ドラピオン育成論
ドラピオンの育成論。
ドラピオンの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
ドラピオンの基本データ
全国 No.452 ドラピオン | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 地 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 草 毒 霊 悪 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | |||||||||||||||||||||
無効 | 超 | ||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
カブトアーマー | 相手のわざが急所に当たらない。 | ||||||||||||||||||||
スナイパー | わざが急所に当たったときに与えるダメージが2倍になる。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
するどいめ | 相手のわざや特性で命中率のランクを下げられない。 手持ちの先頭にいると、レベルの低い野生ポケモンが出現しにくくなる。 |
ドラピオンのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ドラピオンを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
ドラピオンの特徴
【良いところ】
- エスパー・ゴースト技に耐性があります。「おいうち」を習得できるので、フーディンやゲンガーなどのエスパー・ゴーストを逃がさずに狩る超霊狩りの型ができます。特に「サイコキネシス」に対して無償降臨できる点では、超霊狩りで有名な「おいうち」ハッサムに勝ります。
- 弱点が地面タイプ1つなので、弱点を突かれにくいです。毒タイプがついているため格闘技で弱点を突かれず、超霊が使ってくる「きあいだま」も等倍です。また超霊狩りハッサムと違い、相手の「めざめるパワー炎」で対策をされません。
- マイナーポケモンでみんなよく知らないので技構成がバレにくいです。
【悪いところ】
- エスパー・ゴースト技に耐性があり「おいうち」を持つポケモンは、フーディンやゲンガーなどを逃がさずに狩る超霊狩りができます (ラティオスを狩ることを期待する場合もあります) 。フーディンなどの受けにくい特殊エースや、無効タイプが多くて厄介なゲンガーを逃がさずに狩ることでコチラ後続のアタッカーを動きやすくしたい場合に超霊狩り要員が使われます。ここで言う“狩る”のニュアンスは、相手を倒すことだけではなく、交代際の「おいうち」により単に相手に大ダメージを与えることも含みます。
超霊狩り要員で最もメジャーなのは「おいうち」ハッサムでしょう。特防特化ベースで超霊だけでなく草・氷タイプなどの流しもでき、いろいろな役割を持てる便利屋さんです。ハッサムに決定力がないことが足を引っ張りますが、相手の交代読みで「とんぼがえり」を使い有利な味方を出すサポートをしていくことで、決定力のなさは一応フォローされています。
他に超霊狩り要員として使われるのは悪タイプのミカルゲやドンカラス。ハッサムと違い、「サイコキネシス」に対し無償降臨できること・「おいうち」だけでなくタイプ一致の「ふいうち」のプレッシャーをかけられること・「めざめるパワー炎」による役割破壊を受けないことが特徴です。ハッサムの方が、ラティオスの「りゅうせいぐん」に耐性があったり「とんぼがえり」を使えたりで器用なのでメジャーですが・・・
ミカルゲはゴースト技には耐性がないため、エスパー対策を重視するケースで使われることになります (一応特防特化ベースにしてゲンガーにも交代出しできます) 。フーディンに関しては「サイコキネシス」だけでなく「きあいだま」も無効であり、ほぼ完封できます。ゴーストタイプがついているので、超霊狩りの他にはノーマル・格闘流し要員となることもできます。
ドンカラスはエスパー・ゴースト技に耐性があり、特性「ふみん」が特徴的。ゲンガーの「シャドーボール」読みだけでなく、「さいみんじゅつ」読みで交代出しして「おいうち」「ふいうち」のプレッシャーをかけることができます。
さて、タイプ相性からドラピオンには超霊狩りがよい道のようなのですが、他の超霊狩り要員との差別化点・彼らよりも活躍できる点はあるのでしょうか?
