メガジュカイン育成論
メガジュカインの育成論。ポケモンオメガルビーアルファサファイア (ORAS) 対応版。
メガジュカインの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
★ジュカインの育成法はジュカイン育成論の方を参照。
メガジュカインの基本データ
全国 No.254 メガジュカイン | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | 氷 | |||||||||||||||||||
×2 | 毒 飛 虫 竜 妖 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 地 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | 水 草 電 | ||||||||||||||||||||
無効 | |||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
ひらいしん | でんきタイプのわざを全て自分が受けて無効化し、特攻のランクが1段階上がる。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
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メガジュカインのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 メガジュカインを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
メガジュカインの特徴
【良いところ】
- メガジュカインはホウエン御三家草タイプの最終進化形、ジュカインがメガシンカした姿。メガシンカにより攻撃・特攻・素早さが大きく上がり、防御も少しだけ上がりました。
- メガジュカインは特性「ひらいしん」を持ち、電気技読みでの無償降臨ができます。同時に特攻ランクが1段階上がるため、電気技読みで繰り出せれば高い素早さからの全抜きも期待できます。
メガジュカインは素早さが売りのポケモンなのでマヒ状態にされるとピンチですが、特性「ひらいしん」を持つため「でんじは」でマヒ状態にされることはありません。 - メガジュカインは草/ドラゴンという珍しい組み合わせのタイプで、このタイプ構成のポケモンはメガジュカインだけです。メガジュカインは地面や水といったメジャータイプに耐性を持ちます。特に1/4耐性の水技・草技読みでの繰り出しに成功すれば、ダメージをかなり抑えられます。
- ジュカインはメガシンカで素早さが上がり、素早さ145族となりました。メガシンカ前は抜けなかったゲッコウガ・メガゲンガー・メガライボルト・メガミミロップなどを抜くことができ、撃ち合いに強くなりました。
【悪いところ】
- メガジュカインは弱点が6個もあり、特にメジャーな氷技に4倍弱点を持つのが痛いところ。メガジュカインはメガシンカで特殊耐久が上がらなかったこともあり、「れいとうビーム」や「めざめるパワー氷」にとても弱いです。水や電気といった相手にメガジュカインを繰り出すとき、氷技を使われると一撃で倒されてしまうことも。
水や電気ポケモンの流しを担当するとき、メガフシギバナやナットレイなどの草ポケモンと比べてメガジュカインは読み外しのダメージが大きいです。パーティに水や電気といった相手を対処できるポケモンがメガジュカイン以外にもいた方が安心です。 - メガジュカインは特性「ひらいしん」で電気技が無効になりますが、電気技には元から1/4耐性を持つため無効化の恩恵が少ないです。
また「ひらいしん」の特攻アップを狙うには、一旦ジュカインを繰り出しておき、予めメガジュカインにメガシンカしておく必要があります。このときメガジュカインの存在が確定するので、相手が「ひらいしん」を警戒して思ったように電気技を使ってくれないことがあります。
メガジュカインがいれば相手の電気技を抑制できるので、パーティにファイアローやギャラドスなど電気技に弱いポケモンを入れるとメガジュカインの恩恵を受けられます。 - 1回のバトルでメガシンカできるポケモンは1匹までなので、ジュカインをメガシンカさせると他の有用なメガシンカポケモンが使えなくなってしまいます。
メガシンカ前のジュカインはタイプ一致の草技が半減されやすく、特別火力が高いわけでもないため速攻アタッカーとしては微妙でした。よって現在はほぼ全てのジュカインがメガシンカするため、相手にメガシンカ枠がバレやすい欠点があります。
