バシャーモ育成論
バシャーモの育成論。ポケモンXY対応版。
バシャーモの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
★メガバシャーモの育成法はメガバシャーモ育成論の方を参照。
バシャーモの基本データ
全国 No.257 バシャーモ | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 水 地 飛 超 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 炎 草 氷 悪 鋼 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | 虫 | ||||||||||||||||||||
無効 | |||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
もうか | 自分の残りHPが最大HPの1/3以下になると、炎タイプの技の威力が1.5倍になる。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
かそく | 毎ターン素早さのランクが1段階ずつ上がる。 |
バシャーモのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 バシャーモを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
バシャーモの特徴
【良いところ】
- バシャーモはホウエン御三家のアチャモの最終進化形。攻撃面の種族値が高めで「とびひざげり」などの高威力技を使うことができ、アタッカーに向いています。タイプ一致の格闘+炎技は攻撃範囲が広いのもポイントです。
- バシャーモは隠れ特性で「かそく」を持ち、特性の効果で素早さが毎ターン1段階ずつ上がります。バシャーモが場に出て2ターン目にはほぼ全ての相手に先制でき、高い火力と合わせてバトル終盤の全抜きエースとしても期待できます。
- バシャーモはポケモンXYでメガバシャーモにメガシンカできるようになりました。メガバシャーモはバシャーモが種族値面で大幅強化された強力なポケモンですが、持ち物が「バシャーモナイト」に固定されてしまいます。メガバシャーモが火力UPアイテムを持てない関係で、火力だけなら物理・特殊共に「いのちのたま」持ちバシャーモ>メガバシャーモとなります。またメガバシャーモでなくバシャーモを使うメリットは、メガシンカ枠を他の味方ポケモンに譲れる点もあります。
【悪いところ】
- バシャーモは反動技を使うことが多いです。格闘技の「とびひざげり」は技を外したり、相手がゴーストタイプに交代すると反動ダメージを受けてしまいます。炎技の「フレアドライブ」も反動技で、攻撃したとき与ダメージに応じて反動を受けます。バシャーモはHPが高いポケモンではないので、何度も反動ダメージを受けると反動で倒れてしまうこともあります。
- バシャーモはメガバシャーモと違いパーティのメガシンカポケモン枠を消費しませんが、メガバシャーモと比べてHP以外の全ての能力が落ちます。特に攻撃と素早さが落ちるのは痛く、特性「かそく」で抜ける相手がメガバシャーモと比べて限られたり、バシャーモは素早さに性格補正をかける必要があったりします。
メガバシャーモは耐久面でもバシャーモよりは上です。メガバシャーモは「いのちのたま」を持つバシャーモより少し火力が落ちますが、耐久が少し上がり、「いのちのたま」の反動ダメージも受けない点が評価できます。
バシャーモとメガバシャーモはどちらも強力なエースですが、一長一短です。パーティのメガシンカ枠とも相談した上で、バシャーモとメガバシャーモどちらを使うか考える必要があります。
バシャーモの型
【物理エース型】
- 特性 :
- かそく
- 性格 :
- ようきorいじっぱり
- 努力値:
- 攻撃252 素早さ調整 残りHP
- 持ち物:
- いのちのたま
- 確定技:
- とびひざげり/フレアドライブorブレイズキック
- 選択肢:
- ストーンエッジ/かみなりパンチ/はたきおとす/シャドークロー/じしん/
