カラマネロ育成論

カラマネロの育成論。ポケモンXY対応版。

カラマネロの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

カラマネロの基本データ

全国 No.687 カラマネロ
カラマネロ 分類 : ぎゃくてんポケモン
タイプ : あく/エスパー
高さ : 1.5 m
重さ : 47.0 kg
種族値 タイプ相性
HP 86
攻撃 92
防御 88
特攻 68
特防 75
素早さ 73
×4
×2
×1/2
×1/4
無効
特性
あまのじゃく ステータスの変化が逆転する。
きゅうばん 「ほえる」「ふきとばし」「ドラゴンテール」などの相手を強制的に交換させるわざで交換させられない。
手持ちの先頭にいると、つりをしたときポケモンが釣れやすくなる。
隠れ特性 (夢特性)
すりぬけ 相手の「リフレクター」「ひかりのかべ」「しんぴのまもり」「くろいきり」「みがわり」の効果を無視して攻撃できる。

カラマネロのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 カラマネロを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

カラマネロの特徴

【良いところ】

  • カラマネロは特性「あまのじゃく」が特徴的なポケモンです。「あまのじゃく」には自分のステータスのランク補正を逆にする効果があります。
    (例)「ばかぢから」は使うと自分の攻撃・防御のランクがそれぞれ1段階ずつ下がる技。特性「あまのじゃく」のカラマネロが使うとこの効果が逆転し、「ばかぢから」使用後に自分の攻撃・防御のランクがそれぞれ1段階ずつ上がります。
    (例) XYの新ポケモンギルガルドの「キングシールド」読みで直接技を使えば、カラマネロの特性効果で攻撃を2段階上げることが可能です。
    (例) 相手の特性「いかく」をカラマネロが受けると攻撃が1段階上がります。
    (例)「ねばねばネット」をカラマネロが踏むと素早さが1段階上がります。
  • カラマネロは悪/エスパーというXYで新登場の組み合わせのタイプを持ちます。この組み合わせは弱点が相殺され、カラマネロの弱点は虫とフェアリータイプのみと少ないです。

【悪いところ】

  • 悪/エスパーは弱点の少ないタイプ構成ですが、同時にタイプ耐性も少ないです。カラマネロのタイプ耐性はエスパー無効1つだけであり、耐性の少なさから半減技読みでの交代出しがしにくいです。素早さも高くないため、タイマン戦に強いわけでもありません。
    カラマネロはそのタイプ構成から、繰り出しにくく、かつ場に居座りにくいポケモンです。よって使い勝手が良いポケモンというわけではありません。
    カラマネロは攻撃範囲が広いポケモンなので、素早さが高ければ活躍できただけに残念です。「ねばねばネット」が流行っている環境では特性で素早さが上がるため、物理エースとして活躍できます。
  • カラマネロは虫技に4倍弱点を持つため、「とんぼがえり」を持つ相手には注意です。「とんぼがえり」は虫ポケモン以外にも覚えていることがあるので、使ってきそうなポケモンが出されたら、一旦カラマネロをバトルから引っ込めた方が安全です。

カラマネロの型

【あまのじゃく型】

特性 :
あまのじゃく
性格 :
いじっぱりorしんちょう
努力値:
攻撃252 素早さ調整 残りHP or
攻撃128 防御128 HP252
持ち物:
とつげきチョッキorたべのこしorカゴのみ
確定技:
ばかぢから/つじぎりorしっぺがえし/サイコカッター
選択肢:
みがわり/トリックルーム/ねむる/さいみんじゅつ/ひっくりかえす/いわなだれ/
かえんほうしゃ

◆型について

  • 特性を生かし、攻撃しながら能力を上げていく物理アタッカー型。カラマネロの特性「あまのじゃく」により、「ばかぢから」を使うたびに攻撃と防御が1段階ずつ上がります。実質威力120の格闘技で攻撃しながら「ビルドアップ」を使っているのと同じ状態です。

