ヤドキング育成論

ヤドキングの育成論。

ヤドキングの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

ヤドキングの基本データ

全国 No.199 ヤドキング
ヤドキング 分類 : おうじゃポケモン
タイプ : みず / エスパー
高さ : 2.0 m
重さ : 79.5 kg
種族値 タイプ相性
HP 95
攻撃 75
防御 80
特攻 100
特防 110
素早さ 30
×4
×2 草 電 虫 霊 悪
×1/2 炎 水 氷 格 超 鋼
×1/4
無効
特性
どんかん メロメロ状態にならない。
マイペース こんらん状態にならない。
隠れ特性 (夢特性)
さいせいりょく バトルから引くと最大HPの1/3だけ回復する。

ヤドキングのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ヤドキングを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

ヤドキングの特徴

【良いところ】

  • 特殊耐久が高めであり、特殊受けとして期待できます。特防特化にすればタイプ不一致「10まんボルト」「くさむすび」などを受けることもできます。
  • 水技に耐性があります。水技+「れいとうビーム」という技構成の水ポケモンは大抵受けることができます。それだけでなく、スターミー@いのちのたまの「10まんボルト」やエンペルトの「くさむすび」も受けられます。
    「ハイドロポンプ」に耐性があり、特殊耐久があるため雨パの特殊アタッカーを受けることもできます。キングドラだけでなく、タイプ一致の草技を持つため受けにくいルンパッパも受けられます (「いのちのたま」がない場合) 。
  • 炎技に耐性があるため、ウインディやファイヤーなどの炎ポケモンを受けることができます。
    しかし、炎ポケモンは交代読みで「にほんばれ」→「ソーラービーム」を使ってくる点には注意です。
  • エスパー技に耐性があり、特殊エースのフーディンを受けることができます。ただしフーディンは「アンコール」「めいそう」が使える点には注意です。不用意に補助技を使うと「アンコール」で縛られてしまいます。
  • エスパータイプのため、格闘技を半減することができます。火力UPアイテムや「かみなりパンチ」のない「ノーガード」カイリキー程度なら、受けることができます。
    格闘対策が欲しいならヤドランなどの方が向いているため、格闘受けはあくまでオマケです。
  • 体重が重くないため、「くさむすび」を受けたとき威力を80に抑えられています。
  • 特殊耐久が高いことと、エスパータイプゆえに格闘技を半減できることから、受けにくさで有名なゴウカザルのテンプレ型 (CS252@いのちのたま だいもんじ/インファイト/くさむすび/めざめるパワー氷) を受けることができます。ヤドキングを特防特化にすれば、このゴウカザルの「くさむすび」でも3~4割程度のダメージしか受けません。
    ゴウカザルが苦手なパーティのおともにどうぞ。

【悪いところ】

  • 特殊耐久が高めですが、純粋な特殊受けとしての能力はもちろんハピナスに負けてしまいます。特殊耐久のステータスの差から、ヤドキングはタイプ一致弱点技までは受けきれません。メジャーな「10まんボルト」や「くさむすび」で弱点をつかれてしまうこともツライです。
    ハピナスとの差別化点は、
    ゴウカザルを受けられること
    タイプ一致の「なみのり」「サイコキネシス」を使えるため、ハピナスよりは火力に期待できること
    水タイプのため、ハピナスよりはメタグロスやバンギラスを牽制できること
    エスパータイプのため、カイリキーなどの格闘ポケモンを牽制できること
    です。
  • タイプ一致の弱点技は特防特化でもキビシイです。サンダース・ジバコイル・ジュカイン・ゲンガー・「ダウンロード」ポリゴンZなどは受けることができないため、味方のポケモンに任せましょう。
  • 特殊耐久が高く、ボーマンダ@いのちのたまの「りゅうせいぐん」のダメージも4~6割程度に抑えることができます。しかしボーマンダは二刀流がほとんどであり、交代読み「ドラゴンダイブ」+「りゅうせいぐん」でヤドキングが落ちてしまいます。ボーマンダを受けることはヤドキングでもできません。
    受けはムリですが、牽制で「れいとうビーム」を持っておくのはOKです。
  • 水タイプであることを生かすなら、有利な地面・岩ポケモンなどに交代出しして流したいところです。しかし物理耐久はヤドランの方が高いです。防御特化にしてマンムーやプテラなどを受けるならヤドランの方が向いています。
    このことから水タイプ本来の役割を持ちにくいため、ヤドキングはヤドランよりもパーティに入れにくく、マイナーです。
    カイリキーなどの格闘受けとしても、物理耐久の高いヤドランの方が安定しています。

