エレザード育成論
エレザードの育成論。ポケモンXY対応版。
エレザードの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
エレザードの基本データ
全国 No.695 エレザード | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 格 地 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 電 飛 鋼 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | |||||||||||||||||||||
無効 | 霊 | ||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
かんそうはだ | みずタイプのわざを受けると無効化し、自分の最大HPの1/4だけ回復する。 ほのおタイプのわざで受けるダメージが1.25倍になる。 天気が雨のとき、毎ターン終了時に自分の最大HPの1/8だけ回復する。 天気が晴れのとき、毎ターン終了時に自分の最大HPの1/8のダメージを受ける。 |
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すながくれ | 天気がすなあらしのとき、回避率が1.25倍になる。 すなあらしによるダメージを受けない。 手持ちの先頭にいると、天気がすなあらしのときに野生ポケモンが出現しにくくなる。 |
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隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
サンパワー | 天気が晴れのとき、毎ターン終了時に自分の最大HPの1/8のダメージを受けるが、特攻のステータスが1.5倍になる。 |
エレザードのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 エレザードを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
エレザードの特徴
【良いところ】
- エレザードはポケモンXYで新登場したトカゲポケモン、エリキテルの進化形です。サンダースやライコウと同じく特攻・特防・素早さが高めの電気ポケモンで、その他の能力は低めとなっています。
エレザードの特性は「かんそうはだ」「すながくれ」「サンパワー」の3つです。これらの特性はそれぞれ天気が雨・砂嵐・晴れのとき特に役立つため、各天候パーティに入れても面白いポケモンです。 - エレザードは電気タイプなので水ポケモン相手に対して後出しで流す役割に期待できますが、このとき特性「かんそうはだ」が役立ちます。「かんそうはだ」によりエレザードが相手の水技を受けたとき無効化してHPを回復でき、有利に進められます。
水ポケモン対策のポケモンとしては、電気・草・ドラゴンといったタイプのポケモンが挙げられます。サンダースなどの電気ポケモンは水相手に繰り出すとき水技で等倍ダメージを受けてしまうのが痛いところ。草やドラゴンポケモンでも水技を半減できるとはいえダメージを受け、さらに水相手のサブウェポン「れいとうビーム」で弱点を突かれる危険もあります。一方エレザードは水技を無効化できるどころかHPを回復でき、「れいとうビーム」で弱点を突かれる心配もありません。このためエレザードは対水ポケモン対策として優れています。 - エレザードは「かんそうはだ」で水技を無効化できるほか、ノーマルタイプを持つことでゴースト技も無効化できます。ゴースト技はXY世代になって鋼ポケモンに半減されなくなったこともあり、使用率が高まっています。エレザードは水とゴースト2つのタイプを無効化でき、無償降臨のチャンスに恵まれています。また水とゴースト技が効かないことで、ブルンゲル対策のポケモンとして特に優れています。
- 電気ポケモンは電気技が効きにくい相手 (特に地面ポケモン) を対策できるサブウェポンに恵まれないことが多いです。一方エレザードは覚えるサブウェポンが多めで、「なみのり」「くさむすび」など地面対策の技も揃っています。
【悪いところ】
- エレザードは素早さが高めのポケモンで多くのポケモンを抜くことができ、タイマン戦で先制攻撃しやすく有利です。しかし素早いアタッカーとしては素早さ109族は中途半端で、激戦区の110族にギリギリ届きません。特攻種族値109も特別高いとはいえず、火力も半端です。
