メガギャラドス育成論
メガギャラドスの育成論。ポケモンXY対応版。
メガギャラドスの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
★ギャラドスの育成法はギャラドス育成論の方を参照。
メガギャラドスの基本データ
全国 No.130 メガギャラドス | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 草 電 格 虫 妖 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 炎 水 氷 霊 悪 鋼 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | |||||||||||||||||||||
無効 | 超 | ||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
かたやぶり | ダメージ軽減・無効化・回避に関する相手の特性の効果を無視してわざが出せる。 ステータス上昇や反撃に関する相手の特性の効果は無視できない。 |
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隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
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メガギャラドスのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 メガギャラドスを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
メガギャラドスの特徴
【良いところ】
- ギャラドスはコイキングの進化形として初代から存在したポケモンですが、XYでメガシンカしてメガギャラドスになりました。メガシンカしたことで攻撃・防御・特防が大きく上がり、ついでに特攻も少し高まっています。
- ギャラドスは水/飛行タイプのポケモンですが、メガギャラドスにメガシンカすると水/悪タイプに変わります。これにより電気技で4倍弱点を突かれなくなり、さらに特殊耐久が上がったことで電気技で倒されにくくなりました。
メガギャラドスは多くの電気ポケモンのタイプ一致「10まんボルト」を耐えることができます。電気ポケモンは過去世代に比べ、ギャラドスに対して交代で出てきにくくなりました。(交代で出ても次のターンにメガシンカされて電気技を耐えられ、メガギャラドスに反撃されたり「りゅうのまい」を積まれるため。)
電気技が4倍弱点でなくなったことに加え、ポケモンXYで「10まんボルト」「かみなり」の威力が下がったのも地味に嬉しいところです。
【悪いところ】
- ギャラドスはメガシンカしたことで弱点や耐性が変化しました。元のギャラドスは弱点が電気と岩の2つしかありませんでしたが、メガギャラドスは5つも弱点を持っています。電気技が4倍弱点でなくなったのは嬉しいですが、これだけ弱点が増えたのは辛いところです。
弱点だけでなくタイプ耐性も悪化し、メジャー技を半減できなくなった一方で増えた耐性は氷・ゴースト・悪・エスパーとマイナーなものが多いです。唯一ゴースト技はゲンガーなどのゴーストポケモンに使用されますが、多くのゴーストポケモンは格闘技を持つためメガギャラドスは不利です。 - メガシンカ前のギャラドスは飛行タイプと特性「いかく」を持つため、地面や格闘タイプの物理アタッカーと有利に戦えます。これらの相手はサブウェポンの岩技でギャラドスの弱点を突いてくることがありますが、ギャラドスは特性「いかく」で効果抜群の岩技のダメージを抑えることができ、読み外して岩技を受けたときの保険となりました。またメガシンカ前はメジャーなハッサムの「とんぼがえり」読みで、「いかく」でダメージを抑えつつ何度も繰り出すこともできました。
一方メガギャラドスは飛行タイプを失ったことで地面ポケモンに繰り出しにくくなり、さらに悪タイプがついたことで格闘ポケモンや「とんぼがえり」には逆に弱くなってしまいました。特性「いかく」を失ったことも繰り出しにくくなる要因です。