◆特性について

  • 「あまのじゃく」です。

◆性格・努力値について

  • カラマネロが場に長く居座れる前提なら、しんちょう特防特化とし、防御は「ばかぢから」の追加効果で上げて耐久を高めればOKです。
  • 実際にはカラマネロに対して強い相手が繰り出されることが多いため、そこまで居座れるわけではありません。そこで行動ターンに少しでも多く相手にダメージを与えるため、いじっぱり攻撃特化が無難です。
  • 防御を補強したいときは、攻撃と防御に半分ずつ振ればOK。特防を補強したいなら「とつげきチョッキ」でもできます。
  • 攻撃に振った残りはHPに振るか、素早さに振ります。カラマネロを最速にしても素早いポケモンを抜くことができないため、HP振りが何かと安定です。
    素早さ調整をかけるなら、すぐ下の素早さ70族のポケモンを抜きたいところ。70族は激戦区ですが、キノガッサなどは最速が多いので諦めます。メタグロスの素早さ調整と同じだけ努力値を振っておけば、メタグロスを含めたポケモンを抜いておくことができます。
  • まとめると、攻撃252/素早さ調整/残りHPか、攻撃128/防御128/HP252をベースにするのが無難だと思います。

◆持ち物について

  • 「とつげきチョッキ」で特防を補強し、「ばかぢから」の追加効果で防御を上げて居座りを狙います。補助技が使えなくなるのがデメリットです。またカラマネロは「ねむる」以外の回復技を覚えないので、あまり長く居座れるわけではありません。
  • 「たべのこし」はカラマネロが攻撃を耐える回数を増やせる無難なアイテムですが、パーティの他のポケモンに持たせるケースが多いかも。
  • 「カゴのみ」は「ねむる」とセットで回復します。

◆技について

「ばかぢから」「つじぎりorしっぺがえし」「サイコカッター」「選択肢」という技構成です。

  • 「ばかぢから」は格闘技でタイプ不一致ですが、一番高威力なのでメインウェポンです。使うたびに攻撃・防御ランクが1段階ずつ上がるので強力です。
  • 「つじぎり」「しっぺがえし」はタイプ一致の悪技。悪技は「ばかぢから」を無効化してくるゴーストポケモンに効果抜群です。エスパーポケモンの弱点を突くこともできます。
    「しっぺがえし」は後攻で使うと威力100となり「つじぎり」より強力です。カラマネロの素早さは中途半端なため、どちらを選択しても一長一短です。カラマネロよりも遅いギルガルドに繰り出すことを考えると「つじぎり」の方が安定してオススメできます。
    カラマネロが覚える悪技には「イカサマ」もありますが、「イカサマ」は自分のではなく相手の攻撃ステータスによりダメージ計算が行われる特殊な技です。「ばかぢから」で攻撃ランクが上がっていくこの型で、不安定な「イカサマ」を使うのはもったいないです。
  • 「サイコカッター」は「ばかぢから」を半減してくる毒ポケモンに効果抜群が取れる技です。また格闘+悪技に耐性を持つフェアリーポケモンに等倍ダメージが入ります。
  • 「みがわり」は相手の交代読みで使うことで、交代先の相手に最も効果的な技を出すことができます。カラマネロは格闘+悪+エスパー技で攻撃範囲が広く、弱点もつきやすいポケモンなのでオススメです。
  • 「トリックルーム」を使うと素早さが高い相手に対抗できます。しかし「トリックルーム」は後攻技なので、使用ターンに相手の攻撃を受けて倒されるリスクがあります。またカラマネロの素早さ種族値は73とそこまで鈍足でもないため、「トリックルーム」が仇となり相手の鈍足ポケモンに先制されることがあります。使いどころの難しい技です。
  • 「ねむる」は「カゴのみ」とセットで使うことで、一度だけカラマネロを全回復できます。
  • 「さいみんじゅつ」は相手をねむり状態にできる技。命中率が低いのが難点ですが、ほぼどんな相手でも動きを止められるのは強力です。
  • 「ひっくりかえす」はマーイーカとカラマネロの専用技。相手のステータス変化を逆にする面白い効果の技です。
    例えば相手の先制「つるぎのまい」読みで使えば、相手の攻撃をがくっと下げることができます。しかし読み外して相手が積み技を使わなかった場合、「ひっくりかえす」は何の効果もない技となりターンをムダにしてしまいます。
    カラマネロがもっと素早さの高いポケモンなら、相手の積み技読みで繰り出して次のターンに先制「ひっくりかえす」を使ったり、既に積んだ相手に死に出ししてひっくり返せました。実際はカラマネロの素早さが高くないので、このような使い方ができないのも残念なところです。
    「ひっくりかえす」はうまく決まれば気持ちいい技ですが、読み外したときの代償はかなり大きいです。
  • 「いわなだれ」は「ばかぢから」に耐性がある飛行・虫タイプの弱点を突ける岩技です。これらのタイプは悪技や「サイコカッター」で等倍ダメージを入れられるため、優先度は低いです。
  • 「かえんほうしゃ」はナットレイ、ハッサム、フォレトス等の4倍弱点を突くことができます。ナットレイやハッサムはメジャーポケモンなので、自分のパーティがこれらのポケモンに弱い場合に使います。カラマネロは特攻が低く、4倍弱点相手以外には使えないため優先度は低いです。

