テッカニン育成論
テッカニンの育成論。
テッカニンの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
テッカニンの基本データ
全国 No.291 テッカニン | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | 岩 | |||||||||||||||||||
×2 | 炎 電 氷 飛 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 虫 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | 草 格 | ||||||||||||||||||||
無効 | 地 | ||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
かそく | 毎ターン素早さのランクが1段階ずつ上がる。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
すりぬけ | 相手の「リフレクター」や「ひかりのかべ」の効果を無視して攻撃できる。 |
テッカニンのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 テッカニンを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
テッカニンの特徴
【良いところ】
- デオキシスSを除けば全ポケモン中で素早さが最も高いです。ほぼ確実に先手をとり、「みがわり」「つるぎのまい」「とんぼがえり」などの行動ができます。
- 特性「かそく」で上がった素早さを後続に「バトンタッチ」することができます (テッカバトン) 。バトン先には、素早さが低いが突破力の高い、止まりにくいポケモンや、自力で素早さUPの積み技を覚えることができないポケモンがオススメできます。メタグロス、カイリキー、ガラガラ、ラムパルド、キノガッサなどがメジャーなバトン先です。アイデア次第でいろいろなバトン先が考えられます。
- 運と立ち回り次第では、「かそく」だけでなく、「みがわり」「つるぎのまい」を「バトンタッチ」できる時もあります。
- 見せ合いあり3on3なら、相手に先制技持ちと「ほえる」「ふきとばし」持ちがいそうか確認してからテッカニンを出すことができます。3on3だと攻撃を受けきることが難しいので、うまくテッカバトンが成功すればサクッと3タテできることもあります。
- 攻撃種族値は90とそこまで低くありません。テッカバトンのイメージの裏をかき、「こだわりハチマキ」など火力UPアイテムを持たせて攻撃してみる型もあります。
- 相手の交代を読んだら「とんぼがえり」を使うことにより、交代先のポケモンを見てからコチラも交代するサポートをすることができます。
【悪いところ】
- テッカバトン要員にする場合、それ以外の用途はほぼありません。「バトンタッチ」が済んだあとは用済みとなってしまい、パーティを圧迫します。「かそく」バトンされたアタッカーが、通常のアタッカー2匹よりも大きな活躍ができないと、アタッカー2匹を入れた方が良かった・・・ということになってしまいます。
- テッカバトンの弱点として、「ほえる」「ふきとばし」「ちょうはつ」などによるコンボ封じがあります。
特に、
1ターン目:相手「ほえる」持ちに交代/コチラテッカニン「まもるorみがわり」
(ターン終了時に「かそく」で素早さ1段階UP)
2ターン目:コチラテッカニン「バトンタッチ」/相手「ほえる」
(コチラ強制交代させられる)
の流れでテッカバトンが完封されてしまいます。
「ほえる」「ふきとばし」は「みがわり」貫通のため、バトン先のポケモンを「みがわり」ごと手持ちに戻さなければならなくなります。
以上のことから、強制交代技と「ステルスロック」を持つラグラージ・エアームドは天敵です。 - テッカニンは「かそく」で素早さUPのために「まもる」「みがわり」を使いますが、その間に相手に「つるぎのまい」等を積まれてしまうことがあります。また「バトンタッチ」したターンに相手に攻撃されて、交代先のポケモンが倒されてしまうことがあります。
- 岩タイプに4倍弱点を持ち、「ステルスロック」でHPの半分が削られてしまいます。「ステルスロック」を2回耐えるために、HPは奇数調整しておきましょう。「みがわり」を使うなら4n+1調整がオススメです。
- 耐久がないため、先制技に弱いです。特に「こおりのつぶて」は弱点を突かれるためイタイ・・・
「きあいのタスキ」で耐えればよいですが、耐えてバトンしても次出た時には残りHPが1という状態です。「こおりのつぶて」持ちからは逃げるという選択もありますが、もたもたしているとテッカニンが再び出る前に「ステルスロック」を撒かれたりして安定しないため、強引に「バトンタッチ」するしかありません。
テッカニンの型
【物理型】
- 性格 :
- いじっぱり
- 努力値:
- 攻撃252、素早さ調整、残りHP
- 持ち物:
- こだわりハチマキなど火力UP系
- メイン:
- とんぼがえり、シザークロスorむしくい、つばめがえし
- サブ技:
- つじぎり、ギガインパクト
- 補助技:
- どくどく
相手がテッカバトン読みで行動してくることを読んで、あえて「バトンタッチ」しない型です (笑)
「とんぼがえり」で逃げることが多いですが、「ステルスロック」にとても弱いため、どちらかというと「ステルスロック」使用率の低い3on3向けです。
性格・努力値について。
いじっぱり攻撃特化とします。
素早さは最速マルマイン抜きか最速130組抜きあたりに調整しましょう。初ターンから「とんぼがえり」することの多いこの型では、「かそく」での素早さUPには頼れません。テッカニンの素早さ個体値がVなら、素早さに性格補正がなくてもそれぞれ252・164だけ努力値を振ることにより最速マルマイン・最速130組を抜くことができます。最速マルマインを抜くには調整でなく全振りとなってしまいますね。