地面や格闘といったポケモンはメジャーなので、ギャラドスはメガシンカにより繰り出しにくくなってしまったポケモンといえます。岩弱点が消えて「ステルスロック」に強くなったのに何度も繰り出せないのは残念なところです。 - 1回のバトルでメガシンカできるポケモンは1匹までなので、ギャラドスをメガシンカさせると他の強力なメガシンカポケモンが使えなくなってしまいます。ギャラドスはメガシンカさせずに使っても十分強いため、メガシンカさせるかはパーティや戦略と相談です。
メガギャラドスの型
【りゅうのまい型】
- 特性 :
- かたやぶり
- 性格 :
- いじっぱりorようき
- 努力値:
- 攻撃252 素早さ調整 残りHP
- 持ち物:
- ギャラドスナイト
- 確定技:
- たきのぼりorアクアテール/りゅうのまい
- 選択肢:
- ストーンエッジ/こおりのキバ/じしん/かみつく/とびはねる/
みがわり/ちょうはつ
◆型について
- 「りゅうのまい」を積んでタイマン性能を上げ、全抜きも目指せる物理エース型です。初めはギャラドスの「いかく」で相手の攻撃を下げつつ登場し、交代読みでメガシンカしつつ「りゅうのまい」を積みます。バトル終盤に死に出しで登場して「りゅうのまい」を積んでもOKです。
- メガギャラドスの強さはメガシンカ前に相手にメガシンカを警戒させることと、メガシンカ時にタイプ相性が大幅に変わることです。バトル序盤ではあえてメガシンカせず、メガシンカのタイミングをはかることで相手と読み合いゲームができます。例えば相手が格闘技を使ってきそうなとき、あえてメガシンカせずに「りゅうのまい」を積めば格闘技で弱点をつかれずに攻撃と素早さを上げることができ有利に進められます。
- ポケモンXYでは特性「あめふらし」などで天気が永続せず、5ターンで終わってしまいます。雨下で「りゅうのまい」を積み高威力の水技で攻撃するという戦法がとりにくくなったデメリットもありますが、ギャラドスが弱い必中「かみなり」を相手が使いにくくなったことはメリットです。
- メガシンカポケモンは火力UPアイテムを持てない関係で、火力だけならギャラドス@いのちのたま>メガギャラドスです。メガギャラドスはメガシンカで上がった耐久と引き替えに、火力を下げたポケモンと見ることもできます。またメガギャラドスは「たべのこし」や「とつげきチョッキ」といった延命アイテムを使うこともできません。
メガシンカで耐久が上がったことで、「りゅうのまい」で全抜き中に相手の反撃を受けても倒されにくくなりました。一方相手を一発で倒しにくくなったため、相手を倒しきれずに反撃を受ける回数は増えてしまいます。 - メガシンカしたことで先制技の「マッハパンチ」が弱点となりました。代わりに「ふいうち」「かげうち」「こおりのつぶて」などに強くなりました。
メガギャラドスで全抜きを狙うなら、「マッハパンチ」を持つ相手の物理エースは予め倒しておくのが理想です。
◆特性について
- メガギャラドスにメガシンカすると特性が「かたやぶり」になります。メガギャラドスの水技が相手の特性「ちょすい」「かんそうはだ」「よびみず」などで無効化されないほか、特性「ふゆう」のポケモンに「じしん」を当てることもできます。
具体的には特性「よびみず」のトリトドンや「かんそうはだ」のドクロッグに水技を当てたり、「ふゆう」のロトムに「じしん」を当てられます。 - 進化前のギャラドスの特性は、ギャラドスを繰り出しやすくなる「いかく」がオススメです。「いかく」で場に出て相手の攻撃を下げれば「りゅうのまい」を積むチャンスが作れることも。
隠れ特性「じしんかじょう」でギャラドスの攻撃を上げてからメガシンカする手もありますが、この戦法をとるなら普通のギャラドスに火力アップアイテムを持たせた方が強いです。
◆性格・努力値について
- 性格はいじっぱりorようきで選択です。ようきにすると攻撃力が落ちますが、「りゅうのまい」を積んだとき抜ける相手が増えるので全抜き性能が高まります。