ドラピオンは素の特殊耐久が低めです。特攻全振り性格補正無しフーディン@いのちのたま の「きあいだま」で特防特化ドラピオンが中低乱数2と安定しません。ドラピオンは「ふいうち」を覚えることができないため、ミカルゲやドンカラスと違い先制攻撃のプレッシャーをかけることもできません。「きあいだま」をも無効化できるミカルゲ・ゲンガーの「さいみんじゅつ」に強いドンカラスに比べてドラピオンは見劣りします。
「じしん」「どくびし」など、ミカルゲやドンカラスには使えない技が使えるという点がありますが、差別化としては弱いです。 - 攻撃種族値は90とあまり高くありません。フーディン・ゲンガーを狩る場合、特防特化ベースにする必要があるので火力はほぼありません。そのためドラピオンに交代出しできるポケモンは様々です。コチラメインの悪技に耐性のあるバンギラスだけでなく、メタグロス・ガブリアス・「いかく」ボーマンダ・ドサイドンなど物理耐久が高めのアタッカーがわらわら出てきます。彼らは「こだわりハチマキ」「いのちのたま」を持った強力なエースであることが多いです。これだけの相手を呼び寄せてしまい相手の攻撃のチャンスをつくってしまうため、ドラピオンを場に出すことはコチラのパーティが崩れていく原因をつくると言えます。そもそも安定しない超霊狩りだけにしか期待できないポケモンです・・
上記の強力なアタッカーが禁止されているマイナー戦ルールならそこまでは問題ありませんが・・・ - 超霊狩り要員としてはミカルゲやドンカラスに見劣りしてしまいます。アタッカー路線という手も考慮してみる必要がありますが、タイプが毒/悪とどちらも攻撃面に優れません。攻撃種族値が特別に高いわけでもないので、アタッカーとして使うなら他のポケモンを使った方が良くなってしまいます。特性「スナイパー」+「つじぎり」で急所狙いと言い張ることもできますが、運頼みすぎるので大吉ギャンブラーさんにしかオススメできません。
ドラピオンの型
【超霊狩り型】
- 特性 :
- スナイパー
- 性格 :
- しんちょう
- 努力値:
- ①HP252、攻撃調整、残り特防
②HP252、特防252、素早さ6 - 持ち物:
- オボンのみorくろいヘドロ
- メイン:
- おいうち、しっぺがえし
- サブ技:
- じしん、こおりのキバ
- 補助技:
- はたきおとす、どくびし
「きあいのタスキ」で耐えて「がむしゃら」し、相手の残りHPを1にします。
次のターンに相手が交代しないと読むなら「こおりのつぶて」、交代すると読むなら「おいうち」「がむしゃら」で。
コチラ後続で倒せるような相手をドラピオンで倒しても意味がないため、注意が必要です。「がむしゃら」で削ることに意味があります。
特性について。
どちらも運に関するものですし安定して役立ちませんが、運が良ければ一発逆転を狙える「スナイパー」の方がオススメです。
性格・努力値について。
フーディン・ゲンガーなど特殊アタッカーに交代出しするため、特防特化をベースとします。
①の努力値では攻撃を、交代際威力80の「おいうち」でHP4振りゲンガーを確1で倒せるように調整しています。ドラピオンの攻撃個体値がVならば、84だけ振ることにより確1調整ができます。ゲンガーが常にHP満タンであるとは限らないため攻撃の調整をしない手もありますが、無効タイプの多い厄介な相手なので確1調整くらいはしておきたいです。
HP4振りフーディンは、ドラピオンが攻撃に無振りでも交代際の「おいうち」で確1となります。
持ち物について。
①の努力値の場合は延命アイテム「オボンのみ」とします。特攻全振り性格補正無しフーディン@いのちのたま の「きあいだま」で高確率で「オボンのみ」が発動し、2発耐えることができます。「くろいヘドロ」では回復が追いつきません。
努力値の攻撃調整をせずに、②の特防特化の場合は「くろいヘドロ」により上記フーディン@いのちのたま の「きあいだま」を高確率で2発耐えることができます。
技について。
「おいうち」「しっぺがえし」「選択肢」「選択肢」という技構成とします。
「おいうち」は逃げるフーディン・ゲンガーなどの超霊を逃がさずに狩れる技です。
「しっぺがえし」は相手の超霊が「おいうち」を恐れて逃げないと判断した時に使う技です。
残りの技は選択肢となります。
「じしん」はメタグロスやバンギラスなど物理耐久の高い鋼・岩タイプやゴウカザルの牽制となります。メタグロスやバンギラスは耐久が高く、弱点をついてもキビシイです。
「はたきおとす」はドラピオンが呼び寄せたメタグロスやガブリアスの火力UPアイテムをなくす技。交代読みで当てればコチラ後続の負担を減らすことができます。
「こおりのキバ」はドラゴンに交代読みで撃ちます。ガブリアス・ボーマンダは悪技に耐性がありませんが、火力のないドラピオンには出て来られてしまうのでコレで牽制します。威力不足のため、①の努力値のように攻撃に振った場合でも、HP4振りガブリアスに約6~7割、HP4振り「いかく」ボーマンダに約5~6割のダメージしかありません。
「どくびし」は相手に毒を撒くことにより、コチラの後続アタッカーが相手に受けられにくくなる効果がある技。ドラピオンが呼び寄せる相手が強力なので、「どくびし」を撒くことによる隙は大きいですが・・
役割関係
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