ギャラドス育成論

ギャラドスの育成論。

ギャラドスの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

★メガギャラドスの育成法はメガギャラドス育成論の方を参照。

ギャラドスの基本データ

全国 No.130 ギャラドス
ギャラドス 分類 : きょうあくポケモン
タイプ : みず / ひこう
高さ : 6.5 m
重さ : 235.0 kg
種族値 タイプ相性
HP 95
攻撃 125
防御 79
特攻 60
特防 100
素早さ 81
×4
×2
×1/2 炎 水 虫 格 鋼
×1/4
無効
特性
いかく バトルに出たとき、相手の攻撃のランクを1段階下げる。
手持ちの先頭にいると、レベルの低い野生ポケモンが出現しにくくなる。
隠れ特性 (夢特性)
じしんかじょう 相手を倒すたびに攻撃のランクが1段階ずつ上がる。

ギャラドスのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ギャラドスを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

ギャラドスの特徴

【良いところ】

  • 地面技が無効であり、相手の「じしん」読みでの無償降臨ができます。「じしん」をメインウェポンとするアタッカー、特にラグラージやマンムーに対して出していくことができます。彼らは「じしん」+氷技という技構成であることも多く、ギャラドスの弱点を突ける技を持たないケースもあります。
    ガブリアスの「じしん」読みで出して誤魔化すこともできますが、相手はドラゴン技や「みがわり」を持つため安定しません。ガブリアスの対策に特化したいなら他のポケモンを使った方がよいです。
  • 格闘技に耐性があり、「インファイト」読みでの交代出しができます。虫技にも耐性があるためヘラクロスに交代出ししやすいです。ヘラクロスの初手行動は一貫性の高い「ストーンエッジ」であることも多く、飛行タイプであるギャラドスを出すにはリスクが伴います。しかしギャラドスは特性「いかく」により相手の攻撃を下げつつ出て行くことができます。このことは「ストーンエッジ」を撃たれたときの保険となっています。
  • 炎技に耐性があり、ゴウカザルやウインディなどに交代出しができます。だいもんじ/インファイト/くさむすび/めざめるパワー氷 という技構成のゴウカザルを安定して流せるポケモンは限られますが、ギャラドスはその中では比較的火力に期待できます。また、タイプが水/飛行のためファイヤーに強いです。普通の水タイプは、ファイヤーに交代読み「にほんばれ」→「ソーラービーム」をされるとピンチとなります。ギャラドスは「ソーラービーム」で弱点を突かれない上に「ストーンエッジ」でファイヤーの4倍弱点を突くことができます。
    水タイプが入っているので相手の炎対策もでき、同じく格闘対策ポケモンであるグライオンよりも交代出しできる範囲が広いです。汎用性があるので、とりあえずパーティに入れておくだけでも出番は多いです。
  • そのほか、カビゴンやユキノオーなど火力UPアイテムを持たない物理アタッカーに対して「いかく」を生かした交代出しができます。彼らのメインウェポンには耐性を持たないため、なるべく「じしん」読みで出したいところです。
    パーティにメタグロスを入れておくとカビゴンやユキノオーの「じしん」を誘えるので、それを読んでギャラドスを出すことができます。
  • 特性「いかく」はヘラクロスの「ストーンエッジ」に対する保険となるだけでなく、耐性のある攻撃 (ハッサムの「とんぼがえり」など) に出したときのダメージを抑える効果もあります。
    特性「いかく」を持ち、地面や格闘、虫技読みで交代出しできるポケモンにはボーマンダがいます。ギャラドスとボーマンダはタイプ耐性が似ているため、繰り出すタイミングが被ります。ギャラドスはボーマンダに決定力で大きく劣りますが、
    水タイプのサブ技の所持率が「れいとうビーム」>「めざめるパワー電気」であるためギャラドスの方が弱点を突かれにくく、水タイプとの撃ち合いに強いこと
    ゴウカザルを含めた広範囲の炎タイプへの交代出しがボーマンダよりも安定すること
    が差別化点となります。
    ボーマンダとの両立もОKです。この場合、相対的に火力が低めなギャラドスを後出し重視で使い、火力が高いボーマンダはエースとしてより大事に扱うことができます。

