ラグラージ育成論
ラグラージの育成論。
ラグラージの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
★メガラグラージの育成法はメガラグラージ育成論の方を参照。
ラグラージの基本データ
全国 No.260 ラグラージ | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | 草 | |||||||||||||||||||
×2 | |||||||||||||||||||||
×1/2 | 炎 毒 岩 鋼 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | |||||||||||||||||||||
無効 | 電 | ||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
げきりゅう | 自分の残りHPが最大HPの1/3以下になると、みずタイプのわざの威力が1.5倍になる。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
しめりけ | バトルに出ている間、全てのポケモンが「だいばくはつ」「じばく」を使えなくなり、特性「ゆうばく」を無効化する。 |
ラグラージのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ラグラージを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
ラグラージの特徴
【良いところ】
- 攻撃種族値が高めであり、そこそこ安定した耐久を持ちます。ラグラージはトリトドンのように再生回復技を持たないため、受けを安定させるよりは火力を生かしていきたいところ。攻撃に振る必要がありますが、耐久面はHPに振るだけで、耐性を生かした交代出しにより様々な相手に対応できるポケモンです。
- 弱点が草技のみであり、相手から弱点を突かれにくいです。これにより交代出しできる範囲も広いです。また通常の地面タイプのように、役割破壊の氷技 (サンダースの「めざめるパワー氷」など) で弱点をつかれることがありません。
- 岩技に耐性があります。バンギラスやドサイドンなどの「ストーンエッジ」読みでの交代出しができます。攻撃特化ドサイドン@こだわりハチマキ の「じしん」もなんとか耐えられるので、読み外してもラグラージが生き残り「ハイドロポンプ」を撃つことができます。
- サンダースなど、電気タイプに交代出しすることができます。「10まんボルト」読みで出して「みがわり」を張られても、ラグラージは「ほえる」を使うことができるので、相手のサンダースの「みがわり」+「バトンタッチ」コンボを封じることができます。ライコウの「めいそう」封じもできます。
【悪いところ】
- 耐久はそこそこですが、とても高いわけではありません。素早さ種族値も60と低いです。メタグロスやバンギラスなど強力な物理アタッカーに耐性を利用して交代出ししていきますが、ラグラージに耐性のない技を相手が使ってきた場合のダメージは大きいです。彼らよりもコチラの素早さが遅いため、先制で回復or攻撃して立て直すこともできません。
ラグラージの素早さを調整しておくことも考えられますが、メタグロスも素早さ調整をしていることが多いため、あまり効果は期待できません。 - 鋼技に耐性があります。メタグロスの「コメットパンチ」に対して交代出しができます。しかし、攻撃特化メタグロス@こだわりハチマキ の「コメットパンチ」でHP振りラグラージが確3となります。攻撃特化ラグラージの「じしん」でもHP振りメタグロスが確2のため、相手が「こだわりハチマキ」を持っている&コチラに「ねむる」がないと負けてしまいます。上記メタグロスの「しねんのずつき」では確2となり、さらに安定しません。
- 岩技に耐性があります。バンギラスの「ストーンエッジ」に対して交代出しできますが、攻撃特化バンギラス@こだわりハチマキ の「ストーンエッジ」でHP振りラグラージが確3です。攻撃特化ラグラージの「じしん」でもHP振りバンギラスが確2のため、相手が「こだわりハチマキ」を持っている&コチラに「ねむる」がないと安定しません。上記バンギラスの「かみくだく」では確2となり、さらに安定しません。
- サンダースなど電気タイプに交代出しができますが、電気ポケモンの持つ「めざめるパワー」は氷か草。草だった場合、4倍弱点を突かれて大ダメージです。
またサンダースの「みがわり」+「バトンタッチ」コンボを「ほえる」で封じた場合、ボーマンダなど決定力のある相手が無償降臨してくると涙目です。 - このように、鋼・岩など強力な物理アタッカーのメインウェポンに対して耐性を持つものの「こだわりハチマキ」持ちの相手は難しいという状況です。強力な600族物理アタッカーのメタグロスやバンギラスに安定して交代出しすることができません。またサンダースなど電気タイプとの対峙も安定しません。
交代出しできる相手は多いもののそれぞれの相手に対して安定感がありません。役割が広く浅くあるという感じであり、特定の相手に対抗したいだけならラグラージよりも安定して繰り出せるエキスパートが他にいます。
