メガヘラクロス育成論
メガヘラクロスの育成論。ポケモンXY対応版。
メガヘラクロスの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
★ヘラクロスの育成法はヘラクロス育成論の方を参照。
メガヘラクロスの基本データ
全国 No.214 メガヘラクロス | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | 飛 | |||||||||||||||||||
×2 | 炎 超 妖 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 草 地 格 虫 悪 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | |||||||||||||||||||||
無効 | |||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
スキルリンク | 連続して攻撃するわざが常に最大回数まで連続する。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
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メガヘラクロスのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 メガヘラクロスを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
メガヘラクロスの特徴
【良いところ】
- メガヘラクロスは金銀世代のカブトムシポケモン、ヘラクロスがメガシンカした姿です。ヘラクロスは元から高火力のアタッカーでしたが、メガシンカしたことでさらに高火力に。攻撃種族値は185に達し、伝説ポケモンを除くと全ポケモン中最高の攻撃ステータスを持ちます。
耐久面もメガシンカで向上しており、特に防御が大きく上がりました。ヘラクロスは地面耐性を生かし「じしん」読みで繰り出せるポケモンなので、物理耐久の上昇は嬉しいところ。 - メガヘラクロスは特性「スキルリンク」により、「ミサイルばり」など連続攻撃の攻撃回数が常に最大になります。これによりタイプ一致の虫技「ミサイルばり」の威力は25×5=125となり、「メガホーン」を超えます。
メガシンカ前のヘラクロスは「メガホーン」「ストーンエッジ」など命中率が悪い技を多用し、技が外れることが結構多いポケモンでした。メガヘラクロスは特性「スキルリンク」により「ミサイルばり」「ロックブラスト」といった技が高威力で使えるため、使用技の威力・命中率共に高まっています。
【悪いところ】
- メガヘラクロスはメジャータイプへの耐性が少なく、タイプ耐性を生かした交代出しをしにくいポケモンです。地面技読みでの繰り出しはできますが、メガヘラクロスが地面ポケモンの弱点を突けるわけではありません。カバルドンは物理耐久が高く積み技なしでは突破しにくいですし、グライオンやランドロスは飛行タイプをあわせ持つためヘラクロスが不利です。
- ポケモンXYでは新タイプとしてフェアリータイプが登場しましたが、これはヘラクロスにとって逆風です。フェアリーポケモンは格闘+虫技に耐性を持ち、ヘラクロスの2つのタイプ一致技を半減で受けられます。とはいえフェアリーポケモンは物理耐久がそこまで高くないことが多いため、メガヘラクロスのゴリ押しで倒せることもあります。
- 1回のバトルでメガシンカできるポケモンは1匹までです。そのためヘラクロスをメガシンカさせて使うことで、他の有用なメガシンカポケモンが使えなくなってしまいます。ヘラクロスはメガシンカさせなくてもある程度強いエースなので、パーティ構成によってはメガシンカさせず通常状態で使うことも考えられます。
- メガヘラクロスは火力UPアイテムを持てない関係で、火力は通常ヘラクロス@こだわりハチマキ>メガヘラクロスです。また通常ヘラクロスは特性「こんじょう」が発動すればメガヘラクロスと比べてかなり高火力です。
メガヘラクロスはヘラクロスより耐久が上がった分、火力と素早さを落としたポケモンと見ることもできます。特に素早さは激戦区に位値するため、メガシンカで素早さが落ちたのは痛いです。
メガヘラクロスの型
【物理エース型】
- 特性 :
- スキルリンク
- 性格 :
- いじっぱりorようき
- 努力値:
- 攻撃252 素早さ調整 残りHP
- 持ち物:
- ヘラクロスナイト
- 確定技:
- ミサイルばり/インファイトorつっぱり/ロックブラスト
- 選択肢:
- じしん/タネマシンガン/みがわり/つるぎのまい/ビルドアップ
◆型について
- メガヘラクロスの攻撃力を生かした高火力物理エース型です。特性「スキルリンク」を持つため「ミサイルばり」などの連続攻撃技を高威力で使えます。
連続攻撃技は火力アップ以外にも様々な局面で役立ちます。連続攻撃で相手の「みがわり」を壊して本体を攻撃したり、相手の「きあいのタスキ」「がんじょう」を無効化できます。 - メガヘラクロスは攻撃範囲が広いエースですが、素早さが高くないためタイマン戦に強くありません。パーティの味方ポケモンが「かそく」+「バトンタッチ」、「ねばねばネット」、まひ撒きなどのサポートをしてあげるとメガヘラクロスが活躍しやすくなります。
「かそく」+「バトンタッチ」を使えるポケモンにはバシャーモやペンドラーがいますが、バシャーモは格闘タイプ、ペンドラーは虫タイプのためヘラクロスと弱点が被り、「バトンタッチ」したそばからヘラクロスが倒される危険があります。