メガギャラドスがバトル序盤~中盤に相手チームにできるだけダメージを与えて倒されるのを前提とするならいじっぱり、バトル終盤の全抜きに期待するならようきがオススメです。 - 努力値は攻撃全振りで火力を確保した後、素早さ調整してから残りをHPに振ります。
- ↓は素早さ調整の例です。「りゅうのまい」を積んだとき抜きたいポケモンに合わせて調整します。
【いじっぱり】
調整先 調整先の
ポケモン例必要努力値 素早さ実数値 りゅうのまい1回で
最速115族抜きスターミー 172 123 りゅうのまい1回で
最速108族抜きテラキオン 132 118 【ようき】
調整先 調整先の
ポケモン例必要努力値 素早さ実数値 りゅうのまい1回で
最速130族抜きサンダース
メガゲンガー164 134 りゅうのまい2回で
最速110族
@こだわりスカーフ抜きラティオス
@こだわりスカーフ
・素早さ調整は個体値V・Lv50を仮定です。
◆持ち物について
- ギャラドスナイト:
ギャラドスをメガギャラドスにメガシンカさせます。
◆技について
「たきのぼりorアクアテール」「りゅうのまい」「選択肢」「選択肢」という技構成です。
- たきのぼり・アクアテール:
タイプ一致の水技で、メガギャラドスのメインウェポンです。
「たきのぼり」は威力80、命中率100の水技です。2割の確率で相手をひるませるので、「りゅうのまい」で先制しやすくなることと相性が良い技です。
「アクアテール」は威力90、命中率90の水技です。「たきのぼり」より少し高威力ですが、ひるみ追加効果がなくたまに外れます。 - りゅうのまい:
【りゅうのまい型】なので確定です。 - ストーンエッジ:
「ストーンエッジ」は水技読みで出てくる相手のギャラドス、ボーマンダ、カイリュー等への牽制技です。また水技が効きにくい多くの相手に等倍ダメージが入る便利な技です。 - こおりのキバ:
氷技では水技に耐性を持つ草ポケモンの弱点を突くことができ、カイリュー、ボーマンダ、ガブリアスなどの4倍弱点も狙えます。これらの相手には「ストーンエッジ」よりも有効ですが、「ストーンエッジ」と異なり氷技は水ポケモン相手に半減されてしまいます。 - じしん:
水技に耐性を持つ様々な相手に等倍ダメージを与えられる地面技で、「ストーンエッジ」よりも命中安定です。直接技でないため、「りゅうのまい」を積んで全抜き中にギルガルドの「キングシールド」で攻撃を下げられる心配がありません。
草ポケモンには水技と同じく地面技も半減されてしまうので注意。また水技読みで出てくるラティオスやカイリューの無償降臨を誘ってしまうことがあります。 - かみつく:
タイプ一致の悪技で、3割ひるみの追加効果が「りゅうのまい」の素早さアップと相性が良いです。「かみつく」は威力が60と低すぎですが、メガギャラドスは「かみくだく」を覚えられません。 - とびはねる:
威力85、命中率85の飛行技。1ターン目に飛び上がり、2ターン目に飛び降りて攻撃する2ターン技です。命中時に3割の確率で相手をまひ状態にできます。メガシンカによりタイプ一致技でなくなってしまいました。
飛行技は水技を半減してくる草ポケモンに効果抜群です。「とびはねる」はギャラドスが使える唯一の飛行技ですが、2ターン技であることが大きな問題です。バトル序盤~中盤に使うと、1ターン目にギャラドスが飛び上がったのを確認されたのち電気技が使えるポケモンに交代されてしまいがちです。バトル終盤限定で使うなら相手のポケモンが全員弱っているので交代しづらく有効ですが、技枠がきついです。 - みがわり:
交代読みで使うことで、相手の交代先を見てからこちらの技を選択できます。特にウォッシュロトムに効果的で、相手の「おにび」「ボルトチェンジ」対策になります。 - ちょうはつ:
補助技をメインに使う相手に当てたり、相手の回復を防ぐことで相手の交代を誘います。メガギャラドスが「りゅうのまい」を積むターンを稼げます。
また相手が「ふきとばし」などでメガギャラドスを強制交代させ、「りゅうのまい」の能力アップを解除してくるのを防げます。
役割関係
【メガギャラドスを繰り出せるポケモン】
【メガギャラドスに繰り出されるポケモン】
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