持ち物について。
攻撃種族値は90と微妙です。火力UPの「こだわりハチマキ」がオススメです。
技について。
「とんぼがえり」「つばめがえし」「選択肢」「選択肢」という技構成とします。
一撃で倒せない相手からは「とんぼがえり」で逃げます。「こだわりハチマキ」を持たせるとそこそこの火力があります (詳しくは↓の○参考を見てください) 。
一撃で倒せる相手には攻撃します。
「つばめがえし」では、火力UPアイテム無しでもHP振りヘラクロス、HP4振りロズレイドを確1にできます。「こだわりハチマキ」持ちで、HP4振りメガヤンマが中乱数1です。いじっぱりテッカニンでは最速スカーフヘラクロスを抜けない点には注意です。
「つじぎり」は主にゲンガーに撃つ技です。「いのちのたま」以上の火力UPアイテムを持てば、HP4振りゲンガーを確1にできます。
「ギガインパクト」は散り際の技です。反動で動けないターンに積み技を使われるとイタイので、相手に物理受けに交代されるか考えて、撃つタイミングに気をつけましょう。
「どくどく」は交代で出てきた耐久型ポケモンに撃つ技です。「こだわりハチマキ」持ちの場合は交代読みに限られる上に、エアームド・ドータクンには無効という欠点がありますが、ヨノワールやスイクンに猛毒が入れば、耐久を大きく落とすことができます。
○参考
攻撃特化テッカニン@こだわりハチマキ の「とんぼがえり」の火力
- HP4振りジュカインに 149.3~176.7%ダメージ (確1)
- HP4振りガブリアスに 44~52.1%ダメージ (中低乱数2)
- HP全振りブラッキーに 71.2~84.1%ダメージ (確2)
【テッカバトン型その1】
- 性格 :
- わんぱく
- 努力値:
- HP252 (4n+m調整) 、防御252、あと何か6
HP252 (4n+m調整) 、素早さ調整、残り防御 - 持ち物:
- オボンのみorたべのこし
- メイン:
- とんぼがえりorシザークロスorつばめがえし
- サブ技:
- なし
- 補助技:
- バトンタッチ、みがわり、まもる、つるぎのまい
有名なテッカバトン型です。先発で出して「かそく」による素早さUPをバトンします。
相手の「ほえる」「ふきとばし」のコンボ封じで完封されるので、そこは踏まえてやりましょう。
「きあいのタスキ」を使わないテッカバトン型です。
「きあいのタスキ」を使わないメリットは、「みがわり」を使い素早さを連続で2段階以上上げてバトンできる、運があれば「みがわり」もバトンできることです。
デメリットは、「つるぎのまい」をバトンするチャンスがほぼ無いことです。
性格・努力値について。
「まもる」「みがわり」を使うため基本的に相手から攻撃は受けない予定ですが、「こおりのつぶて」など先制技を受けたときの対策として防御特化とします。耐久に振らず「きあいのタスキ」を持たせてもよいですが、霰・砂嵐で潰れてしまうため安定しません。防御特化とすれば、攻撃特化マンムーの「こおりのつぶて」も5~6割程度のダメージで押さえることができます。HPステータスは4の倍数以外となるように調整しておくと、「みがわり」を4回出すことができます。
持ち物について。
「みがわり」を1度多く出せるようになる「オボンのみ」、「まもる」と組み合わせてターンを稼げる「たべのこし」がオススメです。
技について。
「バトンタッチ」「まもるorみがわり」「選択肢」「選択肢」という構成とします。
「まもる」「みがわり」を両立し、初手「まもる」→「みがわり」で素早さを2段階UPしてもOKです。
相手が攻撃技を連打し「みがわり」を壊してくるため、「つるぎのまい」はほぼ積めませんが、相手の攻撃が外れた時に期待して入れておいてもよいです。
テッカバトン使用後も少し戦いたいなら、「シザークロス」など攻撃技をひとつ入れておきましょう。
【テッカバトン型その2】
- 性格 :
- わんぱく
- 努力値:
- 攻撃252、素早さ調整、残り防御
- 持ち物:
- きあいのタスキ
- メイン:
- とんぼがえりorシザークロスorつばめがえし
- サブ技:
- なし
- 補助技:
- バトンタッチ、まもる、つるぎのまい
有名なテッカバトン型です。先発で出して「かそく」による素早さUPと「つるぎのまい」をバトンします。
相手の「ほえる」「ふきとばし」のコンボ封じで完封されるので、そこは踏まえてやりましょう。
「きあいのタスキ」を使うメリットは、相手に先制技がなければ「つるぎのまい」をバトンできることです。
デメリットは、天候が霰・砂嵐だとタスキが潰れてしまい、ほかの持ち物を持たせた方が良くなってしまうこと、「みがわり」での様子見ができないことです。初手「みがわり」なら、相手が交代してもコチラの「みがわり」は出たままですが、初手「まもる」の場合は相手が無償で交代できてしまいます。
「まもる」→「つるぎのまい」 (タスキ発動) →「まもるorバトンタッチ」という流れとなります。
性格・努力値について。
「きあいのタスキ」を持つため耐久は必要ないので、攻撃に振ります。素早さも「かそく」があるため努力値はあまり必要ありません。先制技対策と、霰・砂嵐で「きあいのタスキ」が潰れた時に対応できるように防御に振っておきましょう。
持ち物について。
「つるぎのまい」を一度積むための「きあいのタスキ」です。
技について。
「バトンタッチ」「まもる」「つるぎのまい」「選択肢」という構成とします。
選択肢には攻撃技が入ります。一応いじっぱり攻撃特化のため、バトンが終わった後、再登場したときの攻撃で相手のHPを削ることができます。
関連
- ラグラージ (天敵)
- エアームド (天敵)
- マニューラ (天敵?)
- マンムー (天敵?)
- メタグロス (バトンタッチ先)
- カイリキー (バトンタッチ先)
- ガラガラ (バトンタッチ先)
- ラムパルド (バトンタッチ先)
- キノガッサ (バトンタッチ先)
- ヌケニン (兄弟?)
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