「ねばねばネット」を使えるのはデンチュラなどですが、全て虫タイプのポケモンのため、これまたメガヘラクロスと弱点が被ります。
パーティのバランス的には、メガヘラクロスの素早さサポートにはまひ撒きが最も現実的と考えられます。
◆特性について
- メガヘラクロスにメガシンカすると特性が「スキルリンク」になります。
- 進化前のヘラクロスの特性は「むしのしらせ」「こんじょう」「じしんかじょう」です。
特性を「こんじょう」にすると状態異常に強くなります。運悪くやけどなどの状態異常を受けてしまった場合、メガシンカせずに「こんじょう」+「インファイト」でゴリ押しする使い方ができます。メガシンカしないまま使うのはあくまでも最悪の場合のみで、基本的には常にメガシンカさせて使います。この型は「スキルリンク」前提の技構成のため連続技が多く、メガシンカさせないと火力が安定しません。
特性を「じしんかじょう」にすると、他の特性と異なり「スキルリンク」と両立させることができます。まずヘラクロスをHPが減った相手に繰り出し、メガシンカせずに倒します。「じしんかじょう」で攻撃ランクが上がったら次のターンにメガシンカすればOK。ただし次のターンに相手が飛行タイプなどヘラクロスの天敵を死に出しすると逃げざるをえず、攻撃アップがムダになってしまいます。
◆性格・努力値について
- 素早さは激戦区に位置する75族です。メタグロスやハッサムといった素早さ帯が被る相手は抜いておくと有利ですが、相手も素早さ調整していたりして実際に抜けるかは微妙なところです。メガヘラクロスの耐久を生かしたHP攻撃全振りをベースとし、HPから必要な分だけ素早さに割くのが無難です。
- 性格はいじっぱりとようきの2通りがあります。性格いじっぱりにすると火力が高まりますが、最速64族~74族の素早さ帯のポケモンが抜けなくなります。
- 素早さ調整の例は以下です。
【ようき】
調整先 調整先の
ポケモン例必要努力値 素早さ実数値 最速71族 メガバンギラス 228 136 最速70族 キノガッサ、パルシェン 220 135 最速61族 バンギラス 148 125 【いじっぱり】
調整先 調整先の
ポケモン例必要努力値 素早さ実数値 無振り86族抜き ウォッシュロトム 92 107 無振り85族抜き クレセリア 84 106 無振り80族抜き メガフシギバナ 44 101
◆持ち物について
- ヘラクロスナイト:
ヘラクロスをメガヘラクロスにメガシンカさせます。
◆技について
「ミサイルばり」「インファイトorつっぱり」「ロックブラスト」「選択肢」という技構成です。
- ミサイルばり:
タイプ一致の虫技で、メガヘラクロスのメインウェポン。「スキルリンク」により必ず5回連続するので、威力は25×5=125になります。 - インファイト・つっぱり:
タイプ一致の格闘技で、虫技を半減する多くの相手に等倍以上のダメージを与えます。ただし飛行・フェアリー・毒相手には虫技と同様に半減されてしまい、ゴースト相手に至っては無効化されてしまいます。
「インファイト」は威力120の安定技ですが、使うと自分の防御・特防が1段階下がります。メガヘラクロスは場に何ターンも居座るポケモンではないため、防御ダウンのデメリットは少ないです。
「つっぱり」は「スキルリンク」により威力が15×5=75になります。特性を生かせる連続技ですが、威力が「インファイト」よりかなり低いため微妙です。連続技なので相手の「みがわり」破壊ができますが、これは「ミサイルばり」など他の技でもできます。 - ロックブラスト:
虫+格闘技に耐性を持つ飛行ポケモンに効果抜群の岩技です。フェアリー・毒・ゴースト相手には等倍ダメージを与えます。メガヘラクロスのタイプ一致技と岩技は、攻撃範囲面での相性が最適です。 - じしん:
メガヘラクロスの確定技3つ全てに耐性を持つギルガルドの弱点をつけます。直接技でないためギルガルドの「キングシールド」で攻撃を下げられる心配もありません。
ついでに虫+格闘技が効果いまひとつな毒ポケモンにも効果抜群ですが、毒ポケモンはマイナーなのであまり出会わないかもしれません。 - タネマシンガン:
虫+格闘技両方に耐性を持つブルンゲルやマリルリの弱点をつける草連続技です。「スキルリンク」の効果で威力は25×5=125になります。
ただしマリルリは「ロックブラスト」でも大ダメージを与えられます。「タネマシンガン」の対象範囲は狭いため、採用はブルンゲルをメガヘラクロスで突破する必要がある場合や、マリルリを一撃で倒したい場合に限られます。 - みがわり:
相手の交代読みで使い、交代先のポケモンを確認してから攻撃技を選択できます。格闘技読みで相手のゴーストが無償降臨のような事故が防げます。
ただし「みがわり」を入れることで攻撃技枠が減り、対応できないポケモンが増えてしまいます。交代読みで「みがわり」したターンにギルガルドのような天敵が出てくると「みがわり」を生かせません。 - つるぎのまい:
攻撃力を一気に2段階上げられる積み技で、カバルドンなどの耐久ポケモンを突破しやすくなります。メガヘラクロスは素早さが遅めなので、攻撃力を上げても全抜きには繋げにくいのが残念です。 - ビルドアップ:
攻撃と防御を1段階上げられる積み技で、防御を上げることで居座りを狙えます。
メガヘラクロスは飛行技に4倍弱点を持ち、メジャーな炎技にも弱いため居座りにはあまり向きません。「ビルドアップ」型にするなら、「ドレインパンチ」の回復手段をあわせ持つローブシンの方が向いています。
役割関係
【メガヘラクロスを繰り出せるポケモン】
【メガヘラクロスに繰り出されるポケモン】
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