XY世代になってメガシンカポケモンが増えたこともあり、エレザードよりも高火力で素早いアタッカーはたくさんいます。バトル中盤以降に出会う全抜きアタッカーはエレザードより素早いポケモンが多く、エレザードは全抜きアタッカーとしては微妙です。 - エレザードは物理耐久がとても低く、物理技を受けるとすぐに倒されてしまいます。特に「マッハパンチ」などの先制技を受けたり、マリルリの水技読みで繰り出すときマリルリがサブウェポンを使ってくるとピンチとなるので注意。
- ポケモンXYでは特性で起こした天気が永続せず、5ターンで終わってしまいます。エレザードの特性は天気と相性がいいですが、天気が永続しないため特性を生かしにくくなりました。
- エレザードは専用技「そうでん」やほぼ専用技「パラボラチャージ」「かいでんぱ」など珍しい技を覚えます。しかし効果が微妙だったり、シングルバトルでは使いどころが難しい技なのが残念です。
エレザードの型
【特殊アタッカー型】
- 特性 :
- かんそうはだ
- 性格 :
- おくびょう
- 努力値:
- 特攻252 素早さ252
- 持ち物:
- いのちのたま/こだわりメガネ/たつじんのおび/たべのこし/きあいのタスキ
- 確定技:
- 10まんボルトorボルトチェンジorパラボラチャージ
- 選択肢:
- なみのり/くさむすび/きあいだま/あくのはどう/はかいこうせん/
めざめるパワー氷/とんぼがえり/へびにらみ/かいでんぱ/みがわり
◆型について
- 水ポケモンなどエレザードが有利な相手に交代出しし、相手の行動を読んだ上で効果的な攻撃技を選択していきます。エレザードは素早さが高めなので、バトル終盤で相手に素早いポケモンが残っていなければタイマン戦で優位に立てます。
◆特性について
- 特性「かんそうはだ」により水技を受けると回復できます。炎技で受けるダメージが少し増えてしまいますが仕方ありません。
◆性格・努力値について
- エレザードの火力と素早さを生かすため、おくびょう最速+特攻全振りがベースです。最速にすることで、すぐ下の108族のテラキオン、ゴウカザル、デンチュラ等を抜けます。
◆持ち物について
- いのちのたま:
技を縛られずに火力アップできる人気アイテムです。攻撃範囲が広いエレザードにピッタリですが、パーティの他のポケモンと取り合いになりがちです。 - こだわりメガネ:
大きく火力アップできるものの技が縛られるデメリットがあり、撃ち逃げ戦法がメインになります。バトル終盤なら「こだわりメガネ」+先制電気技の連打も強力。 - たつじんのおび:
相手の弱点を突くときだけ火力アップできる便利アイテムです。 - たべのこし:
何度もバトル場に出すポケモンと相性がいい延命アイテムです。 - きあいのタスキ:
HP全快のとき限定ですが、一度だけ相手の攻撃を耐えられます。エレザードのHPが少し減ってタスキが潰れてしまっても、「かんそうはだ」により相手の水技読みで繰り出せばタスキを復活させられることも。
◆技について
「10まんボルトorボルトチェンジorパラボラチャージ」「選択肢」「選択肢」「選択肢」という技構成です。
- 10まんボルト・ボルトチェンジ:
タイプ一致のメインウェポンで、水ポケモンへの遂行技でもあります。
「10まんボルト」は威力90の安定メインウェポンです。「ボルトチェンジ」と異なり連打でき、用途が違うので両立もOKです。
「ボルトチェンジ」は威力70で使用後にエレザードが別な味方ポケモンと交代できます。相手の交代読みで「ボルトチェンジ」すれば、相手の交代先を確認してからこちらも有利なポケモンに交換できます。
「パラボラチャージ」は与ダメージの半分回復できるのが魅力ですが、威力50と低いのが問題です。 - なみのり:
電気技が効かない地面ポケモンに効果抜群の水技です。 - くさむすび:
電気技が効かない地面ポケモンの弱点をつけますが、「なみのり」と違って威力が安定しません。
「なみのり」と異なりランドロスやグライオンの弱点を突けなくなる代わりにトリトドンの4倍弱点を突けます。 - きあいだま:
特殊耐久が高く厄介なバンギラスの4倍弱点をつける技。タイマン戦で使うには命中率が不安なので、なるべく交代読みで使いたいところです。 - あくのはどう:
電気技に耐性を持つラティオス・ラティアスの弱点を突ける技。またゴースト全般の弱点を突けますが、多くのゴーストには電気技が等倍で通るためあまり必要ありません。 - はかいこうせん:
タイプ一致威力150で攻撃できますが、使ったターンの次のターンは反動で動けなくなる技です。「はかいこうせん」で相手を倒すと、次に死に出しされた相手がエレザードの反動ターンに積み技を使ってくることがあるため注意。
