メガスピアー育成論

メガスピアーの育成論。ポケモンオメガルビーアルファサファイア (ORAS) 対応版。

メガスピアーの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。

メガスピアーの基本データ

全国 No.015 メガスピアー
メガスピアー 分類 : どくばちポケモン
タイプ : むし/どく
高さ : 1.4 m
重さ : 40.5 kg
種族値 タイプ相性
HP 65
攻撃 150
防御 40
特攻 15
特防 80
素早さ 145
×4
×2 炎 飛 岩 超
×1/2 毒 虫 妖
×1/4 草 格
無効
特性
てきおうりょく 自分のタイプと同じタイプの技の威力が2倍になる。
隠れ特性 (夢特性)
-

メガスピアーのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 メガスピアーを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。

メガスピアーの特徴

【良いところ】

  • スピアーは初代のポケモン赤緑からいたポケモンで、毛虫ポケモンビードルの最終進化形です。ポケモンORASで突然メガシンカを獲得し、攻撃と素早さ種族値が大きく上がりました。逆に特攻は下がってしまいましたが、特殊技を使うことはないので関係ありません。
  • メガスピアーは特性「てきおうりょく」を持つため、タイプ一致技が強力になります。通常のポケモンがタイプ一致技を使うと威力1.5倍で攻撃できますが、特性「てきおうりょく」のポケモンがタイプ一致技を使うと威力2倍で攻撃できます。このためメガスピアーは、タイプ一致の虫技や毒技を通常の4/3倍 (1.33倍) の威力で使用できます。
  • スピアーはメガシンカで素早さが上がり、素早さ145族となりました。これによりほとんどのポケモンを抜くことができ、素の素早さでメガスピアーに勝てるメジャーポケモンは存在しません。
  • メガスピアーは低耐久のポケモンですが、5つのタイプ耐性を生かせば交代出しができないわけではありません。特にフェアリーポケモンが使う特殊技読みで繰り出せれば、タイプ一致の毒技で相手に圧力をかけられます。

【悪いところ】

  • スピアーは元から耐久が低いポケモンでしたが、メガシンカしても耐久種族値は上がらなかったので紙耐久のままです。特に物理耐久がとても低いことは痛く、攻撃力の高い相手の先制技で倒されてしまいやすいです。
    スピアーは合計種族値がとても低いポケモンでしたが、メガシンカ後も合計種族値は低めに抑えられています。メガシンカポケモンでメガスピアーよりも合計種族値が低いポケモンはメガクチートとメガヤミラミだけです (メガクチートは特性で攻撃が上がるため実質メガヤミラミだけです) 。
  • 1回のバトルでメガシンカできるポケモンは1匹までなので、スピアーをメガシンカさせると他の有用なメガシンカポケモンが使えなくなってしまいます。メガシンカポケモンには高火力のアタッカーや能力バランスの良いポケモンが揃うため、どのポケモンをメガシンカさせるか迷うところです。
  • スピアーはメガシンカしないと対人戦では辛すぎるため、ほぼ全てのスピアーがメガシンカしています。そのため相手にこちらのメガシンカ枠をとても読まれやすい欠点があります。

メガスピアーの型

【物理エース型】

特性 :
てきおうりょく
性格 :
ようきorいじっぱり
努力値:
攻撃252 素早さ調整 残り防御
持ち物:
スピアナイト
確定技:
どくづき/とんぼがえり
選択肢:
ドリルライナー/はたきおとす/シザークロス/ミサイルばり/とどめばり/
つるぎのまい/みがわり/まもる

