ワタッコ育成論
ワタッコの育成論。
ワタッコの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
ワタッコの基本データ
全国 No.189 ワタッコ | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | 氷 | |||||||||||||||||||
×2 | 炎 毒 飛 岩 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 水 格 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | 草 | ||||||||||||||||||||
無効 | 地 | ||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
ようりょくそ | 天気が晴れのとき、素早さのステータスが2倍になる。 | ||||||||||||||||||||
リーフガード | 天気が晴れのとき、状態異常にならない。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
すりぬけ | 相手の「リフレクター」や「ひかりのかべ」の効果を無視して攻撃できる。 |
ワタッコのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ワタッコを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
ワタッコの特徴
【良いところ】
- 素早さ種族値が110と高く、多くの相手に先制をとることができます。
「アンコール」を習得できます。相手の「みがわり」「つるぎのまい」などの補助技や「じしん」読みでバトルに出し、高い素早さからの先制「アンコール」で相手の技を縛りましょう。
ワタッコがいることで、相手のコンボ封じや地面技の牽制になります。 - 「やどりぎのタネ」+「みがわり」(やどみが) の居座りコンボは地味に強力です。コチラが目指す状況は、
①ターン終了時にワタッコの「みがわり」が出ている
かつ
②相手の残り手持ちが全てワタッコよりも素早さが遅い
です。これさえ達成すれば、コチラのHPが足りなくて「みがわり」が出せないか、「みがわり」のPPが切れない限り相手にやどみがを止める手段はありません (ドサイドンの「ロックブラスト」・ユキノオーの「こおりのつぶて」など、例外もありますが・・) 。
①は交代読みで「みがわり」を張るか、相手に「ねむりごな」をかけた次のターンに「みがわり」を張ればよいです。
②は、コチラよりも素早い邪魔な相手 (スターミーなど) を予め倒しておけばよいです。またはコチラよりも素早い相手への交代読みで「しびれごな」を撒いてから逃げれば、ワタッコよりも素早い相手を1匹減らすことができ、次にワタッコがバトルに出たときにやどみがを決めやすくなります。 - 草タイプなので、「ねむりごな」「しびれごな」など便利な粉技を覚えることができます。「ねむりごな」は相手を眠らせて隙をつくり、やどみがコンボをスタートさせやすくする技。「しびれごな」はやどみがを防げる相手に当て逃げして素早さを下げることにより、次にバトルに出たときに備える技です。どちらも、コチラ後続のサポートにもなっています。
【悪いところ】
- 「アンコール」は読み技です。読みが当たれば強いですが、読み外すと意味がありません。交代出しするターンに読み外す・「アンコール」するターンに読み外すという2つのリスクがあります。
例えば、ワタッコをガブリアスに交代出しすることを考えます。
1つ目のリスクは、ワタッコを交代出しするターンに読み外すこと。コチラはガブリアスの「じしん」「つるぎのまい」読みで出て行きます。「じしん」「つるぎのまい」を「アンコール」で縛ることができれば、ガブリアスはワタッコに何もできないため交代するしかありません。しかし、読み外して相手がドラゴン技を撃ってくるとコチラに大ダメージです。
2つ目のリスクは、「アンコール」が決まるとは限らないこと。コチラが相手ガブリアスの「じしん」読みでの交代出しに成功したとします。相手が次のターンに居座ってくると読むなら、「アンコール」をして相手の技を縛ることができます。しかし、相手が次のターンに交代してしまい、交代先のポケモンに「アンコール」が当たってしまうと相手の無償降臨ということになります。
このように、読みのリスクを2度も負う戦い方となります。
読み外すリスクというものは、ワタッコを使うときだけでなくいつでもついてくるものです。しかし普通のアタッカーで攻撃技を選択していれば、読み外して半減されても相手にある程度のダメージを与えることができます。ワタッコの場合は「アンコール」に失敗すると、相手が無傷で交代することを許してしまうことがイタイです。
相手が「アンコール」に対して無償降臨してきたとしても、相手を1匹流せたので役割は果たしています。ワタッコが呼び寄せるポケモンにはそこまでヤバイものがいないため、無償降臨されても大丈夫という考え方もありますが・・・