ヤドキングの型

【ゴウカザル受け型】

特性 :
マイペース
性格 :
おだやか
努力値:
HP252、特防252、あと何か6
持ち物:
たべのこしorオボンのみ
メイン:
サイコキネシス、なみのり
サブ技:
くさむすび、れいとうビーム、だいもんじ
補助技:
なまける、あくび、でんじは、トリックルーム

ゴウカザルを受けられる型です。メインの仮想敵であるゴウカザルだけでなく、スターミーやエンペルト、雨パのキングドラなど様々な特殊エースを受けられます。

特性について。
メロメロ状態よりもこんらん状態の方がメジャーのため「マイペース」です。カイリキーの「ばくれつパンチ」読みで出すこともできるのでこれで確定です。

性格・努力値について。
特殊受けを安定させるために特防特化とする必要があります。

持ち物について。
「たべのこし」「オボンのみ」など延命アイテムがオススメです。

技について。
「サイコキネシス」「なまける」「選択肢」「選択肢」
or
「なみのり」「なまける」「選択肢」「選択肢」という技構成とします。
ヤドキングのメイン仮想敵であるゴウカザルの弱点をつくために、「サイコキネシス」「なみのり」いずれかは必ず入れてください。どちらも入れてもOKです。
「サイコキネシス」はゴウカザルを受けた後に撃ちます。水ポケモンを受けた後に等倍ダメージを与えることにも使います。
「なみのり」もゴウカザルを受けた後に撃つことができます。
「なまける」は便利な再生回復技です。これにより特殊アタッカーやゴウカザルを何度も受けることができます。特にゴウカザルは終盤まで生き残ることも多く厄介な存在になりがちのため、コチラのヤドキングも長生きさせておく必要があります。
残りの技は選択肢となります。
「くさむすび」はスターミーなど水ポケモンの弱点をつける技。「サイコキネシス」を持たない場合は水タイプ全般に対しての攻撃手段となります。しかしシャワーズやミロカロス等は特殊耐久が高く、「くさむすび」で流すのはムリです。
「れいとうビーム」はボーマンダなどドラゴンの牽制となる技です。
「だいもんじ」はハッサムへの交代読みで使えます。特防特化ハッサムが低乱数1となりますが、技スペースがきついです。交代読みとしては「あくび」の方が範囲が広いため優秀です。
「あくび」は居座ろうとする相手を流すことのできる技。「くさむすび」では流せないシャワーズやミロカロスはコレで流します。シャワーズは「あくび」、ミロカロスは「さいみんじゅつ」を使ってくることには注意です。また交代読みでも使うことができます。
「でんじは」「トリックルーム」はパーティのポケモンとの兼ね合いが大事です。使うなら、ヤドキングのサポートの恩恵を受けやすいメンバーを入れましょう。
「でんじは」はマヒ撒きサポートです。ヤドキングが呼び寄せる物理アタッカーに当てたいところ。水ポケモンのヤドキングは地面タイプを呼び寄せにくいため相性は良いです。「ちくでん」サンダースには注意です。バンギラスやメタグロスなど先制すれば勝てるアタッカーのサポートとなります。
「トリックルーム」はヤドキング自身や後続のサポートです。相手の手持ちが残り少なく全て分かっているようなバトル終盤で使うと勝ちが決定する場合もあります。相手が素早さ命のポケモンを残してきた時に有効です。中途半端な素早さのポケモンが速攻アタッカーに勝てるようになります。ヤドキングの仮想敵は、スターミーなどバトル終盤に活躍できるポケモンも多いです。終盤にそれらを受けたついでに「トリックルーム」すればよいです。

役割関係

【ヤドキングを繰り出せるポケモン】

【ヤドキングに繰り出されるポケモン】


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