つるぎのまい/まもる/バトンタッチ
◆型について
- 格闘+炎技で攻撃範囲が広く、特性「かそく」で全抜きも狙える物理エース型です。
- 特性「ひでり」や技「にほんばれ」を持つ味方のサポートで天気を晴れにすると、炎技が火力アップしてさらに強力です。
◆特性について
- 夢特性「かそく」で素早さを上げます。
◆性格・努力値について
- 性格をいじっぱりにすると、素早さ全振りで「かそく」1回発動時に最速127族まで、2回発動時に「こだわりスカーフ」を持つ最速107族まで抜くことができます。加速1回で最速130族をギリギリ抜けず、2回でも「こだわりスカーフ」の最速ラティオスなどをギリギリ抜けないのが惜しいところです。
性格をようきにすると、素早さ全振りで「かそく」1回発動時に最速145族まで、2回発動時に「こだわりスカーフ」を持つ最速121族まで抜けます。加速2回で実質全てのポケモンを抜けるようになります。 - 努力値は攻撃・素早さ全振りでOKですが、素早さを抜きたい相手に合わせて調整し、残りをHPに振っておくと反動ダメージに多少強くなります。
◆持ち物について
- いのちのたま:
全ての攻撃技を強化できるオススメアイテムです。
◆技について
「とびひざげり」「フレアドライブorブレイズキック」「選択肢」「選択肢」という技構成です。
- とびひざげり:
威力130の格闘技で、バシャーモのメインウェポンです。ゴーストポケモンに交換されると技が外れた扱いとなり、与えるはずのダメージの半分をバシャーモが受けてしまうため注意する必要があります。見せ合いありのバトルではゴーストがいるか確認できますが、見せ合いなしのバトルで序盤~中盤に使うにはリスクのある技です。 - フレアドライブ・ブレイズキック:
炎技は格闘技に耐性を持つほとんどのポケモンに等倍以上のダメージを与えられます。
「フレアドライブ」は威力120の炎物理技。与ダメージの1/3だけ反動ダメージを受けてしまいます。
「ブレイズキック」は威力85で急所に当たりやすい炎物理技です。反動ダメージはありませんが、低威力のため火力が下がってしまいます。 - ストーンエッジ:
格闘技に耐性を持つ飛行ポケモンへの牽制技。普通の飛行ポケモンは炎技でも等倍がとれますが、格闘+炎技を両方半減してくるギャラドス・ボーマンダ・カイリュー等に対抗するには岩技が必要です。
飛行以外では「もらいび」を持つゴーストのシャンデラにも効果抜群で、ブルンゲルには等倍がとれます。 - かみなりパンチ:
ギャラドスの4倍弱点を突けるほか、マリルリ・ブルンゲル・ドククラゲなどの相手にも効果抜群です。威力が低いので優先度は低めです。 - はたきおとす:
相手の持ち物をはたき落として使えなくする追加効果を持つ悪技。ポケモンXYで強化され威力65になった上に、相手が持ち物を持っていればさらに1.5倍の威力になるので「つじぎり」よりオススメです。悪技はゴーストポケモンに効果抜群ですが、ゴーストは炎技でも等倍ダメージが入ります。炎技に耐性があるシャンデラやブルンゲルも「ストーンエッジ」「かみなりパンチ」で弱点をつけるため、悪技の優先度は低めです。ただし相手の道具を叩き落とし、相手の戦略を狂わせる効果は狙えます。 - シャドークロー:
ゴースト技は悪技と同様、格闘技が効かないゴースト相手の弱点をつくための技です。ゴースト技と悪技の違いはタイプ相性で半減される相手ですが、ゴースト技に耐性があるノーマル・悪タイプはいずれもバシャーモの格闘技が効果抜群です。よってメインウェポンの格闘技との相性ではゴースト技の方が悪技より上です。 - じしん:
ギルガルド対策の技です。ギルガルドはタイプ一致の炎技でも弱点をつけますが「フレアドライブ」は直接技なので、ギルガルドに「キングシールド」を使われるとバシャーモの攻撃をがくっと下げられてしまいます。「じしん」は直接技でないため、「キングシールド」を使われても攻撃を下げられずにすみます。
「じしん」ではギルガルドの他にも、シャンデラ・ドククラゲ・ドラミドロといった格闘+炎技を半減してくる相手に効果抜群です。しかし格闘技と攻撃範囲が被るため、優先度は岩技などの方が上です。 - つるぎのまい:
相手の交代読みで積めば全抜きが狙えるオススメ技です。 - まもる:
バシャーモが場に出た初めのターンに使い、安全に「かそく」を発動させてから攻撃に移れます。また「こだわりハチマキ」のマリルリが出てきたとき、「まもる」で相手の技が何に縛られたか調べられます。 - バトンタッチ:
バシャーモが倒せない相手が繰り出されたとき、「かそく」や「つるぎのまい」で上がった能力を「バトンタッチ」で後続アタッカーに引き継げます。バシャーモは後でアタッカーとして再利用できます。
【二刀流エース型】
- 特性 :
- かそく
- 性格 :
- むじゃきorうっかりや
- 努力値:
- 特攻252 攻撃調整 素早さ調整
- 持ち物:
- いのちのたま
- 確定技:
- だいもんじorオーバーヒート/とびひざげり
- 選択肢:
- ストーンエッジ/めざめるパワー氷/めざめるパワー電気/めざめるパワー草/
まもる/バトンタッチ
◆型について
- 炎技を特殊技にすることで、「フレアドライブ」と異なり反動ダメージを受けずに戦えます。特性「かそく」により高い素早さから炎+格闘技を連発できます。
- 特性「ひでり」や技「にほんばれ」を味方ポケモンが使うと、バシャーモの炎技が火力アップしてサポートになります。
◆特性について
- 夢特性「かそく」で素早さを上げます。
◆性格・努力値について
- 「だいもんじ」など特殊炎技をメインウェポンにするため、特攻or素早さ↑の性格にします。二刀流なので攻撃↓の性格にしないため、代わりに特防↓にします。
性格をうっかりやにすると、素早さ全振りで「かそく」1回発動時に最速127族まで、2回発動時に「こだわりスカーフ」を持つ最速107族まで抜くことができます。加速1回で最速130族をギリギリ抜けず、2回でも「こだわりスカーフ」の最速ラティオスなどをギリギリ抜けないため、抜けない相手に遭遇することがあります。
性格をむじゃきにすると、素早さ全振りで「かそく」1回発動時に最速145族まで、2回発動時に「こだわりスカーフ」を持つ最速121族まで抜けます。加速2回でほぼ全てのポケモンを抜けることになります。 - 努力値は特攻・素早さ全振りでOKです。素早さを抜きたい相手に合わせて調整したり、お好みで攻撃に努力値を割く手もあります。
◆持ち物について
- いのちのたま:
全ての攻撃技を強化できるオススメアイテムです。
◆技について
「だいもんじorオーバーヒート」「とびひざげり」「選択肢」「選択肢」という技構成です。
- だいもんじ・オーバーヒート:
炎技はタイプ一致のメインウェポンです。
「だいもんじ」は威力110の炎特殊技です。炎特殊技は「フレアドライブ」と異なり反動ダメージがありません。
「オーバーヒート」は威力130の炎特殊技。高火力で命中率も「だいもんじ」より高いですが、使うと特攻ががくっと下がってしまうため2回程度までしか連打できません。この型ではバシャーモの特攻が下がっても物理技で攻撃できるため、炎技を連打する必要がなければ候補です。 - とびひざげり:
威力130の格闘技です。「とびひざげり」読みでゴーストに交代されることがあるので注意。 - ストーンエッジ:
炎+格闘技に耐性があるギャラドス・ボーマンダ・カイリュー・シャンデラ等に効果抜群です。 - めざめるパワー氷:
ボーマンダ・カイリュー・グライオン・ランドロス等の4倍弱点を突け、ついでにガブリアスの4倍弱点も突けます。ラティアスやラティオスにも効果抜群です。 - めざめるパワー電気:
水ポケモンに効果抜群で、特にギャラドスの4倍弱点を突けます。一般的な水ポケモンには格闘技が等倍のため狙える範囲が狭く、優先度は低いです。 - めざめるパワー草:
炎+格闘技に耐性を持つブルンゲルに効果抜群で、トリトドンやヌオー等の4倍弱点をつけます。 - まもる:
初ターンに使えば安全に「かそく」を1回発動させられます。マリルリなど「こだわりハチマキ」のポケモンの技を調べることもできます。 - バトンタッチ:
「かそく」で上がった素早さを後続ポケモンに引き継げます。
役割関係
【バシャーモを繰り出せるポケモン】
【バシャーモに繰り出されるポケモン】
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