイヤーに後出しした際に弱点を突くこともできます。
「みがわり」は相手の交代読みで使います。出てきた相手を見てから「めざめるパワー氷」「おにび」などの技を選択することができます。
【こだわりスカーフ型】
- 性格 :
- ひかえめorおっとり
- 努力値:
- 特攻252、素早さ調整、残りHP
- 持ち物:
- こだわりスカーフ
- 確定技:
- だいもんじ、りゅうのはどう、だいばくはつ、だいちのちから
- 選択肢:
- なし
「こだわりスカーフ」を持つことによりラティオス・ボーマンダと素早さを逆転させることができます。本来倒せないはずのドラゴンに先手で攻撃できるため、ドラゴン流しの役割を持てるようになります。
ついでにアグノムも抜くことができます。
性格・努力値について。
相手を流す決定力は欲しいので特攻特化のひかえめとします。ひかえめでも最速120族までは抜くことができます。アグノム・ラティオス・ボーマンダを抜けるので十分です。
攻撃↓の性格でも「だいばくはつ」でハピナス・カビゴンに致命打を与えることができます。メタグロスやハッサムへの後出しを考えないなら、防御↓のおっとりでもOKです。
素早さは最速120族抜きの調整がムダがありません。
「こだわりスカーフ」で素早さが上がっているため、ヒードランが役割を果たしたあとは一旦引っ込めて先手で爆発するという使い方ができます。
持ち物について。
ドラゴンと素早さを逆転させる「こだわりスカーフ」です。
技について。
「だいもんじ」「りゅうのはどう」「だいばくはつ」「だいちのちから」という技構成とします。
「だいもんじ」はメインの炎技です。素早さが上がって撃ち合いに強くなるので、連打できる「だいもんじ」の方が「オーバーヒート」よりもオススメです。
「りゅうのはどう」はラティオスやボーマンダの弱点を突く技です。HP4振りラティオスに約7~8割、HP4振り特防↓ボーマンダに約9~10割のダメージがあります。ラティオスを狙うことと技の威力を考えて「めざめるパワー氷」よりは「りゅうのはどう」がオススメできます。
「だいばくはつ」は役割を終えた後に死に出しで出して使います。相手を一匹ダメにできます。
「だいちのちから」は炎技に耐性があるバンギラスやドサイドンなど岩タイプと炎タイプの牽制です。相手の炎タイプに出したときに使うこともできます。
役割関係
【ヒードランを繰り出せるポケモン】
【ヒードランに繰り出されるポケモン】
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