エレザードの散り際に一発当てたり、バトルに勝つときの最後の一発として使うなら役立つこともあります。 - めざめるパワー氷:
エレザードの多くの攻撃技に耐性を持つドラゴンや草相手の弱点を突けます。またガブリアス・ランドロス・グライオンといった地面ポケモンの4倍弱点も突けます。 - とんぼがえり:
「ボルトチェンジ」と同様に交代読みで使えますが、電気技でないため地面ポケモンに無効化されないのが特徴です。「とんぼがえり」は物理技で、エレザードの攻撃が低いため威力には期待できません。 - へびにらみ:
相手をまひ状態にできる補助技。「でんじは」と異なり地面ポケモンにも無効化されないのが特徴です。XYで強化され、命中率が100になりました。
ラティオスなど素早いアタッカーに交代読みで当てられれば、相手の戦略を大きく崩せます。 - かいでんぱ:
相手の特攻ランクを2段階下げられる変わった技。ラティオスなどの特殊アタッカーに交代読みで当てれば効果的です。 - みがわり:
交代読みで使えば、相手の交代先のポケモンを確認してから適切な技を選択できます。相手が使う状態異常技を避けることもできます。
【雨アタッカー型】
- 特性 :
- かんそうはだ
- 性格 :
- おくびょう
- 努力値:
- 特攻252 素早さ252
- 持ち物:
- いのちのたま/こだわりメガネ/たつじんのおび/たべのこし
- 確定技:
- かみなり/なみのり
- 選択肢:
- ボルトチェンジ/くさむすび/きあいだま/あくのはどう/めざめるパワー氷/
あまごい/へびにらみ/みがわり
◆型について
- エレザードは特性や覚える技が雨天候と相性がいいポケモンです。ポケモンXYでは特性「あめふらし」で雨が永続しなくなってしまいましたが、天気をなるべく雨にしていくことでエレザードが有利に立ち回れます。他のパーティメンバーは特性「あめふらし」のニョロトノをはじめ、「あまごい」を使えるポケモン、雨天候を利用できるポケモン、メガリザードンYやバンギラスといった天気を変えてくる相手に強いポケモンなどにします。
- エレザードは特性「かんそうはだ」により雨下で毎ターン最大HPの1/8だけ回復できます。相手の水技読みで繰り出したときの回復と合わせ、かなりの回復量が期待できます。
- 天気が雨のとき、エレザードは高威力の必中「かみなり」をメインウェポンにでき、サブウェポンの「なみのり」も火力アップするためアタッカーとしてより期待できます。ただし「かみなり」は天気なしのとき命中率が70と低く、晴れにされると命中50と最悪です。
◆特性について
- 特性「かんそうはだ」により水技を受けたとき最大HPの1/4回復できます。また天気が雨のとき毎ターン最大HPの1/8回復できます。
◆性格・努力値について
- エレザードの火力と素早さを生かすため、おくびょう最速+特攻全振りがベースです。
◆持ち物について
- いのちのたま:
技を縛られずに火力アップできます。反動ダメージがありますが、「かんそうはだ」の回復でカバー。 - こだわりメガネ:
大きく火力アップできますが、技が縛られるため撃ち逃げになりがちです。一旦バトルから引いた後、次にエレザードが出たとき天気が雨でないとピンチになることも。 - たつじんのおび:
水ポケモンに撃つ電気技など、効果抜群の技を強化できます。 - たべのこし:
「かんそうはだ」の回復と合わせて延命します。
◆技について
「かみなり」「なみのり」「選択肢」「選択肢」という技構成です。
- かみなり:
雨下の必中メインウェポンで、ポケモンXYで威力が110に下がったものの強力です。天気が雨以外になると命中率が悪くなり安定しないため、いかに雨をキープできるかにかかっています・・・ - なみのり:
水技なので雨時に威力1.5倍になります。電気技を無効化してくる地面ポケモンに効果抜群で、そのほか電気技が効かない多くの相手に等倍以上のダメージを与えます。 - ボルトチェンジ:
相手の交代読みで使えば、交代先の相手にダメージを与えつつこちらも有利なポケモンに交換できます。また天気を晴れ等にされて「かみなり」の命中率が不安なときも安心して使える電気技です。 - くさむすび:
電気技+水技を無効化してくる「よびみず」トリトドンの4倍弱点を突け、ついでにバンギラスの弱点も突けます。 - きあいだま:
特性「すなおこし」で雨を解除してくるバンギラスの4倍弱点をつけます。 - あくのはどう:
ラティオス・ラティアスやゴースト相手の弱点を突けます。 - めざめるパワー氷:
ドラゴンや草相手の弱点を突け、ガブリアスなどの4倍弱点も突けます。 - あまごい:
エレザード自身で雨を降らせることもできます。 - へびにらみ:
素早い相手に交代読みで当てれば相手のアタッカーを1匹ダメにできます。 - みがわり:
交代読みで使えば、相手の交代先のポケモンを確認してから適切な技を選択できます。
【晴れアタッカー型】
- 特性 :
- サンパワー
- 性格 :
- おくびょう
- 努力値:
- 特攻252 素早さ252
- 持ち物:
- こだわりメガネ/いのちのたま/こだわりスカーフ/たべのこし
- 確定技:
- 10まんボルトorパラボラチャージ
- 選択肢:
- ボルトチェンジ/くさむすび/なみのり/きあいだま/あくのはどう/
めざめるパワー氷/めざめるパワー炎/エレキフィールド/へびにらみ
◆型について
- エレザードは隠れ特性「サンパワー」を持ち、天気が晴れのとき毎ターン最大HPの1/8のダメージを受けつつ特攻を1.5倍にできます。エレザードは攻撃範囲がそこそこ広いこともあり、晴れ下のアタッカーとして期待できます。
晴れ下では炎技が強化されるため、炎ポケモンが高火力メインウェポンのアタッカーとなります。一方特性「サンパワー」のポケモンは、炎ポケモンと異なりサブウェポンを含む全ての技が強化されるのがメリットです。 - ポケモンXYでは特性「ひでり」で起こした晴れが永続せず、5ターンで終わってしまいます。「ひでり」で天気を晴れにできるポケモンはメガリザードンYやキュウコンですが、これらのポケモンは交代で何度も場に出しにくいポケモンです。晴れターンは貴重なので、晴れ時にエレザードを場に出すことに成功したら全力で攻撃しましょう。
晴れが切れたときのために「にほんばれ」を覚えるポケモンをパーティに入れておく手もあります。残念ながらエレザード自身は「にほんばれ」を覚えません。
◆特性について
- 夢特性「サンパワー」により特攻を強化できます。HPが毎ターン減っていくため短命になりがちなのがデメリットです。
◆性格・努力値について
- エレザードの火力と素早さを生かすため、おくびょう最速+特攻全振りがベースです。
◆持ち物について
- こだわりメガネ:
「サンパワー」+「こだわりメガネ」で超火力で攻撃できます。技が縛られるためエレザードの攻撃範囲の広さを生かしにくいです。 - いのちのたま:
技を縛られずに火力アップできますが、「サンパワー」+「いのちのたま」の反動はかなり辛いです。 - こだわりスカーフ:
エレザードの攻撃範囲の広さを生かしにくくなりますが、素早いポケモンとのタイマン戦に強くなります。 - たべのこし:
「サンパワー」で体力が削られるのを遅らせることができるアイテムです。火力アップができないことと、味方の耐久ポケモンと取り合いになるのが微妙。
◆技について
「10まんボルトorパラボラチャージ」「選択肢」「選択肢」「選択肢」という技構成です。
- 10まんボルト・パラボラチャージ:
メインウェポンの電気技です。
「10まんボルト」はデメリット効果のない安定技。電気技には高威力の「かみなり」もありますが、晴れ時は命中50になってしまうので使えません。
「パラボラチャージ」では「サンパワー」の反動ダメージを回復することに期待できますが、低威力なのであまり回復できないことが多いです。 - ボルトチェンジ:
相手の交代読みで使ったり、エレザードが先制でダメージを与えつつ後続のアタッカーに交代できます。後続アタッカーも晴れを生かせるポケモンを準備しておくとマルです。 - くさむすび:
トリトドンなど地面ポケモンの弱点をつけ、バンギラスの弱点も突けます。晴れ時は「なみのり」が弱体化してしまうので、地面ポケモン対策の技として重宝します。 - なみのり:
地面ポケモンに効果抜群ですが、晴れで威力が半分になるのが微妙です。相手に天気を晴れ以外に変えられたときは便利な技です。 - きあいだま:
特性「すなおこし」で晴れを解除してくるバンギラスの4倍弱点をつけます。 - あくのはどう:
ラティオス・ラティアスなどのエスパーや、ゴースト相手の弱点を突けます。 - めざめるパワー氷:
ドラゴンや草相手の弱点を突け、ガブリアスなどの4倍弱点も突けます。 - めざめるパワー炎:
エレザードが使える唯一の炎技で、晴れ時には威力90に上がります。草ポケモンに効果抜群で、ナットレイやハッサムの4倍弱点も突けます。 - エレキフィールド:
使用後5ターンの間、電気技の威力を1.5倍にできる技。うまく使えれば「サンパワー」の火力アップと合わせて強力です。 - へびにらみ:
素早い相手に交代読みで当てれば相手のアタッカーを1匹ダメにできます。
役割関係
【エレザードを繰り出せるポケモン】
【エレザードに繰り出されるポケモン】
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