【悪いところ】

  • 岩技が弱点です。ヘラクロスなどの格闘タイプに交代出しできますが、格闘タイプの「ストーンエッジ」が選択されやすい技であるため安定しません。また素早さがヘラクロス>ギャラドスなので撃ち合う場合に相手に先制を許してしまい、相手が交代してくれなかった場合不利になりがちです。格闘タイプの弱点を突ける物理技が実質ないことも問題です。
    格闘タイプを起点にしたいなら、パーティに地面や鋼タイプを入れて「ストーンエッジ」を撃たせにくくするという手もあります。例えばコチラのラグラージで相手のヘラクロスを呼び寄せ、ギャラドスに交代するというような構成です。ラグラージには「ストーンエッジ」が効果いまひとつのため、相手が「インファイト」を選択しやすくなります。全ては読みによる、といえばそれまでですが・・・
    また、拘りヘラクロスの「インファイト」「メガホーン」読みでギャラドスを出し、「ストーンエッジ」読みでメタグロスを出すというように分担するのもオススメです。
    一匹で完璧に格闘対策をしたい場合は、ギャラドスではなくグライオンを使うことになりますが・・・
  • 格闘タイプに交代出しするケースでは、相手の持ち物が分からないことによるリスクもあります。ヘラクロスが「こだわりハチマキ」「こだわりスカーフ」を持つ拘り型である場合は「インファイト」「メガホーン」読みでギャラドスを出すことができます。拘り型のヘラクロスには強いといえます。しかし相手が拘り型ではなく、コチラの交代際に「みがわり」を張られると相手を流すことができなくなってしまいます。
  • 「りゅうのまい」を習得できます。相手の交代読みで舞うだけでなく、耐久水タイプなどに受けられたとき、逆に彼らを起点にして舞うことができます。バトル中盤以降に自ら水タイプの前に出て行き、舞うことも考えられます。
    「りゅうのまい」は攻撃だけでなく、素早さも上げる積み技です。相手の耐久水タイプを突破した後に上がった素早さでバトル終盤の全抜きを狙うことも考えられます。しかしギャラドスはタイプ耐性を生かして序盤から出していく必要があるポケモンであり、素早さに努力値を割く余裕がありません。耐久面に努力値を振ると「りゅうのまい」を積んでも抜けない相手が多いため素早さ上昇がムダになってしまいます。かといって、素早さに割くと耐久が下がり、バトル序盤で仮想敵に安定して交代出しできなくなってしまうという矛盾があります。
  • 岩技が弱点なので「ステルスロック」でHPの1/4が削られます。何度も交代出ししたいポケモンなので、撒かれるとツラくなります。

ギャラドスの型

【いろいろ流し型】

性格 :
いじっぱり
努力値:
攻撃252、素早さ調整、残りHP
持ち物:
カゴのみorラムのみorオボンのみ
確定技:
たきのぼりorアクアテール、ストーンエッジorこおりのキバorじしん
選択肢:
りゅうのまい、ねむる、でんじは、ちょうはつ

バトル序盤から有利な相手に交代出しし、中盤以降に「りゅうのまい」を積んで被害を与えます。
中盤以降に活躍すべきエースがパーティにいる場合やそのエースが多くのサポートを必要とする場合、ギャラドスで舞わずに序盤の交代出しの安定に徹するということもできます。交代出しできる相手が多いため、序盤から出していきやすいです。

性格・努力値について。
火力を保つために攻撃特化のいじっぱりとします。
素早さは調整です。
「りゅうのまい」を使わない場合は無振りでもよいですが、同族対決を意識して4振り85族抜きよりも少し早い程度に調整しておくと便利です。環境メタにもよります。
↓は「りゅうのまい」を使う場合の素早さ調整の例です。

調整 素早さ・HPの
努力値配分
備考
素早さ4振り 素早さ4
HP252
交代出しの安定を重視。
「りゅうのまい」は
終盤の全抜きに使うのではなく、
ギャラドスに出される相手を突破したり
スイクンなどと対峙して
バトルが硬直状態になったときに
相手を流すためにのみ使われる。
耐久面については
ゴウカザルの「くさむすび」で確3
「ステルスロック」+「くさむすび」×2で確殺
「ステルスロック」+ヘラクロスの
「ストーンエッジ」で高乱数で死
「ステルスロック」+「メガホーン」×2を
高確率で耐える
最速110族 (ラティオス) 抜き 素早さ148
HP108
「りゅうのまい」+「ストーンエッジ」で
ラティオスを抜き、
そのまま全抜きを狙うこともできる。
耐久面については
ゴウカザルの「くさむすび」で確3
「ステルスロック」+「くさむすび」×2で確殺
「ステルスロック」+ヘラクロスの
「ストーンエッジ」で確殺
「ステルスロック」+「メガホーン」×2で
中高乱数で死
最速115族 (スターミー) 抜き 素早さ172
HP84
「りゅうのまい」+「ストーンエッジ」で
スターミーを抜き、
そのまま全抜きを狙うこともできる。
耐久面については
ゴウカザルの「くさむすび」で超低乱数2
「ステルスロック」+「くさむすび」×2で確殺
「ステルスロック」+ヘラクロスの「ストーンエッジ」で確殺
「ステルスロック」+「メガホーン」×2で高乱数で死
※ゴウカザルは特攻全振り性格補正無し・「いのちのたま」持ち、ヘラクロスは「いかく」込み攻撃特化・「こだわりハチマキ」持ちの例で計算
HP満タンからゴウカザルとヘラクロスに交代出ししたときの性能についてのデータです。
「ステルスロック」を撒かれてしまった時点で、「くさむすび」を撃ってくるゴウカザルに対しての性能は努力値配分により変わらないといえます。「ストーンエッジ」を撃つヘラクロスに対しても大差ありません。上記の例で素早さに割くデメリットは、「ストーンエッジ」を撒かれた時点で「メガホーン」読みでも鉢巻ヘラクロスに交代出しできなくなることです。HPの努力値を減らすことで、他にも様々な問題が起こると考えられます。
ギャラドスにダメージが蓄積していると状況が変わりますし、他の仮想敵もいるためこれだけでは何ともいえませんが・・・
全抜き性能だけを求めるなら、性格をようきにして「りゅうのまい」を積めば最速130族を抜くことができます。いじっぱりにして素早さを切ることで全抜きできる範囲は狭くなりますが、攻撃に性格補正をかけること・耐久に努力値を入れることにより、舞った後の全抜きエースとしての性能よりも序盤の削り役としての性能を重視していることになります。交代出ししやすいギャラドスに合った配分といえます。