↑のガブリアスの例において、1つ目のリスクは仕方ありませんが、2つ目のリスクは一貫性のある技を使うことによりある程度回避することができます (一貫性があるとは、次のターンにガブリアスが居座っても交代してもある程度効果があるという意味です) 。この場合は「ねむりごな」を使うことです。相手が居座ればガブリアスが、交代すれば交代先のポケモンがねむり状態となります。相手が眠れば、そこを起点にやどみがコンボを始めることもできます。
一貫性のある「ねむりごな」&読みなしでも使える「みがわり」を持つとはいえ、場合に応じた読みが大事なポケモンではあるので読みゲーを避けたい人にはオススメできません。 - 攻撃・特攻種族値が55と低く、火力は全くありません。攻撃することは考えずに、素直にやどみが&サポートに徹したほうがよさそうです。
- 相手の「じしん」読みで交代出しして「アンコール」することができます。しかし地面技をメインとするポケモンは、飛行タイプ対策として氷技や岩技を持っていることが多いです。特にワタッコは氷技に4倍弱点を持つため、コチラの交代を読まれて撃たれる「れいとうビーム」「こおりのキバ」などがイタイです。耐久種族値も低めですし・・
- 「じしん」読みで無償降臨できるのはワタッコだけではありません。ラティオスやボーマンダも地面技に無償降臨でき、彼らは決定力が高いため相手のパーティを早く崩しやすいです。相手を一気に削る手段を持たないワタッコは、一見彼らに見劣りしてしまいます。ワタッコは相手の補助技をも「アンコール」で縛ることができ、またラティオスのようなアタッカーとは戦い型がまったく違うため、劣化ではありませんが・・
- スターミーは天敵です。特性が「しぜんかいふく」のため「ねむりごな」「しびれごな」の効果が薄く、「れいとうビーム」でコチラの4倍弱点をついてきます。他にもユキノオーやルンパッパは「やどりぎのタネ」が無効であり、氷技を持っているため厄介な相手です。
- 岩技が弱点なので「ステルスロック」に弱いです。パーティの「ステルスロック」耐性が悪くなります。
ワタッコの型
【アンコール&やどみが型】
- 特性 :
- どちらでも
- 性格 :
- おくびょう
- 努力値:
- 素早さ252、防御252、HP6
- 持ち物:
- たべのこし
- メイン:
- なし
- サブ技:
- なし
- 補助技:
- アンコール、やどりぎのタネ、みがわり、ねむりごなorしびれごな
相手の「みがわり」「つるぎのまい」などの補助技か、「じしん」などの地面技読みで交代出しします。
相手が交代してこないと読むなら「アンコール」で技を縛り、交代してくると読むなら「みがわり」です。
交代してくるかこないかよく分からないときは「ねむりごな」でも。
特性について。
どちらも晴れでないと発動しないため、出番が少ないです。どちらでも。
何らかの状況で晴れになった場合、「ようりょくそ」ならば素早さが上がるため相手にやどみがを防がれにくくなります。
「リーフガード」ならば相手の「さいみんじゅつ」など状態異常技読みで出ていき、「アンコール」を決めることができます。
性格・努力値について。
先手で「アンコール」を使いやすいようにおくびょう最速とします (ようきでもよいですが、攻撃↓のおくびょうなら混乱の自滅ダメージが減ります) 。
物理アタッカーの「じしん」読みで交代出しするため、読み外したときの保険で防御に振ります。ガブリアス@いのちのたま の「ドラゴンダイブ」も耐えることができます。HPに振るよりも物理耐久が高くなりますし、「やどりぎのタネ」による回復率も上がります。
持ち物について。
やどみがでの居座りを助ける「たべのこし」です。「みがわり」を出す分のHPを稼ぎます。
技について。
「アンコール」「やどりぎのタネ」「みがわり」「ねむりごなorしびれごな」という技構成とします。
「アンコール」は相手の補助技や「じしん」を縛ることができる読み技。素早さが高いので先手で使いやすく、相性がよいです。
「やどりぎのタネ」にはいろいろな意味があります。相手への攻撃手段・ワタッコの回復手段・ワタッコが交代するときに当て逃げし、後続を回復させて負担を減らすこと などに使えます。
「みがわり」は「やどりぎのタネ」とセットでやどみがに使います。タネを植えれば、コチラは先制で「みがわり」を連打しているだけで相手のHPが減っていきます。また、補助技に対しワタッコを交代出しした次のターンに相手が交代してくると読み、素直に「アンコール」を使いたくない場合に様子見で使うこともできます。
「ねむりごな」は適当に撃っておけば、そのターンに相手が交代してもしなくても効果が大きい技です。「アンコール」で読み外すリスクを抑える効果があります。コチラの死に出しから相手を眠らせてやどみがの起点にすることもできます。また、相手のドサイドンやハッサムに当てれば、彼らでやどみがを防ぐことができなくなります。
「しびれごな」はマヒ撒きサポートです。相手の素早いポケモンを減らすことによる自身のやどみがのサポートにもなりますし、コチラ後続のサポートにもなります。
役割関係
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