【こだわりスカーフ型】

特性 :
あまのじゃく
性格 :
ようき
努力値:
攻撃252 素早さ調整 残りHP
持ち物:
こだわりスカーフ
確定技:
ばかぢから/つじぎり/サイコカッター
選択肢:
すりかえ/さいみんじゅつ/みちづれ/いわなだれ/かえんほうしゃ

◆型について

  • カラマネロの弱点である素早さの遅さを「こだわりスカーフ」で補強した型。最速130族のポケモンまで抜けるため、大体のポケモンに先制できます。
  • 「こだわりスカーフ」を使うと技が縛られるため、カラマネロの広い攻撃範囲を生かしにくくなることが欠点です。拘りでなければ「ばかぢから」で上げた攻撃力を悪技やエスパー技に生かすことができましたが、拘りでは「ばかぢから」を使った時点で相手のゴーストポケモンで止まります。また「ばかぢから」以外の技を選択すると、「あまのじゃく」+「ばかぢから」のコンボを生かせません。カラマネロは他の物理エースと比べて素の火力が低めなので、「ばかぢから」で攻撃アップのコンボを使えないのは痛いです。

◆特性について

  • 「あまのじゃく」です。この特性により、「ばかぢから」を1回使うごとに攻撃・防御のランクを1段階ずつ上げられます。

◆性格・努力値について

  • 最速130族のポケモンまで抜くためにようき最速がベースです。性格がいじっぱりだと最速130族まで抜くことができません。
    素早さは全振りではなく、最速130族抜きにするとムダがありません。しかし全振りにしておくと最速130族抜きあたりに素早さ調整しているポケモンを抜きやすくなるのでオススメです。

◆持ち物について

  • 「こだわりスカーフ」です。

◆技について

「ばかぢから」「つじぎり」「サイコカッター」「選択肢」という技構成です。

  • 「ばかぢから」はメインウェポン。特性「あまのじゃく」の効果により、使うたびに攻撃・防御が上がっていく優秀な技です。しかし「こだわりスカーフ」型では、相手のゴーストポケモンで止まります。悪タイプであるカラマネロにゴーストポケモンは出てきにくいですが、「こだわりスカーフ」型とバレるとゴーストが来ます。
  • 「つじぎり」は「ばかぢから」に耐性を持つゴースト、エスパーといった相手の弱点を突けるタイプ一致技。
  • 「サイコカッター」は「ばかぢから」を半減してくる毒ポケモンに効果抜群です。また格闘+悪技に耐性を持つフェアリーポケモンに等倍ダメージです。
  • 「すりかえ」は自分と相手の持ち物を交換する技。補助技をメインで使うポケモンに「こだわりスカーフ」を押し付ければ相手の戦略を崩せます。
  • 「さいみんじゅつ」は当たれば強力な催眠技。「こだわりスカーフ」の素早さアップで奇襲できます。
  • 「みちづれ」は基本的にカラマネロのHPが減ったときに使います。カラマネロを死に出しし、うまく相手が攻撃してきてくれれば道連れにして倒せます。
  • 「いわなだれ」「かえんほうしゃ」の選択基準は上記あまのじゃく型と同じです。

役割関係


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