持ち物について。
「ねむる」とセットで使える「カゴのみ」「ラムのみ」で。
「カゴのみ」はねむり以外の状態異常では発動しないため、体力回復を重視したいときに使います。
「ラムのみ」は発動してしまうと「ねむる」で回復できなくなりますが、即効性があります。
無難な延命アイテム「オボンのみ」でもOKです。

技について。
「たきのぼりorアクアテール」「ストーンエッジorこおりのキバorじしん」「選択肢」「選択肢」という技構成とします。
「たきのぼり」「アクアテール」はタイプ一致技です。「たきのぼり」は威力は80と低めですが、命中100の安定技です。威力90の「アクアテール」でもよいですが、火力がほぼ変わらないのに命中が90に下がってしまうため微妙です。バトル序盤ではスターミーなど水技に耐性がある相手が繰り出されることが多いためサブウェポンを選択する場面の方が多く、水技を使うのは撃ち合いになってからなので命中安定の「たきのぼり」がオススメできます。
「ストーンエッジ」は、「たきのぼり」読みで出てくるボーマンダやギャラドス、サンダーの牽制です。「こおりのキバ」と違い、スターミーなどの水タイプに交代読みで撃つこともできます。スイクンなどの耐久水タイプに等倍ダメージを与えることもできます。おまけですが、ユキノオーや「にほんばれ」ファイヤーに出したときに相手の弱点を突けます。
「こおりのキバ」はガブリアスの「じしん」読みで後出ししたときに撃つことができます。ボーマンダ・ラティオスなどのドラゴンとキノガッサなど草タイプの牽制にもなります。狙った相手に当たらないと威力が低すぎるためリスクの大きい技です。
「じしん」はエンペルトの弱点を突くことができる技。水タイプの物理受けへの交代読みとしても、命中率が「ストーンエッジ」より安定しています。また、ゴウカザルに交代出ししたときに相手が水タイプに変えてくると読む場合に一貫性を持たせることができます。ラティオスやボーマンダに無償降臨される点では注意。
ラティオスとボーマンダの牽制に「ストーンエッジ」「こおりのキバ」のいずれか・水タイプにダメージを入れるために「ストーンエッジ」「じしん」のいずれかは入れておく必要があります。
残りの技は選択肢となります。
「りゅうのまい」は絶対に舞うという前提で組むのではなく、チャンス・必要があったときに舞う程度に考えます。スターミーへの交代読みで舞って相手を倒したり、相手の耐久水タイプと対峙してバトルが硬直状態となったときに積むことで相手を流せます。「りゅうのまい」を重視するほどギャラドスの活躍場面がバトル中盤~後半となります。逆にこの技を重視しないなら活躍場面はバトル序盤寄りとなります。
「ねむる」は唯一の回復技です。交代出しできる回数が増えます。コレを使ったターンは相手の無償降臨を許すので隙が大きい技です。やみくもに回復するのではなく相手の残り手持ちを考えて、長持ちさせるべきときは回復・攻撃した方がよいときは攻撃と使い分けることが必要です。
「でんじは」はマヒ撒きサポートです。ラティオスやボーマンダへの交代読みで当てることもできます。ヘラクロスと対峙している時は撃ちにくいですし、撃ったら「しぜんかいふく」のスターミーが出て来たりするので使うタイミングには注意です。
「ちょうはつ」はスイクンやヤドラン、エアームドなどの物理受けに当てて補助技を防ぎつつ「りゅうのまい」を積むために使います。彼らが物理受けとしてギャラドスに対して出されたときにも使うことができます。「りゅうのまい」前提の型ではないため優先度は低めです。この技が無くとも、火力のない耐久型の相手にはコチラのエースを交代で当てることができます。また相手の交代際に使うとエースに無償降臨させてしまうため、ギャラドスが出ていった相手に対して使うのはキケンです。出された相手に使い、「でんじは」「ほえる」などの補助技を防いで安全に「りゅうのまい」を積むという使い方に限られます。

役割関係


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