耐性を生かして出していくポケモンですが、逆に言えば耐性がない技に対してはキビシイです。交代出しした時に読み外して等倍の技を受けると大ダメージですから、単なる物理受けとしては準伝説のスイクンの方が安定しているといえます。 - 攻撃特化にして「じしん」をメインに戦うことが多いですが、地面技に耐性のあるポケモンにはボーマンダやヘラクロスなど強力な相手が多いです。「じしん」の火力に期待して入れているのに、彼らの存在により素直に「じしん」を撃ちにくいです。
特に、ラグラージの地面・水技両方に対して耐性のあるボーマンダを呼び寄せてしまうことは大きな欠点です。交代読み「れいとうビーム」が決まればよいのですが・・・
ヘラクロスに対しては、特別有効な牽制技を持つわけではありません。 - 受けに便利な再生回復技を習得できないため、相手に交代出しできる回数に限りがあります。防御特化にすれば出せる回数が増え、ガブリアスなどに出せるケースもあります。しかしラグラージは攻撃回数が限られているので火力特化にしてできるだけ相手に負担をかけたいところです。防御特化にするなら、再生回復のあるヤドランやカバルドンなどの方が向いているといえます。
ラグラージの型
【いろいろ流し型】
- 性格 :
- ゆうかんorいじっぱり
- 努力値:
- HP252、攻撃252、素早さ6
- 持ち物:
- オボンのみorたべのこしorカゴのみ
- メイン:
- じしん
- サブ技:
- れいとうビームorれいとうパンチ、ハイドロポンプ
- 補助技:
- ねむる、ほえる、ステルスロック
交代出しできる範囲は広めですが、等倍の攻撃を受けてしまうとダメージが大きいので過信は禁物です。
ラグラージに誰かの対策を任せきるのではなく、出せる時に出して攻撃していく柔軟なスタイルが向いています。
性格・努力値について。
メタグロスやバンギラスなど強力な物理相手に交代出しするのでまずHPに振ります。
「じしん」の火力が欲しいため攻撃特化とします。特攻↓にすると特防振り「ハードロック」ドサイドンが「ハイドロポンプ」で確1でなくなるため、「ハイドロポンプ」を使うなら素早さ↓のゆうかんにします。「ハイドロポンプ」を使わない場合や、素早さを高めに調整したドサイドンが多い対戦環境なら抜かれないためにいじっぱりとした方が安全です。
こだわるなら、持ち物と合わせて仮想敵の攻撃を複数回耐えられるように攻撃から防御に少し回して調整してもOKです。
持ち物について。
「ねむる」を使う場合は「カゴのみ」です。
使わない場合は「オボンのみ」「たべのこし」など延命系の中で、コチラのパーティ・耐久調整と相談して決めます。
技について。
「じしん」「れいとうビームorれいとうパンチ」「選択肢」「選択肢」という構成にします。
「じしん」はメインとなる技です。鋼・岩・電気タイプへの遂行技です。地面技読みでボーマンダやヘラクロスなど高火力の相手が出てくるので素直に選択しにくいことが欠点です。
「れいとうビーム」「れいとうパンチ」はドラゴンや草タイプへの交代読みで撃つ牽制技です。彼らと撃ち合うとラグラージが負けてしまうので、撃つチャンスは交代読みのみとなります。基本的には、「いかく」を持つボーマンダによく効く特殊技の「れいとうビーム」を使います。準伝説解禁ルールならラティオスを狙う「れいとうパンチ」でもOKですが、止めにくさではボーマンダ>ラティオスのため「れいとうビーム」優先です。ただし「れいとうパンチ」はサンダーへの遂行技となります。コレがないとサンダーに対して「ほえる」しか対抗手段がありません。コチラに「じしん」があるのでサンダーの「はねやすめ」を牽制でき、なんとかなったりしますが・・
残りの技は選択肢となります。
「ハイドロポンプ」はドサイドンを初めとする地面タイプに撃てる技。味方にカビゴンやサンダースなど、ドサイドンの起点となるポケモンがいないならそこまで必要ありません (「じしん」もありますし) 。ドサイドンは特性「ハードロック」を持つため、「たきのぼり」では耐久無振りでも確1にできません。ゆうかんラグラージの「ハイドロポンプ」なら特防振りドサイドンが確1となります。
「ねむる」は延命技です。優先度は高い技ですが、「ねがいごと」シャワーズから繋ぐなどの回復手段がある場合はいりません。相手に交代出しできる回数が増えます。同じ相手に何度も交代出しすると交代読みの技を撃たれたりしてキケンですが、ラグラージは出していける相手が多いため、前回とは別な相手に出していけば読まれにくい行動となります。
「ほえる」はサンダースに出すことを重視するなら必要です。「みがわり」+「バトンタッチ」コンボを封じることができます。
「ステルスロック」は相手の交代読みで使うことができます。技スペースがきついですし、火力に期待するポケモンなので撒くターンがもったいないですが・・・
役割関係
【ラグラージを繰り出せるポケモン】
【ラグラージに繰り出されるポケモン】
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