◆型について

  • 高い攻撃と素早さを生かした速攻アタッカーです。バトル終盤にメガスピアーに先手を取れる相手がいなければ全抜きも狙えます。
    メガスピアーは耐久が低いため、相手に先手を取られるとピンチです。相手の先制技、「りゅうのまい」、「こだわりスカーフ」などには警戒が必要です。
  • メガスピアーは攻撃種族値が150と高いですが、威力100を越える物理技を「ギガインパクト」しか覚えません。よって特性「てきおうりょく」と合わせても、他の物理アタッカーと比べて特別火力が高いわけではありません。
  • メガスピアーはタイプ一致の虫技+毒技で弱点を突けるタイプにメジャーなものが少ないです。また虫技+毒技に両方耐性を持つ相手が多く、一致技の相性補完が良くない点もアタッカーとしてはマイナスです。
  • メガスピアーは耐久の低さから、先制攻撃で相手を倒し切れないと反撃で倒されてしまいやすいです。よってメガスピアーよりも素早い相手だけでなく、体力満タンの相手との戦いも苦手です。メガスピアーが活躍するには、相手の残りポケモンがメガスピアーよりも遅く、体力がある程度減っている必要があります。
  • メガスピアーは低耐久とはいえ、フェアリー特殊技や、1/4耐性を持つ格闘技や草技に対しての交代出しができないわけではありません。しかし交代を読まれてメガスピアーの弱点技を使われると一撃で倒されてしまいやすく危険です。特に格闘ポケモンは交代読みで岩技を使うことがあるので要注意。読み外してメガスピアーを失わないために、メガスピアーの弱点技を持つ相手にはできるだけ死に出しから出したいところです。
  • メガシンカ前のスピアーは素早さ種族値75と遅めなので、メガシンカターンに相手に先制攻撃されて危険です。相手の交代ターンにメガシンカすれば安全ですが、スピアーがタイマン戦で有利となれる状況が少なく、そもそも相手が交代してくれません。初ターンに「まもる」を使えば安全にメガシンカできますが、メガシンカするだけで技枠を1つ消費していることになります。

◆特性について

  • メガスピアーにメガシンカすると特性が「てきおうりょく」になります。
  • メガシンカ前のスピアーの特性は、通常特性の「むしのしらせ」と隠れ特性の「スナイパー」から選択です。すぐにメガシンカしてしまうためあまり関係ありませんが、発動チャンスのほとんどない「スナイパー」よりも「むしのしらせ」の方がオススメです。

◆性格・努力値について

  • 性格・努力値は、攻撃全振り+ようき最速がベースです。
  • 性格をいじっぱりにすると火力が上がりますが、素早さに全振りしても最速127族までしか抜けず、最速128~140族が抜けなくなります。この素早さ帯にはメガゲンガーやメガミミロップなどのメジャーポケモンがいます。メガスピアーは相手に先制できないと負けてしまうため、先制しやすい性格ようきの方がオススメです。
  • メガスピアーの素早さに全振りすると、同速のメガジュカインとアギルダーとのタイマン戦や、メガスピアー対決となってしまったときランダムで先手が取れます。しかしこれらのポケモンはどれもあまりメジャーではないため、素早さを落として余った努力値を防御に振ってもOKです。
    以下は素早さ調整点の例です。

    【ようき】

    調整先 調整先の
    ポケモン例
    必要努力値 素早さ実数値
    最速130族抜き メガゲンガー 140 201
    最速135族抜き メガミミロップ
    メガライボルト
    180 206
    最速 - 252 216
    努力値調整は個体値Vを仮定しています。
  • メガスピアーは相手の先制技で倒されやすいポケモンですが、防御にある程度振っておくことで先制技を耐えやすくなります。
    以下は防御調整点の例です。
    調整先 調整先の
    ポケモン例
    必要努力値 素早さ実数値
    攻撃特化150族の
    タイプ一致「バレットパンチ」耐え
    (「テクニシャン」込み)
    メガハッサム 28 64
    攻撃特化130族@こだわりハチマキの
    タイプ一致「バレットパンチ」耐え
    (「テクニシャン」込み)
    ハッサム 212 87
    攻撃特化105族の
    タイプ不一致「ふいうち」耐え
    (「ちからもち」込み)
    メガクチート 220 88
    努力値調整は個体値Vを仮定しています。
  • 攻撃特化マリルリの「ちからもち」+「アクアジェット」、攻撃特化ハッサムの「テクニシャン」+「バレットパンチ」程度の火力なら耐久無振りでも耐えられます。しかし「こだわりハチマキ」を持つ相手や「つるぎのまい」などを積んだ相手の先制技を耐えることは厳しいです。また物理アタッカーの「ふいうち」を耐えるのはタイプ不一致でも厳しいです。