メガジュカインの型
【特殊エース型】
- 特性 :
- ひらいしん
- 性格 :
- おくびょうorむじゃきorせっかちorひかえめ
- 努力値:
- 特攻252 素早さ調整 残りHP
- 持ち物:
- ジュカインナイト
- 確定技:
- リーフストームorエナジーボールorくさむすび/りゅうのはどう
- 選択肢:
- きあいだま/めざめるパワー炎/じしん/けたぐり/いわなだれ/
みがわり/まもる/こうごうせい
◆型について
- 高い特攻と素早さを生かした特殊エース型です。先手を取りやすいため、バトル終盤に相手のポケモンが弱っていれば全抜きも狙えます。
- 特性「ひらいしん」とタイプ耐性を生かし、地面・水・電気などのポケモンに交代出しできます。電気技読みでの繰り出しに成功すれば無償降臨でき、特攻を1段階上げられます。しかしメガジュカインへの交代を相手に読まれ、タイプ不一致氷技を使われるとピンチです。
- 特殊エース型では特殊技をメイン使用しますが、タイプ一致技を半減してくる相手用のサブウェポンに物理技を入れてもOKです。物理技を入れる場合、性格は攻撃を下げない「むじゃき」「せっかち」も候補です。
◆特性について
- メガジュカインにメガシンカすると特性が「ひらいしん」になります。
- メガシンカ前のジュカインの特性は、「しんりょく」と隠れ特性の「かるわざ」から選択です。メガストーンを持つため絶対に発動しない「かるわざ」よりも「しんりょく」がオススメですが、すぐにメガシンカしてしまうためあまり関係ありません。
◆性格・努力値について
- 最速+特攻全振りがベースで先手必勝を狙います。
- 性格はおくびょうが基本ですが、物理技を使うなら攻撃が下がらないむじゃきorせっかちも候補です。
性格むじゃきでは特防が下がるため、水や電気といったタイプの特殊アタッカーに繰り出すとき受けるダメージが増えます。
性格せっかちでは防御が下がるため、地面タイプなどの物理アタッカーに繰り出すとき受けるダメージが増えます。また先制技は物理技が多いため、相手の先制技で倒されやすくなってしまいます。 - ひかえめ特攻特化にすると火力が上がりますが、素早さに全振りしても最速127族までしか抜けず、最速128~140族の相手が抜けなくなります。この素早さ帯にはメガゲンガー、メガライボルト、メガミミロップなどのメジャーポケモンがいます。
- 素早さを全振りにすると同速の145族にランダムで先手が取れますが、145族のメガスピアー、メガジュカイン、アギルダーはあまりメジャーではありません。そこで素早さを調整にし、余った努力値をHPに振って耐久を上げる手もあります。
以下は素早さ調整点の例です。【おくびょう・むじゃき・せっかち】
調整先 調整先の
ポケモン例必要努力値 素早さ実数値 最速130族抜き メガゲンガー 140 201 最速135族抜き メガライボルト
メガミミロップ180 206 最速140族抜き マルマイン 220 212 最速 - 252 216 【ひかえめ】
調整先 調整先の
ポケモン例必要努力値 素早さ実数値 最速120族抜き メガボーマンダ 196 190 最速122族抜き ゲッコウガ 212 192 - 素早さを最速にしない場合、素早さ調整の最高点は140族のマルマイン抜きです。しかしマルマインはあまりメジャーでないため、次点135族のメガライボルト・メガミミロップ抜きの方が実用的です。
◆持ち物について
- ジュカインナイト:
ジュカインをメガジュカインにメガシンカさせます。
◆技について
「リーフストームorエナジーボールorくさむすび」「りゅうのはどう」「選択肢」「選択肢」という技構成です。
- リーフストーム・エナジーボール・くさむすび:
タイプ一致の草技で、メガジュカインのメインウェポンです。
「リーフストーム」は威力130・命中90の草技で、使用後に特攻が2段階下がります。バトル中盤以前ならメガジュカインが後に引けるため、相手に大ダメージを与えたら交代して下がった特攻を回復できます。
「エナジーボール」は威力90・命中100の草技で、1割の確率で相手の特防を1段階下げます。「リーフストーム」と異なり特攻が下がらないため連打できますが、連打目的ならドラゴン技の「りゅうのはどう」もあります。また威力は「りゅうせいぐん」2発 (特攻ダウン込み) >「エナジーボール」2発です。
「くさむすび」は相手の体重が重いほど高威力となる変わった技で、最高威力120です。バンギラスやカバルドンなど重い相手には威力120が出て効果的ですが、ウォッシュロトムなど軽い相手には威力20となり安定しません。 - りゅうのはどう:
威力85のドラゴン技で、タイプ一致で連打できます。ドラゴン技では草技よりも多くの相手に等倍ダメージが入り、草技を半減するドラゴンの弱点を突けます。草技と同様、鋼ポケモンに半減される点は残念です。
メガシンカ前のジュカインはドラゴンタイプを持たないため、「りゅうせいぐん」を覚えることはできません。 - きあいだま:
威力120・命中70の格闘技で、1割の確率で相手の特防を1段階下げます。
格闘技は草技+ドラゴン技を半減してくる鋼ポケモンに効果抜群ですが、命中率が低いため危険です。バトル中盤以前の交代読み使用は安全ですが、バトル終盤のタイマン戦で外すと相手の反撃でメガジュカインが倒されてしまいがちです。 - めざめるパワー炎:
威力60の炎技で、鋼ポケモンに効果抜群です。「きあいだま」と異なり外れることはほぼありませんが、低威力なので4倍弱点専用です。炎技ではナットレイやハッサム等の4倍弱点を突けます。
めざめるパワーのタイプは個体値で決まりますが、めざめるパワーが炎になるには素早さ個体値が偶数である必要があります。そのため素早さ個体値をV (31) にできず、同速ポケモンとのタイマン戦に弱くなります。メガジュカインの場合は同速ポケモンはあまりメジャーでないため、素早さ個体値を30にしてもあまり問題はありません。
メガジュカインはタイプ一致の「りゅうのはどう」が使えるため、ドラゴン対策の「めざめるパワー氷」はなくても大丈夫です。 - じしん:
威力100の物理地面技で、鋼ポケモンの弱点を突けます。そのほか草技を半減してくる炎や毒といった相手にも効果抜群です。メガジュカインは特殊地面技の「だいちのちから」を覚えられないため地面技は物理技の「じしん」になります。
この型でメガジュカインは攻撃に振っておらず、鋼ポケモンは防御>>特防であることが多いため、一般的に特殊技の「きあいだま」の方が有効です。「じしん」は「きあいだま」と異なりほぼ外れないこと、最メジャー鋼ポケモンといえるギルガルドに無効化されないこと、ヒードランの4倍弱点を突けることが特徴です。しかしギルガルドへのダメージは「めざめるパワー炎」とほぼ同じです。ヒードランに至っては、メガジュカインの性格が攻撃↓の場合、4倍弱点の「じしん」より「きあいだま」のダメージの方が大きくなってしまいます。 - けたぐり:
相手が重いほど高威力となる物理格闘技です。格闘技は鋼ポケモンに効果抜群で、バンギラスの4倍弱点も突けます。バンギラスは草技でも弱点を突けますが、砂嵐で特防が上がっているため物理技の「けたぐり」の方がダメージが大きいです。
特殊技の「きあいだま」と異なりほぼ外れませんが、鋼ポケモンには防御>>特防のポケモンが多いため特殊技の方が有効です。
鋼ポケモンには重いポケモンが多いため、威力にはそこそこ期待できます。メジャーな鋼のギルガルドに無効化されるほか、クチートやメタグロスなど格闘技で弱点を突けない鋼ポケモンもいることには注意。 - いわなだれ:
威力75・命中90の物理岩技で、3割の確率で相手をひるませます。岩技では草技に耐性を持つ炎・飛行・虫といったタイプの弱点を突けます。
岩技ではメガリザードンYやファイアローの4倍弱点を突けます。ファイアローは特性「はやてのつばさ」で先制飛行技を使ってくるため、メガジュカインはタイマン戦に勝てません。ファイアローには交代読みで当てる必要がありますが、低威力のため読み外して他のポケモンに当たるとあまりダメージを与えられません。 - みがわり:
最大HPの1/4を削ってみがわり人形を出します。交代読みで使えば相手の交代先を確認してから技を選択できるほか、相手の補助技を避けられます。 - まもる:
メガシンカターンに使うことで安全にメガシンカできます。「まもる」があればメガシンカ前にメガボーマンダ、ゲッコウガ、メガゲンガー、メガライボルトなどのポケモンに倒されずにすみます。特に素早さに性格補正をかけない場合、メガシンカ前に最高104族までしか抜けないためメガシンカするまで危険が伴います。
他にも相手の技を調べたり、メガミミロップの「ねこだまし」などを避けることができます。 - こうごうせい:
最大HPの半分を回復しますが、天気によって回復量が変わります。交代読みで回復すればメガジュカインを長持ちさせられます。
水や電気ポケモンの流し際に使うと、読み外して相手が居座ったときに氷技を使われ、メガジュカインが倒される危険があります。
役割関係
【メガジュカインを繰り出せるポケモン】
【メガジュカインに繰り出されるポケモン】
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