◆持ち物について

  • スピアナイト:
    スピアーをメガスピアーにメガシンカさせます。

◆技について

「どくづき」「とんぼがえり」「選択肢」「選択肢」という技構成です。

  • どくづき:
    元の威力80、「てきおうりょく」込みで威力160の毒技です。3割の確率で相手を毒状態にできます。
    メガスピアーが使える通常攻撃技では最高威力です。毒技では草やフェアリーといった相手の弱点を突けます。
  • とんぼがえり:
    元の威力70、「てきおうりょく」込みで威力140の虫技です。メガスピアーは攻撃後に控えに戻り、別な控えポケモンの中から任意1匹が代わりにバトルに出ます。虫技では、毒技に耐性を持つ地面や岩といった相手に等倍ダメージを入れられます。
    メガスピアーは先制攻撃で相手を倒し切れないと相手の反撃で倒されてしまいやすいですが、「とんぼがえり」を使えば相手にダメージを与えつつ逃げることができ、反撃で倒されることがありません。また「とんぼがえり」のターンに相手が交代してきたとき、交代先の相手を見てからこちらも別なポケモンに交代できます。
    メガスピアーはとても繰り出しにくいポケモンなので、「とんぼがえり」で手持ちに戻ってしまうと次にいつバトルに出られるか分かりません。そういう意味ではメガスピアーとは相性の悪い技でもあります。
  • ドリルライナー:
    威力80の地面技で、急所に当たりやすいです。地面技はメガスピアーのタイプ一致毒技+虫技両方に耐性を持つ鋼や毒といった相手に効果抜群です。ゴーストにも等倍ダメージを入れることができ、一番メジャーなゴーストであるギルガルドとメガゲンガーの弱点を突けます。
  • はたきおとす:
    威力65の悪技です。相手がメガストーン以外の持ち物を持っていると威力97に上がり、相手の持ち物を叩き落してそのバトル中は使えなくできます。
    悪技は毒技+虫技を半減してくるゴーストに効果抜群です。また交代読みで使い、ファイアローの「こだわりハチマキ」などを落として戦略を崩せます。
  • シザークロス・ミサイルばり:
    タイプ一致の虫技で、「とんぼがえり」と異なり連打できます。虫技では確定技の「とんぼがえり」の方が使いやすく、タイプ一致技は毒技もあるため優先度は低いです。
    「シザークロス」は威力80、「てきおうりょく」込みで威力160の通常攻撃です。
    「ミサイルばり」は威力25、「てきおうりょく」込みで威力50の2~5回連続攻撃です。2~3回になる方が4~5回になるよりも確率が高く設定してあるため、平均約3回連続攻撃となります。威力期待値は「てきおうりょく」込みで158になり、「シザークロス」とほぼ同じです。運良く5回連続攻撃が出れば威力250に達するため、運が絡みますが「シザークロス」より使いどころがあります。また「ミサイルばり」は連続攻撃のため、相手の「みがわり」「がんじょう」「きあいのタスキ」対策にもなります。
  • とどめばり:
    威力30の虫技で、この技で相手を倒すとメガスピアーの攻撃が2段階上がります。成功すれば攻撃しながら「つるぎのまい」を積んだことになりますが、威力が低すぎて相手を倒しきれないことが多くあまりオススメできません。
  • つるぎのまい:
    攻撃を2段階上げられる積み技で、「とどめばり」と異なり確実に攻撃力を上げられます。基本的に相手の交代読みで積みますが、読み外して相手が居座るとそのままメガスピアーが倒されてしまったりします。メガスピアーは物理エースの中で特に突破力が高いわけではないため、相手を流す力が弱く居座りを招きやすいです。
  • みがわり:
    相手の交代読みで使うことで、交代先の相手を確認してから攻撃技を選択できます。また「でんじは」などの補助技を避けるのにも役立ちます。
  • まもる:
    使ったターンは相手の全ての攻撃技・補助技を受けなくなります。スピアーが場に出て1ターン目はメガシンカしておらず、相手の先制攻撃で倒されてしまいやすいです。このとき「まもる」があれば、メガシンカするまでほぼ確実に生き延びることができます。

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